料理研究家である杵島直美さんの絶品レシピ「大豆もやしの具だくさんスープ」をご紹介します。大豆もやしのシャキシャキとした食感と、つるんとしたワンタンの皮の喉越しが絶妙にマッチする、身も心も温まる大満足の一杯です。
大豆もやしは普通のもやしよりも豆の部分の歯ごたえがあり、スープに深い旨味と風味を与えてくれます。そこに薄切りハムのコクと塩気が加わることで、手軽な顆粒のチキンスープが本格的な中華風スープへと格上げされます。
包丁を使う手間も少なく、ハムと細ねぎを切るだけで下ごしらえがほぼ完了する手軽さもこのレシピの大きな魅力です。
お肉などの餡を包む手間のかかる本格的なワンタンとは異なり、ワンタンの皮を軽くたたんでそのままスープに落として煮込むスタイルなので、忙しい日の夕食や、メイン料理にあと一品汁物を追加したい時にもサッと作ることができます。
仕上げにお好みでラー油を垂らせば、ピリッとした辛味が食欲をさらに刺激し、体の芯からぽかぽかと温まります。杵島直美さんのアイデアが光る、手軽でありながら家族みんなが喜ぶごちそうスープの作り方をぜひご自宅でお試しいただき、日々の献立にお役立てください。
【杵島直美さんのレシピ】大豆もやしの具だくさんスープの作り方
Course: スープCuisine: 中華4
servings5
minutes10
minutes100
kcal15
minutes料理研究家である杵島直美さんの絶品レシピ「大豆もやしの具だくさんスープ」をご紹介します。大豆もやしのシャキシャキとした食感と、つるんとしたワンタンの皮の喉越しが絶妙にマッチする、身も心も温まる大満足の一杯です。
材料
大豆もやし 1袋(200g)
ハム(薄切り) 50g
ワンタンの皮 20枚
細ねぎ 少々
顆粒チキンスープの素 大さじ1
塩 少々
こしょう 少々
【A】
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
作り方
- 大豆もやしは洗って水けをきる。ハムは細切りにする。細ねぎは小口切りにする。
- 鍋に熱湯カップ6を沸かし、チキンスープの素を煮溶かす。大豆もやしを加えて約3分間煮てから、【A】を加える。
- ハムを加え、具を鍋の端のほうに寄せ、ワンタンの皮を1枚ずつ軽くたたんで加え、皮が透き通ってきたら、塩・こしょう各少々で味を調えて、細ねぎを散らす。
- 1人分ずつ盛りつけ、好みでラーユをかける。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (大豆もやしの具だくさんスープ)
大豆もやしの具だくさんスープを美味しく作る3つの極意
大豆もやしは先に入れて3分間しっかり煮る
このレシピの重要なポイントは、大豆もやしをスープに加えてから約3分間しっかりと煮ることです。普通のもやし(緑豆もやしなど)はサッと火を通すだけで十分ですが、大豆もやしは豆の部分が大きく火が通りにくいため、最初に加えてじっくり煮る必要があります。
3分間煮ることで、豆の青臭さが抜けてホクホクとした食感になり、同時に大豆もやし特有の強い旨味がスープ全体にしっかりと溶け出します。この工程を踏むことで、手軽な顆粒チキンスープのベースが、深みのある本格的な味わいへと変化します。火加減に注意しながら、もやしの旨味を最大限に引き出しましょう。
ワンタンの皮を加える時は具を端に寄せる
ワンタンの皮をスープに加える際、あらかじめ鍋の中の具(大豆もやしやハム)を鍋の端の方へ寄せておくことが美しく仕上げるための極意です。具材が鍋全体に広がったまま皮を入れてしまうと、皮が具材に引っかかったり絡まったりして破れてしまう原因になります。
具を端に寄せて空いたスペースの熱湯の中に、軽くたたんだワンタンの皮を1枚ずつ丁寧に落とし入れることで、皮同士がくっつくのを防ぎ、一枚一枚が美しく透き通ったつるんとした食感に仕上がります。ひと手間ですが、口当たりの良いスープを作るために欠かせないポイントです。
ワンタンの皮は軽くたたんで1枚ずつ加える
ワンタンの皮を加える際の手法にも、美味しさを引き出すコツがあります。皮をそのままの平らな状態で入れるのではなく、ふんわりと「軽くたたんで」から加えるのがポイントです。軽くたたむことで皮に自然なひだが生まれ、スープの旨味がしっかりと絡みやすくなります。
また、一度にまとめて入れると皮同士が団子状にくっついてしまい、火の通りが均一にならず食感も損なわれます。必ず1枚ずつ鍋の空いたスペースに落とし入れ、皮が透き通ってくるまで様子を見ましょう。この丁寧な作業が、喉越しの良い絶品スープを生み出します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
杵島直美さんの「大豆もやしの具だくさんスープ」は、あっさりとしたチキンスープをベースにしながらも、ハムの旨味とワンタンの皮のボリューム感があり、中華料理の献立にぴったりの一品です。
主菜には、麻婆豆腐や青椒肉絲、回鍋肉といったしっかりとした味付けの中華炒めを合わせると、スープの優しい味わいが際立ち、献立全体のバランスが非常に良くなります。飲み物を合わせるなら、スッキリとした味わいのジャスミンティーや烏龍茶が定番でおすすめです。
アルコールを楽しむ場合は、軽快な喉越しのビールや、柑橘系の香りが爽やかなハイボールが、スープのコクやラー油のピリッとした辛味とよく合います。
ワインを合わせるなら、酸味が穏やかで果実味のあるロゼワインや、スッキリとした辛口の白ワイン(ソーヴィニヨン・ブランなど)が、中華風の出汁の風味と喧嘩せずに優しく寄り添ってくれます。お好みの料理や飲み物と合わせて、豊かな食卓をお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
このスープは、ワンタンの皮を使用しているため、出来立てをすぐに召し上がるのが最も美味しくいただけるタイミングです。時間が経つとワンタンの皮がスープの水分を吸って溶け出し、ドロドロになって食感が損なわれてしまいます。
そのため、基本的には作り置きや保存には向いておらず、食べる直前に作って一度で食べ切る分量を目安に調理することをおすすめします。どうしても多めに作りたい場合や、家族の食事時間がずれる場合は、ワンタンの皮を入れる前の段階(大豆もやしとハムを煮て調味した状態)で火を止め、スープとして保存してください。
食べる直前に再度温め直し、食べる人の分だけワンタンの皮を加えて煮るようにすると、いつでもつるんとした最高の食感を楽しむことができます。粗熱が取れたスープベースは、密閉容器に入れて冷蔵庫で1〜2日程度保存可能です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、料理研究家の杵島直美さん直伝の「大豆もやしの具だくさんスープ」の作り方をご紹介しました。
スーパーで手軽に手に入る食材を使いながら、大豆もやしのシャキシャキとした歯ごたえ、ハムの豊かな旨味、そしてワンタンの皮のつるんとした滑らかな喉越しという、異なる3つの食感が見事に調和した素晴らしいレシピです。
顆粒チキンスープに酒としょうゆを加えるだけのシンプルな味付けですが、もやしをしっかり3分間煮出すことで素材本来の出汁が加わり、奥行きのある本格的な味わいに仕上がります。
包む手間を省いた「落としワンタン」のアイデアは、忙しい現代のライフスタイルにもぴったりで、疲れて帰ってきた日の夕食や、休日のお昼ご飯など、あらゆるシーンで大活躍間違いなしです。最後にラー油を添えれば、大人向けのピリ辛スープへの変化も楽しめます。
杵島直美さんの工夫が詰まった、心も体も温まるこのスープレシピを、ぜひ毎日の食卓のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
