今回ご紹介するのは、テレビや雑誌でも大活躍されている人気料理研究家・きじまりゅうたさん直伝の「チーズ in げんこつカツ」のレシピです。薄切りの豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)を何枚も重ね合わせて作ることで、まるでげんこつのような大ボリュームで柔らかな食感を生み出します。
中にはたっぷりのスライスチーズと爽やかな青じそが隠れており、一口かじれば、サクサクの衣の中からとろりとした濃厚なチーズが溢れ出します。さらに、内側にコチュジャンを少し塗るのが、きじまりゅうたさんのレシピならではの隠し味です。
このピリッとしたコクが、豚肉の旨味やチーズのまろやかさと見事に調和し、ご飯が止まらなくなる美味しさに仕上がります。しゃぶしゃぶ用のお肉を使うことで、火の通りも早く、厚切り肉で作るトンカツよりも噛み切りやすいため、小さなお子様からお年寄りまでご家族みんなで楽しめるのも嬉しいポイント。
少ない油でフライパンで揚げ焼きにできるので、後片付けの負担も軽減されます。今夜のメインディッシュに、ぜひこの大満足の一品を作ってみてはいかがでしょうか。
【きじまりゅうたさんのレシピ】チーズ in げんこつカツの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes10
minutes715
kcal25
minutes今回ご紹介するのは、テレビや雑誌でも大活躍されている人気料理研究家・きじまりゅうたさん直伝の「チーズ in げんこつカツ」のレシピです。薄切りの豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)を何枚も重ね合わせて作ることで、まるでげんこつのような大ボリュームで柔らかな食感を生み出します。
材料
スライスチーズ 8枚(約130g)
豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用) 16枚(250g)
青じそ 8枚
コチュジャン 小さじ2
キャベツ(せん切り) 適量
揚げ油
【衣】
【A】
小麦粉 大さじ2
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
溶き卵 1コ分
パン粉 カップ1/2
作り方
- スライスチーズは2枚1組にして重ね、四つ折りにする。青じそも2枚1組にして重ね、四つ折りにする。それぞれ4組ずつできる。
- 豚肉2枚を広げて十文字に重ね、交差する部分にコチュジャンの1/4量を塗る。その上に 1 の青じそ・チーズ各1組を順にのせ、肉を折りたたんで包む。
- ポイント
- チーズも青じそも2枚重ねて折っているので、ボリュームが出る。 十文字にした下側の肉から折り、四方から包む。
- 2 に豚肉1枚をのせ、肉の隙間を覆って具材を隠すように巻きつける。さらに豚肉をもう1枚巻きつけて形を整え、具材をすっぽりと包み込む。
- ポイント
- 新たな肉を巻きつけ、揚げる間に隙間からチーズが流れ出るのを防ぐ。
- 残りも 2 ~ 3 と同様にして、計4コつくる。
- 衣の【A】は混ぜ合わせる。 4 を【A】、溶き卵、パン粉の順にまぶして衣をつけ、5分間ほどおいてなじませる。
- フライパンに揚げ油を2cm深さまで注いで160℃に熱し、 5 を入れて上下を返しながら7~8分間、きつね色になるまで揚げる。網に取り出して油をきり、少しおいて落ち着かせる。器に盛り、キャベツを添える。
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (チーズ in げんこつカツ)
チーズ in げんこつカツを美味しく作る3つの極意
チーズの流出を防ぐ、豚肉の「二重巻き」テクニック
このレシピの最大の魅力である「とろけるチーズ」を逃さず、美しいげんこつ型に仕上げるための最も重要な工程が、豚肉の巻き方です。まずは広げた豚肉2枚を十文字に重ね、コチュジャン、青じそ、チーズをのせて四方からしっかりと包み込みます。
しかし、これだけでは加熱中に隙間からチーズが溶け出してしまう危険があります。そこでポイントとなるのが、さらに豚肉を2枚追加して外側から巻きつける「二重巻き」のテクニックです。
最初の包み終わりや隙間を覆い隠すように、新しい肉をしっかりと巻きつけて形を整えることで、チーズをすっぽりと閉じ込めることができます。揚げる間に肉がキュッと縮んで密着し、肉汁とチーズの旨味を内側に完璧に閉じ込めることが可能になります。
チーズと青じその「四つ折り」で生み出す圧倒的なボリューム
薄切り肉を使っているとは思えないほどの「げんこつ」のような立体感と食べ応えを生み出す秘訣は、中に入れる具材の畳み方にあります。スライスチーズと青じそをそのまま平らに挟むのではなく、それぞれ2枚1組にして重ね、さらに「四つ折り」にしてから肉で包むのがポイントです。
こうすることで具材に高さと厚みが生まれ、それを包み込む豚肉も自然と丸くふっくらとした立体的な形状になります。また、チーズが何層にも重なり合う状態になるため、火が通ったときに一気に溶け出しすぎず、噛んだ瞬間に口の中で層になったチーズがとろりと崩れる絶妙な食感を生み出します。
青じそも重ねて折ることで爽やかな香りが凝縮され、豚肉の脂っぽさを和らげる素晴らしいアクセントになります。
少ない油でサクサクに!160℃の低温揚げ焼きと衣のなじませ
分厚いカツを中までしっかり加熱し、かつ外側を焦がさずに美しいきつね色に仕上げるためには、揚げ油の温度と衣の扱いが鍵を握ります。パン粉をつけた後、すぐに揚げるのではなく「5分間ほどおいてなじませる」ことで、衣が豚肉にしっかりと密着し、揚げている途中で剥がれるのを防ぐことができます。
そして、フライパンに注ぐ油はわずか2cmの深さで十分です。温度は高すぎない160℃の低温に設定し、げんこつカツを入れて上下を返しながら7〜8分間かけてじっくりと揚げ焼きにしていきます。薄切り肉の層とチーズの間にゆっくりと熱が伝わり、外はサクサク、中はふっくらジューシーな仕上がりになります。
揚げた後はすぐに切らず、網の上で少し休ませて肉汁を落ち着かせるのも美味しさの秘訣です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
きじまりゅうたさんの「チーズ in げんこつカツ」は、豚肉の濃厚な旨味、とろけるチーズのコク、そしてコチュジャンのピリッとした甘辛さが絶妙に絡み合う、非常にパンチの効いた一品です。この味わいに合わせるなら、まずはよく冷えたビールや強炭酸のハイボールが定番にして最強の組み合わせと言えるでしょう。
炭酸の爽快感が揚げ物の油をスッキリと洗い流してくれます。ワインを合わせるなら、フルーティーでキレのある辛口のスパークリングワイン(例えば、スペインのカヴァやイタリアのプロセッコ)がおすすめです。
また、コチュジャンの風味に合わせて、少し果実味が豊かなロゼワインや、軽めの赤ワイン(ピノ・ノワールなど)を少し冷やして合わせるのも、豚肉の旨味とチーズの乳製品としてのまろやかさを引き立てる素晴らしいペアリングになります。
保存テクニックと温め直し方
サクサクの食感ととろけるチーズを楽しむため、できれば揚げたてのアツアツをお召し上がりいただくのが一番ですが、余ってしまった場合は保存も可能です。粗熱が完全に取れてから、1つずつラップで密閉し、冷蔵庫で2日程度保存できます。お弁当のおかずなど、すぐに食べない場合は冷凍保存もおすすめです。
温め直す際は、電子レンジで中心まで軽く温めた後、アルミホイルを敷いたオーブントースターで表面をカリッと焼き直すと、揚げたての衣のサクサク感がよみがえります。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、きじまりゅうたさんの「チーズ in げんこつカツ」の作り方をご紹介しました。しゃぶしゃぶ用の薄切り肉を使うことで、厚切り肉で作る本格的なトンカツよりも短時間で火が通り、柔らかく噛み切りやすい絶品のフライがご家庭で手軽に楽しめます。
コチュジャンを内側に忍ばせるというプロの技が、いつものチーズカツをワンランク上の味わいへと引き上げています。チーズが溢れ出ないように肉をしっかりと巻きつける工程は、まるで工作のように楽しく、ご家族でお料理をする際にもぴったりです。
少ない油でフライパン調理ができるため、揚げ物へのハードルもぐっと下がるはずです。たっぷりのせん切りキャベツとともに、ボリューム満点のげんこつカツをぜひ食卓でご堪能ください。
