【飛田和緒さんのレシピ】梅の甘いぽたぽた漬けの作り方

梅の甘いぽたぽた漬け 飛田和緒さんのレシピ

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今回は、人気料理研究家・飛田和緒さんのレシピ「梅の甘いぽたぽた漬け」をご紹介します。初夏の訪れとともに仕込みたくなる梅仕事。数ある梅干しや梅漬けのレシピの中でも、飛田和緒さん直伝のこの作り方は、赤じその鮮やかな色合いと、氷砂糖をじっくりと溶かしていくことで生まれるふっくらとした甘みが特徴です。

昔ながらの酸っぱい梅干しも魅力的ですが、口に含むとじゅわっと甘酸っぱさが広がるぽたぽた漬けは、お茶請けやおやつ、そしてもちろん毎日のごはんのお供にもぴったりの贅沢な味わいです。

完熟梅が手に入る6月下旬から7月上旬にかけて、じっくりと時間をかけて愛情を注ぎながら育てる梅仕事は、毎日の生活にささやかな楽しみを与えてくれます。飛田和緒さんの丁寧な工程をそのまま再現すれば、初心者の方でも失敗なく、極上の味わいに仕上げることができますよ。

今年の夏は、ぜひこの特別な梅漬け作りに挑戦してみませんか。

Servings

10

servings
Prep time

1

hour 

30

minutes
Cooking time

20

minutes
Calories

485

kcal
Total time

110

minutes

今回は、人気料理研究家・飛田和緒さんのレシピ「梅の甘いぽたぽた漬け」をご紹介します。初夏の訪れとともに仕込みたくなる梅仕事。数ある梅干しや梅漬けのレシピの中でも、飛田和緒さん直伝のこの作り方は、赤じその鮮やかな色合いと、氷砂糖をじっくりと溶かしていくことで生まれるふっくらとした甘みが特徴です。

材料

  • 【下漬け】6月下旬~7月上旬

  • 完熟梅 2kg

  • 【塩水】

  • 塩 200g

  • 水 2リットル

  • 【本漬け】

  • 梅(土用干ししたもの) 全量

  • 赤じそ 300g(葉を摘んで正味300g)

  • 粗塩 50g

  • 酢 1.3~1.5リットル

  • 氷砂糖 700~1000g

  • ホワイトリカー 適量(容器の消毒用。アルコール度数が 35 度以上の焼酎でもよい。)

作り方

  • 梅はたっぷりの水で洗う。水けを紙タオルで拭き取り、なり口に付いているヘタを竹串で除く。
  • 保存容器に塩200gと水2リットルを入れてよく混ぜ、 1 の梅を入れる。
  • ふたをして暗くて涼しい場所に4日間おく。
  • ポイント
  • その後、3日間連続して晴れる日をねらって干す。 梅雨時期はなかなか難しいので、様子をみながら7日間ほど待ち、それ以上はかびが生えやすくなるので保存袋に移し冷蔵庫で保管する。冷蔵庫には1か月ほど入れておいて大丈夫。
  • 梅を塩水から取り出して、平らなざるなどに並べ、3日間干す。途中で何度か、梅をひっくり返す。夜間は室内に取り込む。
  • ポイント
  • 塩水は、梅が雨に当たった場合に使うので、干し終わるまで保管しておく。
  • 干し上がり。表面は白っぽく乾き、全体が柔らかくなっている。
  • 赤じそは葉を摘んでたっぷりの水で洗い、ざるにのせて乾かす。
  • ポイント
  • 水分が残っているとそこから傷む原因になる。
  • ボウルに赤じそを入るだけ入れ、塩の1/4量を加えて手で全体になじませる。ボウルの端に押しつけるようにして、しっかりともむ。
  • 濁ったアクが出てきたら、しっかり絞って汁を捨てる。残りの赤じそと塩を数回に分けて加えながら同じようにもみ、アクは捨てる。
  • 澄んだ汁が出るようになったら、酢カップ1/4を加える。
  • 軽く混ぜると、きれいなピンク色になる。
  • 保存容器にホワイトリカーなどを吹きつけて、消毒する。
  • 保存容器に 5 の梅を入れ、ヒタヒタになるまで残りの酢を注ぐ。
  • 10 の汁だけを加え、容器ごと回して軽く混ぜる。
  • 表面を覆うように赤じそをのせる。
  • ポイント
  • 表面全体をムラなく覆うように赤じそをのせる。
  • 氷砂糖の1/6量を赤じその上に並べ、ふたをして暗くて涼しい場所に保管する。
  • ポイント
  • 氷砂糖が梅に直接触れないように、赤じその上に氷砂糖をのせる。(氷砂糖が梅に直接触れると浸透圧で梅がしぼんでしまう)
  • 残りの氷砂糖は2か月間かけて、5~6回に分けて加える。
  • ポイント
  • 氷砂糖を少しずつ入れて甘みをしみ込ませることがふっくら仕上げるコツ。 梅の状態によって、甘みののり方が違ってくるので、甘みが足りないようだったら、氷砂糖を適量追加する。梅が常に甘酢に漬かっているようにして暗くて涼しい場所で保存する。最後の氷砂糖を入れてから4か月ほどたったぐらいが食べごろで、1年間はおいしく食べられる。

メモ

  • 飛田和緒さんのレシピ (梅の甘いぽたぽた漬け)
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梅の甘いぽたぽた漬けを美味しく作る3つの極意

氷砂糖を2か月間かけて5〜6回に分けて加える

このレシピの最大のポイントは、残りの氷砂糖を一度に入れず、2か月という長い時間をかけて5〜6回に分割して加えていくことです。一気に大量の糖分を投入してしまうと、浸透圧の急激な変化によって梅の水分が抜けすぎてしまい、果肉が硬くしぼんでしまいます。

少しずつ氷砂糖を足して甘みを徐々にしみ込ませることで、梅が水分を保ったまま、ぽたぽたとした柔らかくふっくらとした極上の食感に仕上がります。

氷砂糖は必ず赤じその上に並べて直接梅に触れさせない

本漬けの段階で、最初の氷砂糖(全体の1/6量)を保存容器に入れる際は、必ず表面をムラなく覆った赤じその上に並べるようにします。これは、氷砂糖が梅の実に直接触れるのを防ぐための重要なコツです。

糖分の塊である氷砂糖が直接梅に触れてしまうと、その部分だけ局所的に強い浸透圧がかかってしまい、梅が縮んで仕上がりの美しさや柔らかさが損なわれてしまいます。赤じそをクッションにすることで、優しく甘みを浸透させます。

赤じその水分を完全に乾かしアクをしっかり絞りきる

赤じそは葉を摘んでたっぷりの水で洗った後、ざるにのせて完全に乾かす必要があります。水分が残っていると、そこからカビが発生したり傷んだりする原因になるためです。また、塩を数回に分けて加えながら手でしっかりともみ込み、出てきた濁ったアク汁を徹底的に絞って捨てることも欠かせません。

このアクをきれいに取り除くことで、後から酢を加えたときに濁りのない、透き通った美しいピンク色の発色を引き出すことができます。

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最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物

甘酸っぱくフルーティーな味わいの「梅の甘いぽたぽた漬け」には、フルーティーで華やかなアロマを持つ白ワインやスパークリングワインがよく合います。特におすすめなのは、ドイツやフランス・アルザス地方の「リースリング」です。

リースリングが持つ上品な甘みと生き生きとした酸味は、梅のぽたぽた漬けの甘酸っぱさと素晴らしい相乗効果を生み出します。また、日本の甲州ブドウを使った「コウシュウ」のすっきりとした辛口白ワインも、和の情緒を引き立ててくれます。

さらに、キリッと冷やしたセミドライ(やや甘口)のスパークリングワインと合わせれば、お茶請け感覚で贅沢なマリアージュを楽しむことができます。

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保存テクニックと温め直し方

仕込んだ梅の甘いぽたぽた漬けは、常に梅の実が甘酢にしっかりと漬かっている状態をキープしながら、直射日光の当たらない暗くて涼しい場所で保存してください。最後の氷砂糖を入れてから約4か月ほど経った頃が、味がよくなじんで最も美味しい食べごろとなります。

清潔な環境を保ち、取り出す際も乾いた清潔な箸を使うように気をつければ、1年間は美味しい状態を保ったまま長持ちさせることができます。

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このレシピのまとめと栄養のポイント

飛田和緒さん直伝の「梅の甘いぽたぽた漬け」は、丁寧な下漬けから土用干し、そして赤じそと氷砂糖を使った本漬けへと、時間をかけてじっくりと育てる本格的なレシピです。

一見難しそうに思える梅仕事ですが、3日間の天日干しや、赤じそのアク抜き、そして「氷砂糖を数回に分けて加える」といったポイントを一つずつ丁寧に守ることで、誰でもふっくらと柔らかく、味わい深いぽたぽた漬けを作ることができます。甘みと酸味のバランスが絶妙で、一度食べたら忘れられない美味しさです。

仕込んでから食べごろになるまでの時間も愛おしく感じられる、飛田和緒さんのこだわりが詰まった伝統的な手仕事の味を、ぜひご家庭でお楽しみください。

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