洋食の命とも言える深いコクとうまみが凝縮された、大宮勝雄さんのレシピ「ドミグラスソースのストック」をご紹介します。本格的な洋食をご家庭で再現したい方にぴったりの、まさにプロ直伝の本格ソースです。
牛ひき肉をたっぷり1kg使用し、赤ワイン1本と無塩トマトジュースを惜しげもなく投入してじっくりと煮込むことで、レストランで味わうような重厚なうまみを生み出しています。
また、にんじん、セロリ、たまねぎといった香味野菜を強火でしっかりと15〜20分間炒めて香ばしい焼き色をつける工程が、ソースに深い奥行きを与えます。さらに、小麦粉を電子レンジで茶色くなるまで加熱してからルーを作るというユニークなアプローチにより、焦がす失敗を防ぎながら香ばしさを引き出せるのも特徴です。
休日に時間をかけてじっくりと煮込み、完成したドミグラスソースのストックは、ビーフシチューやハンバーグ、オムライスなど、あらゆる洋食メニューをワンランクもツーランクも格上げしてくれます。大宮勝雄さんの計算し尽くされた極上の味わいを、ぜひご自宅のキッチンで体感してみてください。
【大宮勝雄さんのレシピ】ドミグラスソースのストックの作り方
Course: ソース・調味料Cuisine: 洋食10
servings20
minutes3
hours40
minutes500
kcal240
minutes洋食の命とも言える深いコクとうまみが凝縮された、大宮勝雄さんのレシピ「ドミグラスソースのストック」をご紹介します。本格的な洋食をご家庭で再現したい方にぴったりの、まさにプロ直伝の本格ソースです。
材料
にんじん 1本
セロリ(茎) 1本
たまねぎ 1コ
ミニトマト 1パック(約200g)
牛ひき肉 1kg
赤ワイン 1本(750ml)
トマトジュース(食塩無添加) 1本(900g)
ローリエ 1枚
小麦粉 100g
サラダ油
作り方
- にんじんは皮をむき、セロリ、たまねぎとともに1cm角に切る。ミニトマトはヘタを取って半分に切る。
- フライパンにサラダ油大さじ3を熱し、にんじん、セロリ、たまねぎを入れ、混ぜながら強火で15~20分間炒める。
- 野菜にしっかりと焼き色がついたらミニトマトを加え、炒め合わせる。
- 牛ひき肉を加え、混ぜながら強火で炒め合わせ、あらかた火を通す。
- 4 を深めの鍋に移して強火にかけ、赤ワイン、トマトジュースを加え、ひき肉をほぐして混ぜ、うまみを引き出す。
- 水2リットルを加え、ローリエを折って加え、煮立たせる。中火にし、様子を見ながら3時間煮る。途中、半量くらいになったら、煮込みはじめたときの分量になるまで水適量を加える(差し水)。煮上がる30分前まで差し水を繰り返す。
- 耐熱皿に小麦粉を広げ、電子レンジ(600W)に約12分間、小麦粉が茶色に色づくまでかける。途中、2分ごとに取り出し、フォークでかき混ぜる。かき混ぜて茶色になれば、それでよい。色づきはじめたら、焦げやすいので注意。
- 7 をフライパンに入れて弱火にかけ、サラダ油大さじ8強を加えて溶き混ぜ、ルーをつくる。
- 6 の鍋からソースをカップ2取り分け、こし器を通して 8 に加え、ルーとなじませる。これを 6 の鍋に加え、混ぜ合わせる。
- 9 をこして具とルーの粉っぽさを除き、別の鍋に移す。ソースをほぼこし取ったら、こし器に残った具に水少々を回しかけ、具に残ったうまみをソースに落とし入れる。
- 10 を中火にかけ、トロリとするまで10~20分間煮る。
メモ
- 大宮勝雄さんのレシピ (ドミグラスソースのストック)
ドミグラスソースのストックを美味しく作る3つの極意
香味野菜は強火で15~20分間炒めてしっかり焼き色をつける
にんじん、セロリ、たまねぎを1cm角に切り、サラダ油大さじ3を熱したフライパンで強火で15~20分間炒める工程は、ドミグラスソースの風味を決定づける最重要ポイントです。
野菜にしっかりと焼き色をつけることで、メイラード反応による香ばしさと奥深いコクが生まれ、ソース全体のベースとなるうまみが形成されます。焦がさないように常に混ぜながらも、しっかりと焼き色(キャラメリゼ)をつけることを意識してください。
このひと手間を惜しまず、十分に野菜の甘みと香りを引き出してからミニトマトを加えることで、プロの味に仕上がります。
小麦粉は電子レンジ(600W)で約12分間加熱して茶色くする
ブラウンルーを作る際、鍋で直接小麦粉を炒めると焦がしてしまうリスクがありますが、このレシピでは電子レンジを活用します。耐熱皿に100gの小麦粉を広げ、600Wの電子レンジで合計約12分間加熱します。重要なのは、2分ごとに取り出してフォークでかき混ぜることです。
これにより、熱が均一に入り、焦げ付きを防ぎながらムラなく美しい茶色に色づけることができます。色づき始めると一気に焦げやすくなるため、後半は特に注意深く観察してください。この茶色くなった小麦粉にサラダ油大さじ8強を弱火でなじませることで、香ばしいルーが完成します。
3時間煮込み、半量になったら差し水を繰り返す
鍋に赤ワイン、トマトジュース、水2リットルとローリエを加えて煮立たせた後、中火で様子を見ながら3時間という長時間をかけてじっくり煮込みます。この長時間の煮込みによって、牛ひき肉や香味野菜からのうまみがソースに完全に溶け出します。
煮込みの途中で水分が蒸発して半量くらいになったら、煮込み始めたときの分量になるまで適量の水を加える「差し水」を行います。これを煮上がる30分前まで繰り返すことで、素材の成分がじっくりと抽出され続け、味が凝縮されすぎずに理想的な濃度とうまみのバランスを保ったストックに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
大宮勝雄さんのレシピで作る本格的なドミグラスソースのストックは、それ自体が重厚で複雑なうまみを持っているため、このソースを使った料理(ビーフシチューやハンバーグなど)には、しっかりとしたボディの赤ワインが最高のマリアージュを生み出します。
特におすすめなのは、フランス・ボルドー産のカベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたフルボディの赤ワインです。ワインの持つ豊かなタンニンと黒系果実の凝縮された香りが、ソースの牛肉のうまみや赤ワインの風味と同調し、口の中で深い余韻を残します。
また、スパイシーなニュアンスを持つオーストラリア産のシラーズや、まろやかで果実味豊かなメルローベースのワインも、ソースのコクを優しく包み込んでくれます。少し冷やした軽めの赤ワインよりも、常温に近い温度で提供される重口の赤ワインを選んでみてください。
保存テクニックと温め直し方
完成したドミグラスソースのストックは、粗熱をしっかりと取ってから保存します。冷蔵庫で保存する場合は、密閉容器に入れて3〜4日以内に使い切るようにしてください。長期保存する場合は冷凍保存が適しています。1回に使う分量(カップ1杯程度など)ごとに小分けにして、冷凍用の保存袋や密閉容器に入れます。
冷凍庫で約1ヶ月間風味を保ったまま保存が可能です。使用する際は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍するか、電子レンジの解凍モードで解凍してから加熱してください。小分けにしておけば、オムライスやハンバーグなど、使いたい時にさっと本格的な味が楽しめます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
大宮勝雄さんのレシピによる「ドミグラスソースのストック」は、家庭料理をプロの味わいへと昇華させる魔法のような万能ソースです。1kgもの牛ひき肉と赤ワイン1本を贅沢に使用し、強火でしっかりと焼き色をつけた香味野菜とともに3時間じっくりと煮込むことで、圧倒的なコクと深みを生み出しています。
小麦粉を電子レンジで加熱してルーを作るという画期的な手法により、焦がす失敗を減らしつつ豊かな香ばしさを実現している点もこのレシピの大きな魅力です。完成したストックはこし器を通して滑らかに仕上げられ、極上の舌触りを楽しめます。休日の時間を使ってたっぷりと仕込んでおけば、冷凍保存も可能。
ビーフシチュー、ハンバーグ、ハヤシライスなど、様々なお料理に展開でき、いつもの食卓を高級洋食店のような特別な空間に変えてくれる素晴らしいレシピです。
