秋の味覚の代表格であるきのこをふんだんに使用した、村田吉弘さんの「きのこの炊き込みご飯」の作り方をご紹介します。日本料理の真髄を知り尽くした村田吉弘さん直伝のこのレシピは、素材が持つ本来の旨味を最大限に引き出すための丁寧な下処理と絶妙な火加減が特徴です。
生しいたけ、しめじ、えのきだけ、まいたけという香りや食感が異なる4種類のきのこを贅沢に組み合わせることで、一口ごとに豊かな風味と深いコクが口いっぱいに広がります。
さらに、油揚げの選び方や仕込みの工夫、彩りと食感を添える枝豆や青柚子の絶妙なアクセントなど、細部にまでこだわりが詰まった本格的な味わいを自宅の土鍋で手軽に再現することができます。特別なおもてなしにはもちろん、秋の食卓をしっとりと彩る極上の炊き込みご飯を、ぜひこの機会に作ってみてください。
【村田吉弘さんのレシピ】きのこの炊き込みご飯の作り方
Course: 主食Cuisine: 和食4
servings20
minutes20
minutes380
kcal40
minutes秋の味覚の代表格であるきのこをふんだんに使用した、村田吉弘さんの「きのこの炊き込みご飯」の作り方をご紹介します。日本料理の真髄を知り尽くした村田吉弘さん直伝のこのレシピは、素材が持つ本来の旨味を最大限に引き出すための丁寧な下処理と絶妙な火加減が特徴です。
材料
米 3合(540ml)
生しいたけ 4枚
しめじ 1/2パック(50g)
えのきだけ 1/2パック(40g)
まいたけ 1/2パック(40g)
油揚げ 1/2枚
枝豆 適量
青柚子の皮 適量
塩
【A】
だし カップ2+1/2
うす口しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ3+2/3
作り方
- 米は炊き始める30分前に洗い、ざるに上げる。
- しいたけは石づきを取り除き、2~3mm厚さに切る。しめじは石づきを取り除き、大きいものは長さを半分に切る。えのきだけは根元を切り落とし、長さを3等分に切る。まいたけは石づきを取り除く。それぞれよくほぐす。
- 油揚げは半分に切って開き、内側の白い部分をスプーンなどでこそげて除き、細かく刻んでから熱湯をかけて絞り、油抜きする。油揚げの外側だけ使うことで、油のうまみをプラスする。
- 土鍋に米、油揚げ、きのこ類を入れて【A】を注ぎ、ふたをして強火にかける。
- 沸いてきたら弱火にして10分間炊き、火を止めて10分間蒸らす。
- 枝豆は塩少々を入れた熱湯でゆで、さやから取り出す。
- 5 が蒸らし終わったら、仕上げに枝豆を散らし、すりおろした青柚子の皮をふる。
メモ
- 村田吉弘さんのレシピ (きのこの炊き込みご飯)
きのこの炊き込みご飯を美味しく作る3つの極意
きのこは石づきを取り除きよくほぐして風味と食感を引き出す
このレシピのポイントは、生しいたけ、しめじ、えのきだけ、まいたけの4種類のきのこをそれぞれの特性に合わせて適切に下処理し、よくほぐすことです。
生しいたけは石づきを取り除き2〜3mm厚さに切り、しめじは石づきを取り除いて大きいものは長さを半分に、えのきだけは根元を切り落として長さを3等分に、まいたけは石づきを取り除いてそれぞれよくほぐします。
複数のきのこを組み合わせることで、それぞれの香りと食感が絶妙に絡み合い、炊き上がりのご飯全体に奥行きのある深い旨味がしっかりと行き渡ります。
油揚げは内側の白い部分をこそげ除き熱湯をかけて油抜きする
このレシピのポイントは、油揚げを半分に切って開き、内側の白い部分をスプーンなどでこそげて除き、細かく刻んでから熱湯をかけて絞り、油抜きすることです。油揚げの外側だけを使うことで、余分な油っぽさを抑えながらも上質な油の旨味だけを効果的にプラスすることができます。
細かく刻んで土鍋の米やきのこ類と一緒に炊き込むことで、油揚げから滲み出た旨味が調味液やご飯の一粒一粒に染み込み、味わいに豊かなコクと深みをもたらします。
土鍋で強火にかけ沸いたら弱火で10分炊き10分間蒸らす
このレシピのポイントは、土鍋に米、油揚げ、きのこ類を入れて【A】のだし、うす口しょうゆ、酒を注ぎ、ふたをして強火にかけ、沸いてきたら弱火にして10分間炊き、火を止めて10分間蒸らすことです。
土鍋ならではの優れた蓄熱性と遠赤外線効果により、火加減のメリハリをしっかりとつけることで、米の芯までふっくらと火が通り、香ばしい風味を閉じ込めた極上の炊き込みご飯に仕上がります。
仕上げに塩ゆでしてさやから取り出した枝豆を散らし、すりおろした青柚子の皮をふりかけることで、爽やかな香りと美しい彩りが加わり、全体の味が引き締まります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
きのこの豊かな香りと出汁の旨味が凝縮されたこの炊き込みご飯には、すっきりとした辛口の日本酒や、軽やかな酸味を持つ白ワイン、例えばシャルドネや甲州などが非常に合います。特にキリッとした冷酒は、きのこの深い旨味や油揚げのコクを優しく受け止めつつ、口の中を爽やかにリフレッシュしてくれます。
また、仕上げに添えた青柚子の爽やかな柑橘の香りと同調し、料理全体の上品な和の風味を一層引き立ててくれるため、休日の晩酌や特別な食事の席のペアリングとしても大変おすすめです。
保存テクニックと温め直し方
炊き上がったご飯は、乾燥や風味の低下を防ぐために、温かいうちに1食分ずつラップにしっかりと包むか、密閉保存容器に入れて保存してください。粗熱が取れたら冷蔵庫で保存し、1〜2日以内にお召し上がりいただくのが美味しく召し上がるコツです。
長期保存したい場合は、冷凍用保存袋に平らにして空気を抜いて冷凍庫に入れてください。お召し上がりの際は、電子レンジで中心までしっかりと加熱し、全体を軽く混ぜてからお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
村田吉弘さんの「きのこの炊き込みご飯」は、生しいたけ、しめじ、えのきだけ、まいたけという多彩なきのこの旨味と香りを土鍋でじっくりと引き出した贅沢な一品です。
米の浸水から始まり、きのこの丁寧な下処理、油揚げの内側をこそげて油抜きするひと手間、土鍋での絶妙な加熱と蒸らしの工程に至るまで、日本料理の理にかなった技法が丁寧に詰め込まれています。
仕上げの枝豆の食感とすりおろした青柚子の爽やかな香りがアクセントとなり、視覚でも嗅覚でも楽しめる仕上がりになっています。家庭の食卓を料亭のような上品なひとときに変えてくれる極上の炊き込みご飯を、ぜひお試しください。
