今回は、人気料理家・ワタナベマキさんのレシピ「牛肉ときのこのミルクストロガノフ」をご紹介します。ロシアの伝統料理であるビーフストロガノフを、生クリームではなく身近な牛乳をベースに作り上げる、優しくもコク深い一皿です。
サワークリームの代わりに、一晩水切りしたプレーンヨーグルトを使用することで、さわやかな酸味とクリーミーさが加わり、本格的な味わいをご家庭で手軽に楽しむことができます。このレシピの魅力は、牛肉の旨味とたっぷり入ったきのこの風味が絶妙に絡み合う点です。
ワタナベマキさんのレシピでは、しめじとブラウンマッシュルームという2種類のきのこを使うことで、単調にならない複雑な香りと食感を生み出しています。また、玉ねぎを透き通るまでしっかりと炒めて自然な甘みを引き出すことも、味のベースを作る重要なポイントです。
さらに、バターとパセリを混ぜ込んだ風味豊かなバターライスが、ミルキーなソースをしっかりと受け止めます。特別な日のディナーとしてはもちろん、普段の食卓にも取り入れやすい心温まるレシピですので、ぜひワタナベマキさん直伝のこのミルクストロガノフに挑戦してみてください。
【ワタナベマキさんのレシピ】牛肉ときのこのミルクストロガノフの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings10
minutes15
minutes650
kcal25
minutes今回は、人気料理家・ワタナベマキさんのレシピ「牛肉ときのこのミルクストロガノフ」をご紹介します。ロシアの伝統料理であるビーフストロガノフを、生クリームではなく身近な牛乳をベースに作り上げる、優しくもコク深い一皿です。
材料
牛切り落とし肉 150g
たまねぎ 1コ(200g)
しめじ 50g
ブラウンマッシュルーム 6コ(100g)
にんにく(薄切り) 1かけ分
白ワイン カップ1/4
ご飯(温かいもの) 茶碗(わん)2杯分
パセリ(みじん切り) 大さじ1
プレーンヨーグルト(無糖) 大さじ4(紙タオルを敷いたざるに入れて一晩おき、水けをきる。)
オリーブ油 小さじ2
小麦粉 大さじ1
バター 15g
塩 少々
黒こしょう(粗びき) 少々
【A】
牛乳 180ml
しょうゆ 大さじ1
塩 小さじ1/3~2/3
作り方
- たまねぎは縦に薄切りにする。しめじは根元を除き、手でほぐす。マッシュルームは薄切りにする。
- ポイント
- きのこ類に多く含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれる大事なビタミン。2種類以上のきのこを使うと、味や食感にも幅が出る。
- フライパンににんにく、オリーブ油小さじ2を入れて中火にかける。香りがたったら 1 を加え、4~5分間しっかりと炒める。
- ポイント
- たまねぎは透き通るまでしっかりと炒めて、甘みと水分を引き出す。
- 牛肉に小麦粉大さじ1をまぶして 2 に加え、色が変わるまでほぐしながら炒める。白ワインを加えてひと煮立ちさせ、ふたをして弱火で7分間煮る。【A】を加え、煮立つ直前で火を止める。
- ご飯にバター、パセリ、塩少々を混ぜて器に盛る。 3 をかけてヨーグルトをのせ、黒こしょう少々をふる。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (牛肉ときのこのミルクストロガノフ)
牛肉ときのこのミルクストロガノフを美味しく作る3つの極意
2種類のきのこを使って風味と食感に奥行きを出す
ワタナベマキさんのこのレシピでは、しめじとブラウンマッシュルームの2種類のきのこを組み合わせて使用しています。きのこは種類によって香りや旨味の成分、そして加熱した際の食感が異なるため、複数種類を合わせることでソース全体の味わいに複雑さと深みが生まれます。
また、きのこ類に豊富に含まれるビタミンDは、牛乳やヨーグルトに含まれるカルシウムの吸収を助けてくれるという栄養面でのメリットもあります。お好みで他のきのこを混ぜても美味しいですが、まずはこの2種類の組み合わせが生み出す豊かな風味を味わってみてください。
玉ねぎはじっくりと透き通るまで炒め、甘みを引き出す
フライパンににんにくとオリーブ油を熱して香りを引き出した後、薄切りにした玉ねぎときのこ類を加えて4~5分間しっかりと炒める工程は、この料理の土台となる部分です。玉ねぎは加熱することで特有の辛味が抜け、水分が適度に飛んで自然な甘みが凝縮されます。
透き通るまでじっくりと炒めることで、牛乳ベースのあっさりとしたソースにコクと深い甘みをもたらします。焦がさないように中火で丁寧に炒め合わせ、素材の持つポテンシャルを最大限に引き出してください。
牛乳を加えた後は煮立たせず、まろやかなソースに仕上げる
牛肉に小麦粉をまぶして炒め、白ワインで蒸し煮にした後、最後に牛乳、しょうゆ、塩を合わせますが、ここで「煮立つ直前で火を止める」ことが非常に重要です。牛乳は強火でぐつぐつと煮立たせてしまうと、タンパク質が凝固して分離し、口当たりが悪くなってしまう原因になります。
とろみがついたソースをなめらかでクリーミーな状態に保つためには、火加減に注意し、ふつふつとしてきたらすぐに火から下ろすのがポイントです。隠し味のしょうゆが全体の味をまとめ、まろやかでご飯によく合う絶品ソースが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「牛肉ときのこのミルクストロガノフ」は、まろやかな牛乳のコクとヨーグルトの爽やかな酸味、きのこの旨味が特徴的な一皿です。このお料理に合わせるワインとしては、ふくよかな果実味と適度な樽香のある白ワイン、または軽やかな赤ワインがおすすめです。
白ワインであれば、フランスのブルゴーニュ地方やアメリカのカリフォルニア産「シャルドネ」がよく合います。乳製品のクリーミーなニュアンスと、シャルドネの持つバターのような風味が美しく調和し、きのこの土の香りも引き立ててくれます。
また、赤ワインを合わせる場合は、渋みが少なく酸味がきれいな「ピノ・ノワール」が最適です。牛肉の旨味に寄り添いながらも、ストロガノフのまろやかな味わいを邪魔することなく、心地よいマリアージュを楽しむことができます。ぜひお気に入りのグラスとともに、優雅なディナータイムをお過ごしください。
保存テクニックと温め直し方
「牛肉ときのこのミルクストロガノフ」が余った場合は、清潔な保存容器に入れ、粗熱がしっかり取れてから冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は2〜3日程度です。温め直す際は、電子レンジを使うか、小鍋に移して弱火でゆっくりと加熱してください。
強火で加熱すると牛乳が分離してしまう恐れがあるため注意が必要です。きのこや牛肉の食感が変わる可能性があるため、基本的には冷凍保存よりも冷蔵保存をおすすめします。ヨーグルトは食べる直前に添えるようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、ワタナベマキさん直伝の「牛肉ときのこのミルクストロガノフ」の作り方をご紹介しました。生クリームの代わりに牛乳を使い、水切りヨーグルトをトッピングすることで、濃厚でありながらも重すぎない絶妙なバランスを実現しています。
2種類のきのこから溢れる旨味と、透き通るまで炒めた玉ねぎの甘みがソースに溶け込み、ひと口食べるごとにホッと心が和むような味わいです。白ワインやしょうゆを使った奥深い風味は、バターとパセリを混ぜ込んだご飯との相性も抜群で、食卓を華やかに彩ってくれます。
スーパーで手に入る身近な食材だけで、特別な日のメインディッシュにもなる一品が作れます。ぜひこの記事を参考に、ワタナベマキさんのアイデアが詰まった美味しいミルクストロガノフをご家庭で再現してみてください。
