田村隆さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、たっぷりのきのこと豚バラ肉、そして香ばしいせりを合わせて楽しむ「きのこの沢煮椀」です。
沢煮椀といえば千切りにした具だくさんの汁物が定番ですが、田村隆さんのレシピでは生しいたけ、しめじ、まいたけ、えのきだけという数種類のきのこをふんだんに使い、それぞれの旨味を極限まで引き出しているのが大きな特徴です。
さらに、砂糖水に浸すという下ごしらえの工夫によってきのこの風味がより豊かになり、上品かつ奥深い味わいに仕上がります。豚バラ肉のコクが加わることで、シンプルな味付けでありながら食べ応えも抜群です。
仕上げに振る黒こしょうのピリッとしたアクセントが全体の味を引き締め、最後の一滴まで飽きずに美味しく召し上がっていただけます。和食の基本を大切にしながらも、家庭で手軽に料亭のようなお吸い物体験ができる素晴らしいレシピです。ぜひ日々の献立に取り入れて、心も体も温まる優しいひとときをお楽しみください。
【田村隆さんのレシピ】きのこの沢煮椀の作り方
Course: 汁物Cuisine: 和食4
servings15
minutes4
minutes145
kcal19
minutes田村隆さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、たっぷりのきのこと豚バラ肉、そして香ばしいせりを合わせて楽しむ「きのこの沢煮椀」です。
材料
生しいたけ(中) 4枚
しめじ 1パック(100g)
まいたけ 1パック(100g)
えのきだけ 1パック(100g)
豚バラ肉(薄切り) 100g
せり 50g
だし カップ4
砂糖 1つまみ
塩 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ1/2
酒 大さじ2
黒こしょう(粗びき) 少々
作り方
- きのこ類は、汚れを軽くふき取る。しいたけは軸を除く。しめじ、まいたけは石づきを除き、小房に分ける。砂糖一つまみを入れた水適量に、しいたけ、しめじ、まいたけを5~6分間つけ、水けをきる。しいたけは細切りにする。えのきだけは根元を切ってほぐす。
- 豚バラ肉は細切りにする。せりは食べやすい長さに切る。
- 鍋に 1 のきのこと 2 の豚肉、だしを入れて火にかけ、煮立ったらアクを取り、中火にして3分間煮る。
- 塩大さじ1/2、しょうゆ大さじ1/2、酒大さじ2で味を調え、せりを加えて1分間煮る。器に盛り、黒こしょう(粗びき)適量をふる。
メモ
- 田村隆さんのレシピ (きのこの沢煮椀)
きのこの沢煮椀を美味しく作る3つの極意
砂糖水に浸すことできのこの旨味を引き出す下ごしらえ
このレシピのポイントは、しいたけ、しめじ、まいたけを砂糖を一つまみ入れた水適量に5~6分間浸すという丁寧な下ごしらえです。砂糖水に浸すことできのこの細胞が優しく刺激され、きのこ本来が持つ旨味や香りがしっかりと引き出されます。
その後しっかりと水けをきることで、余分な臭みが抜け、だしと合わせた際にお互いの味が濁らずにきれいに調和します。一手間かけることで、汁全体の味わいが格段に深まる重要な工程となっています。
種類の異なるきのこと豚バラ肉が生み出す絶妙なハーモニー
生しいたけ、しめじ、まいたけ、えのきだけという食感や香りの異なる4種類のきのこをふんだんに使用している点がこのお椀の魅力です。軸や石づきを丁寧に取り除き、食べやすい大きさに整えることで、口に入れたときにそれぞれの食感の違いを楽しむことができます。
さらに、細切りにした豚バラ肉を加えることで、肉の旨味と適度な脂がだしに溶け込み、淡白になりがちなきのこのお吸い物にしっかりとした満足感と奥行きをもたらしています。
火加減と加えるタイミングにこだわったせりと黒こしょうの仕上げ
鍋にきのこと豚肉、だしを入れて火にかけ、煮立ったらしっかりとアクを取ることが大切です。中火にして3分間煮て素材の味を引き出した後、塩大さじ1/2、しょうゆ大さじ1/2、酒大さじ2で味を調えます。
そこに食べやすい長さに切ったせりを加えて1分間煮ることで、せりのシャキシャキとした食感と爽やかな香りを絶妙な状態で残すことができます。最後に器に盛り、黒こしょうの粗びきを適量ふることで、全体を引き締める上品なアクセントが生まれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
きのこの沢煮椀には、すっきりとした辛口の日本酒や、軽やかな白ワインが非常によく合います。特に、キレのある冷酒や、果実味が控えめでミネラル感を感じさせる日本の甲州ワインなどを合わせると、きのこの豊かな旨味や出汁の優しい味わいを損なうことなく、心地よいマリアージュを楽しむことができます。
また、食事の最初の一杯として温かいお椀と共に楽しむことで、口の中がリフレッシュされ、素材の繊細な風味をより一層引き立ててくれます。
保存テクニックと温め直し方
作り置きをする場合は、具材と汁を一緒に密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、当日〜翌日中には食べ切るようにしてください。せりは時間が経つと食感や香りが損なわれやすいため、作り置きの際はせりを加える前の状態で保存するか、食べる直前にせりを加えてさっと温め直すのがおすすめです。
再加熱する際は、風味を飛ばさないよう弱火で優しく温めてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
田村隆さんのレシピによる「きのこの沢煮椀」は、生しいたけ、しめじ、まいたけ、えのきだけという豊富なきのこを贅沢に使用した、旨味たっぷりの絶品お吸い物です。
砂糖水に浸すという独特の下ごしらえによってきのこのポテンシャルを最大限に引き出し、細切りにした豚バラ肉のコクと合わせることで、奥深い味わいに仕上げています。塩、しょうゆ、酒でシンプルに調味しただしの中に、仕上げのせりが爽やかな香りと彩りを添え、粗びき黒こしょうが全体をキリッと引き締めます。
手順に沿って丁寧に作れば、家庭でも料亭の味を再現できる心温まる一品です。
