毎日の食卓に温もりを届けてくれる、料理研究家の藤井恵さんの素晴らしいレシピをご紹介します。今回取り上げるのは、ほっこりとした食感が魅力の「里芋と手羽先の甘辛煮」です。
里芋の下ごしらえは手間がかかるイメージがありますが、このレシピではあらかじめ電子レンジで加熱した「レンチン里芋」を使用することで、手軽かつスピーディーに調理を進めることができるのが大きな特徴です。
メインとなる鶏手羽先は、こんがりと焼き色をつけることで香ばしさを引き出し、甘辛い特製のタレをしっかりと絡めながら煮込みます。生姜の爽やかな香りと、艶やかに仕上がった具材の組み合わせは、白いご飯のおかずとしてはもちろん、晩酌のお供にもぴったりです。
最後に散らす彩り豊かなぎんなんが、食感のアクセントとともに季節感や上品さを演出してくれます。初心者でも失敗なく、しっかりと味が決まる藤井恵さん直伝のレシピで、心温まる和食の味わいをぜひご自宅で楽しんでみてください。
【藤井恵さんのレシピ】里芋と手羽先の甘辛煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes20
minutes515
kcal35
minutes毎日の食卓に温もりを届けてくれる、料理研究家の藤井恵さんの素晴らしいレシピをご紹介します。今回取り上げるのは、ほっこりとした食感が魅力の「里芋と手羽先の甘辛煮」です。
材料
レンチン里芋 4~5コ(300g)
鶏手羽先 6本(300g)
しょうが(薄切り) 1かけ分
ぎんなん(ゆでて薄皮を除く) 12コ(水煮(缶詰)でもよい。)
サラダ油 大さじ1/2
【A】
しょうゆ 小さじ1
酒 小さじ1
【B】
水 カップ1/4
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ2
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
作り方
- 手羽先は骨に沿って1本切り目を入れ、【A】をまぶす。
- フライパンにサラダ油大さじ1/2を強火で熱し、汁けをきった手羽先を皮側を下にして入れ、両面にこんがりと焼き色をつける。中火にしてしょうがを加え、香りがたったら レンチン里芋 を加え、油が回るまで炒める。
- 【B】を加え、時々混ぜながら汁けがほとんどなくなるまで煮て、ぎんなんを散らす。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (里芋と手羽先の甘辛煮)
里芋と手羽先の甘辛煮を美味しく作る3つの極意
手羽先に切り込みを入れ、下味をなじませる
手羽先はそのまま調理するのではなく、骨に沿って1本切り目を入れることがこのレシピの重要なポイントです。切り目を入れることで、加熱時に火の通りが均一になり、短時間でも中までしっかりと熱が入ります。さらに、食べる際に骨から身が外れやすくなるため、格段に食べやすくなります。
また、調理の最初で【A】のしょうゆと酒をまぶして下味をつけることで、鶏肉特有の臭みを消し、中までしっかりと下味が入り、仕上がりの味がぼやけず深みのある味わいになります。
強火で手羽先の皮目をこんがり焼く
フライパンに油を熱したら、汁気をしっかりきった手羽先を必ず皮目を下にして入れ、強火でこんがりと焼き色をつける工程が味の決め手です。強火で一気に表面を焼き上げることで、鶏肉の旨味を内側に閉じ込めると同時に、香ばしい風味が生まれます。
両面が焼けたら中火に落として薄切りの生姜を加えることで、焦げを防ぎながら油に生姜の爽やかな香りを移すことができます。その後、里芋を加えて油が全体に回るまで炒めることで、煮崩れを防ぎ、コクのある仕上がりになります。
汁気がなくなるまでしっかり煮絡める
調味料【B】を加えた後は、時々全体を混ぜながら、汁気がほとんどなくなるまでしっかりと煮詰めることが大切です。水分を飛ばしながら煮ることで、甘辛いタレの味が凝縮され、手羽先と里芋の表面に照りのある美しいツヤが出ます。時々混ぜることで焦げ付きを防ぎ、すべての具材にムラなく味が絡みます。
最後にぎんなんを散らす際は、タレがしっかり絡んだ具材の上に乗せるようにすると、見た目の彩りも良く、ぎんなん本来のほろ苦さが甘辛い味付けの良いアクセントとして活きます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「里芋と手羽先の甘辛煮」は、醤油と砂糖、みりんを効かせたこってりとした甘辛い味付けが特徴のため、お酒を合わせるなら果実味が豊かで少し土のニュアンスを持つミディアムボディの赤ワインがおすすめです。
例えば、フランス産のピノ・ノワールや、軽やかなメルローなどは、醤油の旨味やみりんのコクと美しく調和し、里芋の素朴な風味を引き立ててくれます。また、和食の王道として日本酒を合わせるのも素晴らしい選択です。
米の旨味がしっかりと感じられる純米酒をぬる燗にして合わせると、手羽先から出たコクのある脂や甘辛いタレと口の中で溶け合い、至福のペアリングを楽しむことができます。ビールを合わせる場合は、コクのあるアンバーエールなども香ばしさにマッチします。
保存テクニックと温め直し方
調理後の保存方法について解説します。粗熱がしっかりと取れたら、清潔な保存容器に移し、ふたをして冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日程度です。食べる際は、電子レンジで温め直すと里芋が再びホクホクとした柔らかい食感に戻り、美味しく召し上がれます。
ただし、里芋は冷凍すると水分が抜けてスカスカとした食感に変わってしまうため、冷凍保存には向いていません。作り置きした場合も、なるべく冷蔵庫で保存し、早めに食べ切ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
藤井恵さんによる「里芋と手羽先の甘辛煮」のレシピをご紹介しました。手羽先をこんがりと焼き上げてから煮込むことで、香ばしさと旨味が引き出され、事前に電子レンジで加熱しておいた里芋を使うことで、中までしっかりと味が染み込んだホクホクの一品が短時間で完成します。
生姜の風味が効いた甘辛いタレは、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても大活躍間違いなしの万能な味わいです。色鮮やかなぎんなんを加えることで、いつもの家庭料理がワンランク上の美しい仕上がりになります。
手軽に作れるのに本格的なコクと旨味が楽しめるこちらのレシピを、ぜひ日々の献立に取り入れてみてください。毎日の食卓がさらに豊かで美味しい時間になるはずです。
