今回は、谷昇さんのレシピをご紹介します。丁寧な下ごしらえと火入れの技術が光る、絶品のロールキャベツの作り方です。ひき肉に塩を加えてしっかりと練り上げ、炒めて甘みを引き出したたっぷりの香味野菜を合わせることで、ジューシーで奥行きのある味わいに仕上がります。
さらに、キャベツを2枚重ねて包むことで、崩れにくく肉汁をしっかりと閉じ込める工夫が施されています。じっくりと時間をかけて煮込むことで、うまみが調和し、とろけるような食感と深いコクを楽しむことができます。特別な日のディナーにもぴったりな、本格的な味わいをぜひご家庭でお楽しみください。
【谷昇さんのレシピ】ロールキャベツの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食4
servings45
minutes2
hours207
kcal165
minutes今回は、谷昇さんのレシピをご紹介します。丁寧な下ごしらえと火入れの技術が光る、絶品のロールキャベツの作り方です。ひき肉に塩を加えてしっかりと練り上げ、炒めて甘みを引き出したたっぷりの香味野菜を合わせることで、ジューシーで奥行きのある味わいに仕上がります。
材料
キャベツ 1コ
水 約3カップ
【肉ダネ】
合いびき肉(冷やしておく) 400g
塩 小さじ2/3(4g)
黒こしょう(粗びき) 適量
トマトケチャップ 大さじ1
【A】
バター(食塩不使用) 40g
たまねぎ(みじん切り) 180g(約1コ)
にんじん(みじん切り) 100g(約1/2本)
セロリ(みじん切り) 25g(約1/3本)
作り方
- 【肉ダネ】をつくる。フライパンを中火にかけて【A】のバターを溶かし、たまねぎ、にんじん、セロリを入れ、甘みが出るまでゆっくり炒め、冷蔵庫で冷やしておく。
- キャベツは芯(しん)をくりぬく。深さのある大きめの鍋に湯を沸かし、キャベツの芯のほうを上にして入れ、軸が柔らかくなるまでゆでて氷水にとって水けをふく。
- ポイント
- 小さめの包丁を斜めに入れて、芯を円すい状にくりぬく。手を切らないように注意する。外葉から自然にはがれてくるので無理にはがさずに。軸が堅いと巻きにくいのでしっかりゆでて氷水にとる。
- ボウルにひき肉、塩を入れてよく練る。 1 の野菜類、黒こしょう、トマトケチャップを加え、さらに練り、8等分にする。
- ポイント
- ひき肉の粒がなくなって一体化するまで、そばを練るように手のひらの付け根で力強く練る。
- 2 のキャベツの軸の厚い部分をそぎ落とし、小さい葉と大きい葉に分ける。 3 を俵形に整え、小さい葉で包んでから、大きい葉の手前に置き、ひと巻きしてから両端の葉をかぶせてさらに巻く。
- ポイント
- 葉を2枚重ねるので、くずれにくいうえ、肉汁が流れ出るのも防げる。
- 鍋(直径24cm程度)に 4 の巻き終わりを下にしてきっちりと並べ入れ、水約カップ3(ヒタヒタになるくらい)を注いで強火にかける。沸騰したら弱めの中火にしてふたをする。竹ぐしが抵抗なく刺さり、煮汁が半量くらいになるまで2時間ほど煮る。
- ポイント
- 透き間なく並べると、肉とキャベツの間の空気が抜け、うまみが調和し一体化する。煮始めてから1時間くらいは、水分が足りなくなったらヒタヒタ程度まで水を足して煮る。
メモ
- 谷昇さんのレシピ (ロールキャベツ)
ロールキャベツを美味しく作る3つの極意
香味野菜をじっくり炒めて甘みを引き出す
フライパンにバターを溶かし、たまねぎ、にんじん、セロリのみじん切りを入れ、甘みが出るまでゆっくりと炒めます。炒めた野菜は冷蔵庫でしっかりと冷やしてから肉ダネに加えます。このひと手間によって野菜の自然な甘みとコクが引き出され、肉ダネ全体の味わいが深く豊かになります。
加熱後は完全に冷ますことで、ひき肉の脂肪分が溶けてしまうのを防ぎ、ジューシーさを保つことができます。
ひき肉を粘りが出るまで力強く練り上げる
ボウルに冷やしておいた合いびき肉と塩を入れてよく練り、さらに炒めた野菜類、黒こしょう、トマトケチャップを加えてさらに練り上げます。ひき肉の粒がなくなって一体化するまで、そばを練るように手のひらの付け根で力強く練るのがポイントです。
しっかりと練ることで肉の結着力が上がり、加熱したときに旨みや肉汁が外に逃げ出すのを防ぎ、ふっくらとした食感に仕上がります。
キャベツを2枚重ねて包み、透き間なく煮込む
キャベツの軸の厚い部分をそぎ落とし、小さい葉と大きい葉に分けます。俵形に整えた肉ダネを小さい葉で包んでから、大きい葉の手前に置き、ひと巻きしてから両端の葉をかぶせてさらに巻きます。葉を2枚重ねることで形がくずれにくく、肉汁の流出も防げます。
鍋に巻き終わりを下にしてきっちりと並べ入れ、ヒタヒタの水で約2時間煮込むことで、肉とキャベツの間の空気が抜けて旨みが調和し、一体感のある味わいに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
じっくりと煮込んだジューシーなロールキャベツには、果実味が豊かで心地よい酸味を持つ赤ワインがよく合います。例えば、軽やかなピノ・ノワールや、果実味とスパイス感が調和したメルローなどを合わせることで、お肉の旨みと香味野菜の豊かな風味を引き立ててくれます。
また、すっきりとした辛口の白ワインや、しっかりとしたコクのあるシャルドネを選ぶと、バターの風味や煮込んだ野菜の優しい甘みと美しく調和し、食事の時間をより一層贅沢に演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
調理したロールキャベツは、粗熱を取った後に清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存する場合は2〜3日以内にお召し上がりください。長期間保存したい場合は、煮汁ごとジッパー付きの保存袋などに小分けにして冷凍保存することで、約2週間〜1ヶ月程度おいしさを保つことができます。
温め直す際は、弱火でじっくりと中心まで温めてからお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
谷昇さんのレシピによるロールキャベツは、細部までこだわり抜かれた本格的な煮込み料理です。バターでじっくり炒めて甘みを引き出した香味野菜と、しっかり練り上げた合いびき肉を合わせることで、奥深い味わいの肉ダネが完成します。
さらに、大小のキャベツの葉を2重に重ねて包むことで、煮崩れを防ぎながらジューシーな旨みをしっかりと閉じ込めます。鍋にきっちりと並べ、ヒタヒタの水で約2時間じっくりと煮込むことで、キャベツと肉の旨みが完全に一体化し、とろけるような食感を生み出します。
手間ひまをかけた分だけ感動的な美味しさに出会える、心温まる絶品の一品です。
