人気料理家・ワタナベマキさんのレシピ、「レタスのごま柚子蒸し」をご紹介します。レタスといえばサラダなど生で食べる機会が多い野菜ですが、さっと火を通すことでカサが減り、驚くほどたっぷりの量を美味しく食べられるようになります。
本記事では、ワタナベマキさん直伝の、フライパンを使った手軽な蒸し料理の作り方を余すところなくお伝えします。使う材料はレタス、ごま油、柚子こしょう、そして白ごまのみという非常にシンプルな構成です。
ごま油の豊かな香りとコク、そして柚子こしょうの爽やかな辛味と塩気が絶妙に絡み合い、レタス本来の優しい甘みを引き立てます。電子レンジではなく、フライパンに湯を張って蒸し上げる手順を踏むことで、ふっくらとしんなりした絶妙な食感に仕上がり、温かい副菜として食卓を豊かに彩ります。
忙しい日のあと一品が欲しい時や、冷蔵庫に余ったレタスを消費したい時にもぴったりの、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめる素晴らしい一皿です。ぜひ日々の献立にお役立てください。
【ワタナベマキさんのレシピ】レタスのごま柚子蒸しの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings3
minutes5
minutes70
kcal8
minutes人気料理家・ワタナベマキさんのレシピ、「レタスのごま柚子蒸し」をご紹介します。レタスといえばサラダなど生で食べる機会が多い野菜ですが、さっと火を通すことでカサが減り、驚くほどたっぷりの量を美味しく食べられるようになります。
材料
レタス 1/2コ(150g)
白ごま 適量
【A】
ごま油 大さじ1
柚子(ゆず)こしょう 小さじ2/3
作り方
- レタスは手で大きめにちぎる。耐熱皿(フライパンに入る大きさで3~4cm深さのもの)に入れ、混ぜ合わせた【A】を回しかける。
- フライパンに紙タオルまたは布巾を敷き、 1 の耐熱皿をのせる。水を皿の1/3程度の高さまでフライパンに注ぐ。ふたをして中火にかけ、湯が沸騰してから約2分30秒間蒸す。粗熱が取れたら皿ごと取り出し(やけどに注意)、白ごまをふる。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (レタスのごま柚子蒸し)
レタスのごま柚子蒸しを美味しく作る3つの極意
レタスは包丁を使わず手で大きめにちぎる
レタスを準備する際、包丁で切るのではなく手で大きめにちぎることがこのレシピの重要なポイントです。金気(金属)を嫌うレタスは、包丁で切ると切り口から酸化が進み、変色しやすくなるだけでなく、苦味が出やすくなります。手でちぎることで細胞の破壊を最小限に抑え、シャキシャキとした食感を保ちやすくなります。
また、断面が不規則に荒くなるため、ごま油と柚子こしょうを合わせた調味料がしっかりと絡みやすくなり、短時間の加熱でも味が均一に馴染むというメリットがあります。大きめにちぎることで、加熱後に縮んでも程よい食べ応えを残すことができます。
フライパンに紙タオルまたは布巾を敷いて蒸す
耐熱皿を直接フライパンに置くのではなく、フライパンの底に紙タオルまたは布巾を一枚敷いてから耐熱皿をのせることが、美しく仕上げるための極意です。このひと手間を加えることで、沸騰した際のお湯の気泡による激しい振動を吸収するクッションの役割を果たします。
結果として、耐熱皿がフライパンの底に当たってカタカタと音が鳴ったり、皿がずれてお湯が入ってしまったりするのを防ぐことができます。また、熱の当たり方が穏やかになり、レタス全体を包み込むように均一な蒸気で優しく加熱できるため、火の通りムラを防ぎ、しっとりとした極上の蒸し上がりに直結します。
沸騰してから約2分30秒間という絶妙な加熱時間
ふたをして中火にかけ、湯が沸騰してから「約2分30秒間蒸す」という加熱時間が、レタスの美味しさを最大限に引き出す絶妙なタイミングです。葉物野菜であるレタスは非常に火が通りやすいため、長時間の加熱は禁物です。
2分30秒という短い蒸し時間にとどめることで、レタスの鮮やかな緑色を色褪せさせることなく保ちつつ、生野菜にはない温かさとしんなり感を与えます。シャキッとした芯の歯ごたえと、熱でしっとりとした葉の食感のコントラストを同時に楽しむことが可能になります。
加熱しすぎると水分が抜けすぎてベチャッとしてしまうため、時間を厳守して火から下ろすことが重要です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「レタスのごま柚子蒸し」は、ごま油の芳醇な風味と柚子こしょうのピリッとした柑橘系の辛味が特徴的な和の副菜です。この風味豊かな一品には、爽やかな酸味と果実味を持つ白ワインが非常によく合います。
例えば、ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランは、ワイン自体が持つ柑橘類やハーブの青々しい香りが柚子こしょうの風味と同調し、レタスの瑞々しさをより一層引き立ててくれます。また、和食の要素が強いため、日本酒との相性も抜群です。
冷やしたスッキリとした味わいの純米吟醸酒や、微発泡のスパークリング日本酒を合わせると、ごま油のコクを適度に洗い流し、口の中をさっぱりとさせてくれます。
日常の食卓では、キンキンに冷えたピルスナータイプのビールや、爽快感のあるレモンサワー、ハイボールなどを合わせても、料理の適度な塩気と辛味が素晴らしいおつまみとして機能し、お酒が進みます。
保存テクニックと温め直し方
このレタスのごま柚子蒸しは、出来立ての温かい状態はもちろんのこと、粗熱が取れて味がしっかりと馴染んだ状態でも美味しく召し上がれます。もし余ってしまった場合は、清潔な保存容器に移し替え、しっかりと密閉して冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は冷蔵で1日〜2日程度です。
時間が経つとレタスから水分が出やすくなるため、食べる前に軽く水気を切るか、再度少量の白ごまを振って風味を補うと美味しくいただけます。冷凍保存はレタスの食感が著しく損なわれるためおすすめできません。なるべく早めに食べ切るようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
ワタナベマキさん直伝の「レタスのごま柚子蒸し」は、手軽に手に入るレタスを、驚くほど風味豊かで食感良く仕上げる魔法のようなレシピです。手でちぎったレタスにごま油と柚子こしょうを回しかけ、フライパンを利用して短時間蒸し上げるだけのシンプルな手順ながら、その味わいは深く、副菜やおつまみとして大活躍します。
フライパンに布巾を敷いて穏やかに加熱する工夫や、2分30秒という絶妙な蒸し時間が、レタスの甘みとシャキシャキ感を保つ秘訣です。電子レンジではなく蒸気を使って火を通すことで得られる、ふっくらとしんなりした温サラダ感覚の仕上がりは、冷たい生野菜が苦手な方にもおすすめです。
柚子の爽やかな香りとごまのコクが後を引き、あっという間に1/2個のレタスを平らげてしまうことでしょう。ぜひご家庭の定番メニューとして取り入れてみてください。
