今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「きのこと厚揚げのうま煮」をご紹介します。日々の食卓に温かさと深い味わいをもたらしてくれる、ワタナベマキさんならではの優しくてホッとする和食の一品です。
旨味たっぷりの「ゴロゴロ冷凍きのこ」と、出汁をしっかりと吸い込んだふっくらとした厚揚げの相性は抜群で、一口食べるごとにじんわりと素材の美味しさが口いっぱいに広がります。ねぎの甘みと、さやいんげんの鮮やかな緑が食卓に彩りを添えてくれるのも魅力の一つです。
調味料もみりん、酒、しょうゆ、塩といった基本的なものだけで構成されており、だしの旨味を最大限に引き出す計算されたバランスは見事の一言です。きのこは冷凍したものを使用することで、細胞が壊れて旨味成分が溶け出しやすくなり、短い煮込み時間でも驚くほど深いコクが生まれます。
毎日の献立作りにお悩みの方や、手軽に本格的な和食の小鉢を取り入れたい方に強くおすすめしたい、ワタナベマキさんの素晴らしいレシピです。ぜひ、今日の晩ごはんでこの滋味深い味わいを堪能してみてください。
【ワタナベマキさんのレシピ】きのこと厚揚げのうま煮の作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes10
minutes210
kcal20
minutes今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「きのこと厚揚げのうま煮」をご紹介します。日々の食卓に温かさと深い味わいをもたらしてくれる、ワタナベマキさんならではの優しくてホッとする和食の一品です。
材料
ゴロゴロ冷凍きのこ 1/4量
厚揚げ 1枚(200g)
ねぎ 1/2本
さやいんげん 4本
だし カップ2
【A】
みりん 大さじ2
酒 小さじ1
【B】
しょうゆ 小さじ2
塩 小さじ1/4
作り方
- 厚揚げは縦半分に切り、横に8等分に切る。ねぎは斜め薄切りにする。さやいんげんは筋があれば取り、斜め薄切りにする。
- 鍋にだし、厚揚げ、ねぎを入れ、中火にかける。煮立ったら、 ゴロゴロ冷凍きのこ を凍ったまま加える。
- きのこが溶けたら、【A】、さやいんげんを加える。ひと煮立ちしたら【B】を加え、器に盛る。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (きのこと厚揚げのうま煮)
きのこと厚揚げのうま煮を美味しく作る3つの極意
冷凍きのこは凍ったまま鍋に加えること
このレシピの大きなポイントは、事前に作っておいた「ゴロゴロ冷凍きのこ」を解凍せずに、凍ったまま煮立った鍋に直接加えることです。きのこ類は冷凍することで細胞壁が壊れるため、加熱した際に旨味成分であるグアニル酸などが汁に溶け出しやすくなります。
常温で解凍してしまうと、水分と一緒にせっかくの旨味や風味が流れ出てしまうため、必ず凍った状態のまま出汁の中に入れることが重要です。これにより、だしの風味が格段にアップし、短時間でもじっくりと煮込んだような奥深い味わいのうま煮が完成します。
調味料は2段階に分けて加えること
手順の中で、調味料を【A】(みりん大さじ2、酒小さじ1)と【B】(しょうゆ小さじ2、塩小さじ1/4)の2回に分けて加えることも、味をしっかりと決めるための重要なポイントです。きのこが溶けてから先にみりんと酒を加えることで、食材に自然な甘みとコクを浸透させ、酒の効果で風味を引き立てます。
その後、ひと煮立ちさせてから最後にしょうゆと塩を加えることで、しょうゆの豊かな香りや塩気を飛ばすことなく、輪郭のハッキリとした味に仕上げることができます。この順番を守ることで上品な和食の味になります。
厚揚げは油抜き不要で旨味を活かすこと
厚揚げとねぎは、だしと一緒に最初から鍋に入れて中火にかけます。冷たいだしから火にかけることで、厚揚げの油分とねぎの甘みが出汁にゆっくりと溶け出し、煮汁全体のコクが深まります。厚揚げは縦半分にしてから横に8等分に切ることで、表面積が増えて短い時間でも中心までしっかりと味が染み込みやすくなります。
また、さやいんげんを最後に加えることで、鮮やかな緑色とシャキッとした食感が失われず、見た目にも美しい一品に仕上がります。それぞれの食材を入れるタイミングが、完璧な仕上がりを生み出しています。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「きのこと厚揚げのうま煮」は、だしの効いた優しい和風の味わいなので、合わせるお酒も素材の味に寄り添うような穏やかなものがぴったりです。ワインを選ぶなら、日本の甲州ブドウを使った白ワインや、シャルドネの無樽タイプ(シャブリなど)がおすすめです。
きのこの土のニュアンスとだしの旨味には、ピノ・ノワールのような軽やかで出汁のような旨味を持つ赤ワインも驚くほどよく合います。日本酒であれば、米の旨味を感じる純米酒をぬる燗にすると、厚揚げのコクやきのこの風味と口の中でまろやかに溶け合います。
また、スッキリとした麦焼酎のお湯割りなども、さやいんげんの青々しい風味やねぎの甘みを邪魔せず、日常のほっとする晩酌の時間を演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
保存する際は、粗熱がしっかりと取れてから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。だし汁ごと保存することで、時間が経つごとに厚揚げの中までさらに味が染み込み、翌日はまた違った深い美味しさを楽しむことができます。冷蔵保存の目安は約2〜3日程度です。
さやいんげんは時間が経つと色褪せてしまうため、見た目を鮮やかに保ちたい場合は、食べる直前に茹でたものを新しく添えるのもおすすめです。温め直す際は、小鍋に移して弱火で優しく火を入れるか、電子レンジで軽く加熱してお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、ワタナベマキさんのレシピによる「きのこと厚揚げのうま煮」をご紹介しました。冷凍きのこを活用することで、驚くほど手軽に、そして旨味たっぷりの本格的な和風の煮物が完成します。
切った厚揚げとねぎをだしで煮立て、凍ったままのきのこを加えるだけというシンプルな工程ながら、調味料を入れるタイミングや食材の組み合わせが絶妙で、一口食べればその奥深い味わいに驚くはずです。
日々の献立の副菜としてはもちろん、お酒のおつまみや、少し多めに作ってお弁当のおかずにするのにも大活躍する一品です。優しいおだしの風味と、ふっくらとした厚揚げの食感に心身ともに癒されるこのレシピ。
特別な食材は必要なく、スーパーで手に入る身近な材料ですぐに作ることができるので、ぜひ今夜の食卓の一品としてお試しください。
