プロの料理人である谷昇さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、一般的なハッシュドビーフとは一線を画す、本格的かつ洗練された味わいが楽しめるフランス風ハッシュドビーフです。
牛肉をあらかじめ塩とオリーブ油でしっかりともみ込み、10分間以上おいて下味をつけることで、肉本来の旨味をしっかりと引き出します。また、たまねぎを炒める際には、あらかじめ水を加えながら弱火でじっくりと加熱するのが大きな特徴です。
焦げつかせずにやわらかく火を通しながら、全体があめ色になるまで丁寧に炒めることで、深みのある甘みと豊かなコクが生み出されます。
さらに、トマトの水煮をミキサーにかけるか裏ごししてなめらかにしたソースに加え、仕上げにきゅうりのピクルスを加えることで、爽やかな酸味がアクセントとなり、濃厚ながらも最後まで飽きのこない絶妙なバランスに仕上がります。
ご家庭の食卓をレストランのような贅沢な空間に変えてくれる、谷昇さん直伝の極上の味わいをぜひお試しください。
【谷昇さんのレシピ】フランス風ハッシュドビーフの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes15
minutes485
kcal30
minutesプロの料理人である谷昇さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、一般的なハッシュドビーフとは一線を画す、本格的かつ洗練された味わいが楽しめるフランス風ハッシュドビーフです。
材料
牛薄切り肉 300g
たまねぎ 1/2コ(100g)
きゅうりのピクルス(市販。小さいもの) 20g
トマトの水煮(缶詰) 1/2缶(200g)
バター(食塩不使用) 20g
イタリアンパセリ(生/みじん切り) 少々(またはパセリ)
塩 少々
オリーブ油 少々
サラダ油 小さじ1
黒こしょう 適量
作り方
- 牛肉は長ければ5cmぐらいに食べやすく切る。塩・オリーブ油各少々をまぶしてもみ、1枚ずつにほぐす。そのまま10分間以上おく。
- たまねぎは縦半分に切り、繊維に沿って薄切りにする。きゅうりのピクルスは小口切りにする。トマトの水煮はミキサーにかけるか裏ごしする。
- フッ素樹脂加工の鍋にサラダ油小さじ1を熱し、 1 を入れて肉の香りがたつようにサッと炒めて取り出す。
- 同じ鍋にバターを入れて火にかけ、溶け始めたらたまねぎ、水約カップ1を入れて弱火で煮るような感じで炒める。全体が乾いてきたら、焦げつかないように時々水約大さじ1を加え、鍋の側面についた焼き色とうまみを溶かしながら、全体があめ色になるまで炒める。
- ポイント
- あらかじめ水を加えておくことで、焦げつかせずにやわらかく火を通しながらじっくりと炒める。
- 4 に 3 を戻し入れ、水カップ1/2、トマトの水煮を加える。味をみて、塩少々、黒こしょう適量を加えて味を調える。さらに約2分間火を通し、ピクルスを加えてサッと混ぜ、火から下ろす。
- 器に盛り、仕上げにイタリアンパセリをふる。
メモ
- 谷昇さんのレシピ (フランス風ハッシュドビーフ)
フランス風ハッシュドビーフを美味しく作る3つの極意
牛肉に塩とオリーブ油をまぶして10分以上おく
牛肉は長ければ5cmぐらいに食べやすく切った後、塩とオリーブ油各少々をまぶしてもみ、1枚ずつにほぐしてそのまま10分間以上おきます。このひと手間により、肉に下味がしっかりと浸透するとともに、加熱した際にかたくならず、ジューシーで香り高い仕上がりになります。
肉の香りがたつようにサッと炒めて一度取り出すことで、肉の旨味を閉じ込めることができます。
たまねぎを水に加えながらあめ色になるまでじっくり炒める
たまねぎは縦半分に切り、繊維に沿って薄切りにします。鍋にバターを入れて溶け始めたら、たまねぎと水約カップ1を入れて弱火で煮るような感じで炒めます。全体が乾いてきたら、焦げつかないように時々水約大さじ1を加え、鍋の側面についた焼き色とうまみを溶かしながら、全体があめ色になるまでしっかりと炒めます。
あらかじめ水を加えておくことで、焦げつかせずにやわらかく火を通すことができます。
トマトの水煮となめらかなソース、ピクルスの酸味の調和
トマトの水煮はミキサーにかけるか裏ごしして使用します。あめ色に炒めたたまねぎの鍋に一度取り出した牛肉を戻し入れ、水カップ1/2とトマトの水煮を加えます。塩少々、黒こしょう適量で味を調えたら約2分間火を通し、最後に小口切りにしたきゅうりのピクルスを加えてサッと混ぜて火から下ろします。
ピクルスの爽やかな酸味が加わることで、全体の味わいが引き締まり、深いコクとキレのある絶妙なバランスが生み出されます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
フランス風ハッシュドビーフの上品で深いコクと、トマトの爽やかな酸味、ピクルスのアクセントには、軽やかでありながら果実味を感じる赤ワインが非常によく合います。
例えば、フランス産のピノ・ノワール種を使った赤ワインは、主張しすぎない柔らかなタンニンと心地よい酸味を持っており、牛肉の旨味やたまねぎの甘みを引き立てつつ、全体の味わいをすっきりとまとめてくれます。
また、少し冷やした状態でも美味しくいただけるため、料理の持つ繊細な風味を損なうことなく、最後まで心地よいマリアージュをお楽しみいただけます。
保存テクニックと温め直し方
調理後は粗熱を取ってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存の際は清潔な箸やお玉を使用し、お早めにお召し上がりください。なお、具材の食感やピクルスの風味を損なわないよう、保存後は食べる分だけ温め直していただくのがおすすめです。
長期間保存する場合は冷凍保存用の容器やジッパー付き保存袋に入れて冷凍することも可能ですが、風味を保つためなるべく早めにお召し上がりいただくことを推奨します。
このレシピのまとめと栄養のポイント
谷昇さんのレシピによるフランス風ハッシュドビーフは、丁寧な下ごしらえと火入れの技術が光る本格的な一品です。塩とオリーブ油をまぶして10分間以上おいた牛肉をサッと炒めて旨味を閉じ込め、たまねぎは水を加えながら弱火でじっくりとあめ色になるまで炒めることで、深い甘みとコクを引き出します。
ミキサーにかけるか裏ごししたトマトの水煮を合わせ、仕上げにきゅうりのピクルスの爽やかな酸味を加えることで、濃厚でありながらもキレのある味わいに仕上がります。器に盛り付けてイタリアンパセリをふれば、食卓が一気に華やかになります。
手間をかけた分だけ美味しさが際立つ、贅沢な味わいをぜひご家庭でお楽しみください。
