藤井恵さんのレシピ「大きいプリン」をご紹介します。おうちで過ごす特別な日や、おもてなしの席にぴったりの、夢のように大きなプリンです。型からパカッと外したときのあのワクワク感は、大人になっても色褪せることはありません。
藤井恵さん直伝のこのレシピは、卵黄を多めに加えることでコク深く、なめらかでリッチな味わいに仕上がっているのが特徴です。また、グラニュー糖ときび糖の2種類の砂糖をブレンドして使うことで、甘さの中に奥行きが生まれ、どこか懐かしくも洗練された味わいを楽しめます。
さらに、ほろ苦いカラメルソースがプリンの甘さを引き締め、絶妙なバランスを生み出します。オーブンを使った湯煎焼き(蒸し焼き)でじっくりと火を通すことで、「す」が入ることなく、舌触りなめらかな極上のプリンが出来上がります。
たっぷりのホイップクリームと真っ赤なさくらんぼを飾れば、まるで昔ながらの喫茶店で出てくるようなレトロで可愛らしいプリンの完成です。ぜひこのレシピで、至福のスイーツタイムを楽しんでみてください。
【藤井恵さんのレシピ】大きいプリンの作り方
Course: デザートCuisine: 洋食8
servings20
minutes45
minutes250
kcal65
minutes藤井恵さんのレシピ「大きいプリン」をご紹介します。おうちで過ごす特別な日や、おもてなしの席にぴったりの、夢のように大きなプリンです。型からパカッと外したときのあのワクワク感は、大人になっても色褪せることはありません。
材料
卵 3コ
卵黄 2コ分
グラニュー糖 40g
きび糖 40g
牛乳 カップ3
バニラオイル 少々
さくらんぼ(缶詰) 6~8コ
バター
【A】
グラニュー糖 80g
水 大さじ2
【ホイップクリーム】
生クリーム カップ1/2
グラニュー糖 大さじ1
作り方
- 小鍋に【A】を入れて強めの中火で熱し、絶えず鍋底を揺すりながら煮詰める。カラメル色になったら型に流し入れる。牛乳は別の小鍋に入れて熱し、煮立つ直前まで温める。
- ポイント
- 常に様子を見ながら鍋底を揺すり、よく焦げ色をつけて味にメリハリを。型の下に水をはっておくと、すぐに固まる。
- ボウルに卵、卵黄を溶きほぐし、グラニュー糖、きび糖を加えて泡立て器でよく混ぜ合わせる。バニラオイル、温めた牛乳を加え、さらに混ぜる。 1 の型にざるでこしながら加える。表面の気泡はスプーンで取り除く。
- ポイント
- ざるでこし入れることで、「す」が入りにくく、よりなめらかな食感に。
- アルミ箔(はく)を二重にして型にふんわりとかぶせ、縁をしっかりと押さえる。大きめのバットにのせ、さらに天板にのせる。170℃のオーブンに入れて天板、バットの両方にたっぷりと熱湯を注ぎ、30〜40分間焼く。竹串を刺して液体が出てこなければ焼き上がり。
- ポイント
- アルミ箔を二重にしてふんわりとかぶせ、熱の入り方を調整する。湯が入らないように縁はしっかりととめる。 湯は天板とバットの両方になるべくたっぷりと注いで蒸し焼きに。やけどに注意。焼いている間、天板の湯面はフツフツさせないこと。
- 焼き上がったら型ごと氷水で急冷し、冷蔵庫で4時間以上冷やす。冷えたら型とプリンの隙間に包丁を入れて一周させ、一回り大きな皿をかぶせ、ひっくり返して盛る。ホイップクリームの材料はボウルに入れて泡立て器で泡立て、さくらんぼとともに飾る。
- ポイント
- 型の下に割り箸などをはさんでおくと、より早く冷える。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (大きいプリン)
大きいプリンを美味しく作る3つの極意
カラメルはしっかり焦がして味にメリハリを
このレシピの重要なポイントは、カラメルソースの仕上げ方にあります。小鍋にグラニュー糖と水を入れて強めの中火にかけ、絶えず鍋底を揺すりながら煮詰めていきます。ここで大切なのは、しっかりと焦げ色をつけることです。
カラメルを焦がし気味にすることで、甘いプリン液に対してしっかりとしたほろ苦さが加わり、全体の味にメリハリが生まれます。
カラメルができたら、すぐに型に流し入れますが、このとき型の下に水を張ったバットなどを置いておくと、カラメルが急冷されてすぐに固まり、後から流し入れるプリン液と混ざるのを防ぐことができます。
プリン液はざるでこしてなめらかな食感に
ボウルで卵と卵黄、2種類の砂糖を混ぜ合わせた後、温めた牛乳を加えてプリン液を作りますが、これを型に流し入れる際、必ずざるでこすのが極上のなめらかさを生み出すための極意です。
卵のカラザや溶け残った卵白、砂糖のダマなどをざるで取り除くことで、口当たりの悪い部分がなくなり、均一でシルクのような舌触りに仕上がります。さらに、型に流し入れた後に表面に浮いている気泡をスプーンで丁寧に取り除くことも忘れないでください。
このひと手間をかけることで、焼き上がりに「す」(小さな穴)が入りにくくなり、見た目も美しくなります。
たっぷりの湯で蒸し焼きにし、熱の入り方を調整
オーブンでの焼き方も、失敗しないための重要なポイントです。プリンの型にはアルミ箔を二重にしてふんわりとかぶせ、湯が中に入らないように縁をしっかりと押さえておきます。これにより、直接的な熱を和らげ、熱の入り方を均一に調整します。
大きめのバットに型をのせ、それを天板にのせたら、170℃に予熱したオーブンに入れます。そして、天板とバットの両方にたっぷりの熱湯を注いで30〜40分間蒸し焼きにします。焼いている間はオーブン内の湯面がフツフツと沸騰しないように注意してください。静かに火を通すことで、すが入らずなめらかに固まります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このコク深くリッチな味わいの大きいプリンには、甘さを引き立てつつ、口の中をリフレッシュさせてくれる飲み物がよく合います。アルコールを合わせるなら、甘口のデザートワインがおすすめです。
特に、フランスのソーテルヌや、ハンガリーのトカイなどの貴腐ワインは、プリンの濃厚な卵の風味やカラメルのほろ苦さと素晴らしいマリアージュを奏でます。貴腐ワイン特有の蜂蜜やアプリコットのような香りが、プリンのバニラの香りと重なり、より一層リッチな余韻を楽しめます。
また、ノンアルコールであれば、深煎りのコーヒーやアールグレイの紅茶が定番の組み合わせです。コーヒーの強い苦味はカラメルの風味と相性が良く、口の中に残る甘さをスッキリと洗い流してくれます。
少し特別なティータイムには、マスカットのような爽やかな香りを持つダージリンのセカンドフラッシュを合わせるのも、プリンの繊細な風味を引き立てる良い選択です。
保存テクニックと温め直し方
焼き上がったプリンは、粗熱をとるために型ごと氷水で急冷し、その後冷蔵庫で4時間以上しっかりと冷やしてから型から外してください。残ったプリンを保存する場合は、乾燥や匂い移りを防ぐために、ラップをぴったりとかけて冷蔵庫で保存します。
手作りのため保存料が入っていませんので、作った翌日、遅くとも翌々日くらいまでには食べ切るようにしてください。時間が経つとカラメルがプリンに染み込みすぎたり、水分が出てきたりして食感が変わってしまうため、早めにお召し上がりいただくのが一番美味しく味わえる秘訣です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
藤井恵さんにご紹介いただいた「大きいプリン」は、見た目のインパクトと本格的な味わいを兼ね備えた、誰もが笑顔になる素晴らしいデザートです。卵黄を贅沢に使い、きび糖の優しいコクをプラスしたプリン液は、ざるで丁寧にこすことで、専門店にも負けない驚くほどなめらかな舌触りを実現しています。
また、しっかりめに焦がしたほろ苦いカラメルソースが、全体の味わいを引き締め、最後まで飽きずに食べられる計算されたバランスになっています。オーブンでの蒸し焼きや、急冷してしっかりと冷やすといった一つ一つの工程を丁寧に行うことで、「す」の入らない完璧なプリンを家庭で作り上げることができます。
ホイップクリームとさくらんぼを飾ったレトロで華やかな見た目は、誕生日やホームパーティーのメインデザートとしても大活躍すること間違いなしです。ぜひ、この特別なレシピに挑戦してみてください。
