今回は、陳建一さんのレシピである「いろいろきのこと穀物のスープ」をご紹介します。たっぷりの生なめこ、生しいたけ、えのきだけといった風味豊かなきのこ類に加え、香ばしいワイルドライスやそばの実、旨味の詰まった鶏手羽先を贅沢に使用した、奥深い味わいのスープです。
ワイルドライスは1時間水につけてから30~40分間ゆでて水けをきり、そばの実には熱湯をたっぷり注いで冷ます作業を2~3回繰り返して柔らかく戻すなど、素材の食感を最高に引き出すための丁寧な下ごしらえが光ります。
中華なべで鶏手羽先やねぎ、しょうが、酒とともにじっくり煮込んだスープは、素材の旨味が溶け込み、体の中から温まる極上の仕上がりです。きのこと穀物が織りなす豊かな食感と、仕上げの水溶きかたくり粉による絶妙なとろみが一体となり、最後の一口まで温かさを逃さずにお楽しみいただけます。
ぜひご家庭で、この本格的で滋味あふれるスープ作りに挑戦してみてください。
【陳建一さんのレシピ】いろいろきのこと穀物のスープの作り方
Course: スープCuisine: 中華2
servings30
minutes45
minutes185
kcal75
minutes今回は、陳建一さんのレシピである「いろいろきのこと穀物のスープ」をご紹介します。たっぷりの生なめこ、生しいたけ、えのきだけといった風味豊かなきのこ類に加え、香ばしいワイルドライスやそばの実、旨味の詰まった鶏手羽先を贅沢に使用した、奥深い味わいのスープです。
材料
生なめこ 30g
生しいたけ 30g
えのきだけ 30g
ワイルドライス(乾) 25g
そばの実(乾) 15g
鶏手羽先 2本
ねぎ(青い部分をザク切り) 1本分
しょうが(たたきつぶす) 1かけ
チキンスープ カップ4(または水。チキンスープの素(中国風)を湯で溶いたものでもよい。)
水溶きかたくり粉 大さじ3~4(かたくり粉を同量の水で溶いたもの。)
細ねぎ(みじん切り) 適宜
酒 大さじ1
【A】
酒 大さじ2
塩 小さじ1/2
しょうゆ 小さじ1
こしょう 少々
顆粒チキンスープの素(中国風) 小さじ1/2
作り方
- たっぷりの水にワイルドライスを入れ、1時間つけて戻す。なべに湯を沸かし、ワイルドライスを入れ、30~40分間ゆでて水けをきる。そばの実をボウルに入れ、熱湯をたっぷり注いでそのまま冷まし、ざるに上げる。この作業を2~3回繰り返し、そばの実を柔らかく戻す。
- きのこ類は石づきを取って、それぞれ2mm角に切る。
- 中華なべにチキンスープを入れて沸騰させ、鶏手羽先、ねぎ、しょうが、酒大さじ1を加える。手羽先に火が通ったら火を止めて取り出し、骨を取り除き、肉は2mm角に切る。ねぎ、しょうがを取り除く。
- 3 のスープを再び火にかけて煮立たせ、肉、なめこ、しいたけ、えのきだけ、 1 を加えて軽く煮る。
- ポイント
- なめこは加熱するととろみ成分が出てスープにも程よいとろみがつき、温かさを保つのに貢献している。
- 【A】を加えて味を調え、水溶きかたくり粉でとろみをつけ、細ねぎを散らし、器に盛る。
- ポイント
- 仕上げに水溶きかたくり粉でとろみをつけて温度を閉じ込め、冷めにくくする。
メモ
- 陳建一さんのレシピ (いろいろきのこと穀物のスープ)
いろいろきのこと穀物のスープを美味しく作る3つの極意
きのこ類はすべて2mm角に細かく刻む
このレシピでは、生なめこ、生しいたけ、えのきだけといったきのこ類を、すべて2mm角の細かいサイズに刻んで使用します。このように細かく切ることで、スープ全体のどこをすくっても均等にきのこ豊かな風味と食感が広がり、スープとの馴染みが格段に良くなります。
さらに、なめこ特有の加熱による自然なとろみ成分がスープ全体に行き渡り、程よいとろみをつけて温かさをしっかりと保つ役割を果たします。食感と香りの両方を最大限に活かすための大切なポイントです。
ワイルドライスとそばの実を丁寧に柔らかく戻す
ワイルドライスはたっぷりの水に1時間つけてしっかりと戻したあと、なべに湯を沸かして30~40分間ゆでて水けをきります。また、そばの実についてもボウルに入れて熱湯をたっぷり注いでそのまま冷まし、ざるに上げる作業を2~3回繰り返すことで、芯までふっくらと柔らかく戻します。
このようにそれぞれの穀物に適した下ごしらえの工程を省かずに丁寧に行うことで、スープの中で絶妙な食感のアクセントとなり、深い味わいを生み出すことができます。
仕上げの水溶きかたくり粉で温度と旨味を閉じ込める
すべての具材を煮込んで味を調えたあと、仕上げの段階でかたくり粉を同量の水で溶いた水溶きかたくり粉を大さじ3~4加えて、しっかりととろみをつけます。スープにしっかりとしたとろみを持たせることで、料理全体の温度が外に逃げにくくなり、最後まで温かい状態で美味しく召し上がることができます。
さらに、とろみがスープの旨味を具材にしっかりと絡ませるため、一口ごとに豊かな味わいを存分に楽しむことができる仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「いろいろきのこと穀物のスープ」には、豊かなきのこの香りと穀物の香ばしさが調和した滋味深い味わいに寄り添う、すっきりとした白ワインや軽やかな赤ワインがよく合います。
例えば、フレッシュで爽やかな酸味を持つドライな白ワインのシャルドネやソーヴィニヨン・ブランを選ぶと、スープの優しい旨味を引き立てつつ、口の中を心地よくリフレッシュしてくれます。また、渋みが少なく果実味が豊かなピノ・ノワールなどの軽口の赤ワインも、鶏手羽先の旨味やきのこの風味と見事に調和します。
お好みのお酒とともに、贅沢なスープの時間をお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
作り置きとして保存する場合は、粗熱をしっかりと取ったあとで清潔な密閉容器に移し、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、当日中から翌日までのできるだけ早めにお召し上がりいただくのがおすすめです。温め直す際は、鍋に移して弱火でゆっくりとかき混ぜながら十分に再加熱してください。
なお、とろみがついているため、温め直しの際には焦げ付かないよう注意が必要です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
陳建一さんの「いろいろきのこと穀物のスープ」は、生なめこ、生しいたけ、えのきだけの豊かな風味と、ワイルドライスやそばの実といった香ばしい穀物が織りなす、奥深い味わいが魅力のスープです。
ワイルドライスは1時間水につけて30~40分間ゆで、そばの実はお湯を注いで冷ます作業を2~3回繰り返して柔らかく戻すなど、素材の食感を大切にした丁寧な下ごしらえが行われています。
中華なべで鶏手羽先、ねぎ、しょうがとともに煮込んだスープは旨味が凝縮されており、骨を取り除いた鶏肉や細かく刻んだきのことともに再び煮込むことで、全体の調和が生まれます。
なめこから出る自然なとろみに加え、仕上げの水溶きかたくり粉でさらにしっかりととろみをつけることで、温かさが逃げず、最後まで熱々の美味しさをお楽しみいただけます。細ねぎの彩りと風味もアクセントになり、心も体も温まる満足感の高い一品です。
