今回は、料理研究家である藤井恵さんのレシピ「ステーキ まいたけソース」をご紹介します。このレシピの最大の特徴は、「まいたけビーフ」としてお肉を特製の漬け汁と一緒に冷凍保存しておく点にあります。まいたけに含まれる酵素の働きによって、赤身のステーキ肉が驚くほど柔らかく、旨味たっぷりに仕上がります。
特にお手頃な牛赤身肉を美味しくいただくための知恵が詰まった、素晴らしいレシピです。忙しい日でも、事前に仕込んでおいたまいたけビーフを解凍してサッと焼くだけで、本格的なレストランのような一皿が完成します。さらに、お肉を漬け込んでいたまいたけ入りのマリネ液は、そのまま絶品のソースへと生まれ変わります。
きのこの芳醇な香りと牛肉から溢れ出た肉汁が合わさることで、深いコクのある味わいを楽しむことができます。特別な日のディナーはもちろん、普段の食卓を少しだけ贅沢に彩りたい時にもぴったりの一品です。藤井恵さん直伝の美味しいステーキの焼き方とソースの作り方を、ぜひご家庭でお試しください。
【藤井恵さんのレシピ】ステーキ まいたけソースの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings25
minutes10
minutes350
kcal35
minutes今回は、料理研究家である藤井恵さんのレシピ「ステーキ まいたけソース」をご紹介します。このレシピの最大の特徴は、「まいたけビーフ」としてお肉を特製の漬け汁と一緒に冷凍保存しておく点にあります。まいたけに含まれる酵素の働きによって、赤身のステーキ肉が驚くほど柔らかく、旨味たっぷりに仕上がります。
材料
ベビーリーフ 30g
ルッコラ 20g
サラダ油
黒こしょう(粗びき)
【まいたけビーフ】冷凍保存する
牛赤身肉(ステーキ用) 2枚(300g)
【A】
まいたけ(みじん切り) 1パック分(100g)
たまねぎ(すりおろす) 1/4コ分(50g)
にんにく(すりおろす) 1かけ分
白ワイン 大さじ2
オリーブ油 大さじ1
塩 小さじ1/3
こしょう 少々
【B】
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
水 大さじ2
作り方
- 【まいたけビーフ】を袋ごとボウルに入れ、10分間ほど流水に当てて解凍し、その後室温に15分間おいて常温に戻す。
- 袋から牛肉を取り出し、肉の表面の汁をしっかりぬぐう(漬け汁はとっておく)。フライパンにサラダ油少々を入れて弱火で2~3分間熱し、強火にして牛肉を入れる。1分間焼いて上下を返し、さらに1分間焼く。
- 牛肉を取り出し、アルミ箔(はく)で包んで3~4分間休ませる。ルッコラは一口大に切る。
- フライパンに、 2 の牛肉の漬け汁を入れて中火にかけ、2分間ほど煮る。【B】と 3 の肉から出た肉汁を加え、ひと煮立ちさせたら火を止め、ソースにする。器に 3 の牛肉を盛り、ベビーリーフとルッコラを混ぜて添え、ソースをかけて黒こしょう適量をふる。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (ステーキ まいたけソース)
ステーキ まいたけソースを美味しく作る3つの極意
お肉を室温に戻し、表面の水分を拭き取る
このレシピの重要なポイントの1つ目は、冷凍した「まいたけビーフ」を正しく解凍し、焼く前の状態を整えることです。まず流水に10分間当てて解凍した後、必ず室温に15分間おいて肉を常温に戻します。肉が冷たいままフライパンに入れると、表面だけが急激に焦げて中心が生焼けになる原因となります。
また、袋から取り出した肉の表面の汁をしっかりとぬぐうことも欠かせません。水分が残っているとフライパンの中で蒸し焼き状態になり、きれいな焼き色がつきにくくなります。香ばしくジューシーなステーキを焼き上げるために、この下準備を丁寧に行いましょう。
強火で短時間焼き、アルミホイルで休ませる
2つ目の極意は、肉の焼き時間と加熱後の休ませ方です。フライパンにサラダ油を入れて弱火で2〜3分間熱した後、強火にして牛肉を入れ、片面1分ずつ、合計2分間という短時間でサッと焼き上げます。赤身肉は焼きすぎると固くなってしまうため、短時間で表面をコーティングし、旨味を閉じ込めることが大切です。
そして、焼き上がった牛肉はすぐに切らず、アルミ箔で包んで3〜4分間休ませます。この余熱を利用したプロセスにより、肉の中心までじんわりと火が通り、内部の肉汁が落ち着いて、切ったときに旨味が流れ出るのを防ぐことができます。
漬け汁と肉汁を余すことなくソースに活用する
3つ目の極意は、ステーキを極上の味わいに引き上げるまいたけソースの作り方です。肉を漬け込んでいた汁には、まいたけの旨味や玉ねぎ、にんにくの風味がたっぷりと溶け出しています。これをフライパンに入れて中火で約2分間煮立たせ、しっかりと加熱します。
さらに、休ませていた牛肉から滲み出た肉汁と、しょうゆ、みりんなどの調味料を加えることで、肉の旨味が幾重にも重なる濃厚なソースが完成します。お肉の美味しさを一切無駄にすることなく、付け合わせのベビーリーフやルッコラとも相性抜群の極上ソースに仕上げる、無駄のない見事な手順です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「ステーキ まいたけソース」には、きのこの土の香りと赤身肉の旨味に寄り添うような、エレガントな赤ワインがよく合います。特におすすめなのは、フランス・ブルゴーニュ地方やニュージーランド産の「ピノ・ノワール」です。
ピノ・ノワールの持つ繊細な酸味とベリー系の果実味が、まいたけの芳醇な香りを引き立て、赤身肉のしっかりとした味わいを優しく包み込みます。また、しょうゆやみりんを使った和風テイストのソースには、日本の固有品種である「マスカット・ベーリーA」の軽やかな赤ワインも素晴らしいマリアージュを見せてくれます。
ワインの温度は、冷やしすぎず少しひんやりと感じる16度前後で提供すると、ソースの旨味や黒こしょうのスパイシーなアクセントと見事に調和し、至福のダイニング体験をもたらしてくれます。
保存テクニックと温め直し方
このレシピは【まいたけビーフ】として、牛肉を調味料と一緒に冷凍保存しておくことが前提となっています。買ってきた牛肉を新鮮なうちにまいたけ、玉ねぎ、にんにく、オリーブオイル等のマリネ液とともに密閉袋に入れ、空気をしっかり抜いて冷凍庫で保存してください。
冷凍状態で約2週間から3週間ほど日持ちするため、週末の作り置きや、安い時にまとめ買いした牛肉の保存方法としても最適です。食べるときはレシピ通り、流水と室温での解凍を行い、解凍後はその日のうちに調理して早めにお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、藤井恵さんのレシピ「ステーキ まいたけソース」をご紹介しました。手頃な牛赤身肉を、まいたけの酵素パワーを活用して驚くほど柔らかく、味わい深く仕上げる素晴らしいレシピです。冷凍庫に【まいたけビーフ】を常備しておけば、忙しい平日でも、急な来客時でも、解凍してサッと焼くだけでごちそうが完成します。
お肉の焼き方のコツから、旨味が詰まった漬け汁を余すことなく活用する絶品ソースの作り方まで、家庭で美味しいステーキを楽しむためのエッセンスが凝縮されています。ルッコラやベビーリーフといった彩り豊かな野菜を添えることで、栄養バランスも見た目も華やかになります。
ぜひ、特別な日や週末の食卓に、藤井恵さん直伝の本格ステーキを取り入れてみてはいかがでしょうか。
