今回は、人気料理家・ワタナベマキさんの素晴らしいレシピ「かぼちゃのバターベーコン蒸し」の作り方をご紹介します。かぼちゃの自然な甘みと、ベーコンの塩気や旨みが絶妙に絡み合う、極上の一皿です。
専用の蒸し器を使わず、いつものフライパンと耐熱皿だけで手軽に本格的な蒸し料理ができるのがこのレシピの最大の魅力です。かぼちゃは皮をところどころむいておくことで、味が染み込みやすくなり、口当たりもなめらかに仕上がります。
白ワインを振りかけてから蒸し上げることで、ベーコンの臭みを消しつつ、芳醇な香りが全体を包み込みます。そして仕上げにのせるバターと粗びき黒こしょうが、全体の味をピリッと引き締め、まろやかなコクをプラス。ご飯のおかずとしてはもちろん、ワインなどのお酒のおつまみとしても大活躍間違いなしの絶品レシピです。
忙しい日の夕食や、あと一品欲しい時にもフライパンひとつでサッと作れるワタナベマキさん直伝の味わいを、ぜひご家庭でじっくりとご堪能ください。
【ワタナベマキさんのレシピ】かぼちゃのバターベーコン蒸しの作り方
Course: 副菜Cuisine: 洋食2
servings10
minutes15
minutes322
kcal25
minutes今回は、人気料理家・ワタナベマキさんの素晴らしいレシピ「かぼちゃのバターベーコン蒸し」の作り方をご紹介します。かぼちゃの自然な甘みと、ベーコンの塩気や旨みが絶妙に絡み合う、極上の一皿です。
材料
かぼちゃ 250g
ベーコン(薄切り) 80g
白ワイン 大さじ2
塩 少々
バター 10g
黒こしょう(粗びき) 適量
作り方
- かぼちゃは皮をところどころむき、3cm角に切る。ベーコンは5mm幅の細切りにする。
- 耐熱皿(フライパンに入る大きさで3~4cm深さのもの)にかぼちゃを入れ、塩少々をふる。ベーコンをのせ、白ワインを回しかける。
- フライパンに紙タオルまたは布巾を敷き、 2 の耐熱皿をのせる。水を皿の1/3程度の高さまでフライパンに注ぐ。ふたをして中火にかけ、沸騰してから約15分間蒸す。竹串を刺してスッと通ったら蒸し上がり。バターをのせ、黒こしょうをふる。粗熱が取れたら皿ごと取り出す(やけどに注意)。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (かぼちゃのバターベーコン蒸し)
かぼちゃのバターベーコン蒸しを美味しく作る3つの極意
かぼちゃの皮をところどころむく理由
このレシピの最初のポイントは、かぼちゃの皮を完全にむき切るのではなく、「ところどころむく」というひと手間にあります。かぼちゃの皮には特有の風味や栄養が含まれていますが、すべて残してしまうと食感が硬くなったり、味が染み込みにくくなったりします。
皮をところどころ残すことで、煮崩れを防ぎながらも適度な食感を保ち、緑色の鮮やかなコントラストが視覚的にも美しく仕上がります。また、皮をむいた部分からベーコンの旨みと白ワインの風味がじんわりと内部まで浸透し、かぼちゃの甘みを最大限に引き出してくれるのです。
3cm角という大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズに切り揃えることで、約15分という蒸し時間で完璧にホクホクとした食感に仕上がります。
フライパンで手軽に蒸し上げるテクニック
蒸し器がなくても本格的な蒸し料理を作れるのが、このレシピの素晴らしいポイントです。フライパンに直接耐熱皿を置くのではなく、必ず「紙タオルまたは布巾を敷く」ことが極意です。これにより、沸騰した際のお湯の対流による耐熱皿のガタつきを防ぎ、安定した状態で均一に熱を伝えることができます。
また、注ぐ水の量は「皿の3分の1程度の高さ」をしっかりと守ってください。水が多すぎると沸騰した際にお湯が皿の中に入ってしまい、水っぽい仕上がりになってしまいます。逆に少なすぎると途中で空焚きになる恐れがあります。
ふたをして中火で約15分間、蒸気で包み込むように加熱することで、かぼちゃの水分を逃さず、しっとりホクホクに蒸し上がります。
仕上げのバターと黒こしょうの黄金比
蒸し上がった直後の熱々の状態で行う仕上げの工程が、この料理の味の決め手となります。竹串がスッと通るほど柔らかく蒸し上がったかぼちゃに、バターをのせることで、余熱でじんわりとバターが溶け出し、全体に濃厚なコクと乳製品特有の甘い香りをまとわせます。
かぼちゃの自然な甘み、ベーコンの動物性の旨みと塩気、そしてバターのまろやかさが三位一体となる瞬間です。さらに、ここでたっぷりの「粗びき黒こしょう」をふることが非常に重要です。黒こしょうのピリッとしたスパイシーな刺激が、かぼちゃとバターの甘みをキリッと引き締め、料理全体の輪郭を鮮明にしてくれます。
単なる甘いおかずではなく、大人も満足できる奥深い味わいに昇華させる重要なステップです。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「かぼちゃのバターベーコン蒸し」には、ぜひ風味豊かなワインを合わせて楽しんでみてください。特におすすめしたいのが、樽香の効いたふくよかなシャルドネです。
かぼちゃのほっくりとした優しい甘みと、仕上げにのせて溶け出したバターの濃厚なコクは、樽熟成させたシャルドネの持つバニラやナッツのような芳醇なニュアンスと見事に調和します。
また、ベーコンの燻製香と塩気、そして白ワインを振って蒸し上げた爽やかな風味があるため、軽やかなピノ・ノワールを合わせるのも素晴らしい選択です。ピノ・ノワールの持つ赤い果実の酸味と繊細なタンニンが、粗びき黒こしょうのスパイシーなアクセントと響き合い、次の一口を誘います。
冷えたスパークリングワインや辛口のシードルと合わせて、休日のブランチやリラックスしたディナーのひとときをエレガントに演出するのもおすすめです。
保存テクニックと温め直し方
残った「かぼちゃのバターベーコン蒸し」は、粗熱が完全に取れてから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日程度です。かぼちゃは水分を含みやすく、傷みやすい食材ですので、早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
温め直す際は、電子レンジで軽く加熱するか、再びフライパンで少量の酒を振って蒸し直すと、バターの風味が蘇り美味しくいただけます。冷凍保存は、かぼちゃの食感が損なわれてスポンジ状になってしまうため、基本的には避けたほうが無難です。作ってすぐに食べ切るのが、最もホクホクとした食感を楽しめる一番の秘訣です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、ワタナベマキさん直伝の「かぼちゃのバターベーコン蒸し」のレシピをご紹介しました。かぼちゃとベーコンという身近な食材を使いながら、フライパンひとつで手軽に本格的な味わいを引き出せる素晴らしいレシピです。
かぼちゃの皮をところどころむいて味の染み込みを良くし、白ワインの風味をまとわせてから紙タオルを敷いたフライパンで丁寧に蒸し上げることで、素材の持つ本来の甘みと旨みが最大限に活かされます。
ふっくらと蒸し上がった熱々のかぼちゃに、とろけるバターのコクと粗びき黒こしょうのピリッとした刺激が絡み合う瞬間は、まさに至福のひとときです。毎日の食卓の彩り豊かな副菜としてはもちろん、ワインを傾けるリラックスタイムのお供としても大活躍する一皿です。
ぜひ今夜の献立に取り入れて、その絶妙なハーモニーを存分に味わってみてください。
