今回は、日本を代表する料理人である村田吉弘さんのレシピ「うまみ酢」の作り方をご紹介します。毎日の和食作りが劇的に美味しく、そして簡単になる、まさに魔法のような万能調味料のレシピです。用意する材料は、しょうゆ、みりん、酢、酒、そして昆布のみ。
どこの家庭にもある身近な材料だけで、プロの味を再現することができます。しょうゆ、みりん、酢を各カップ2分の1(100ml)に対して、酒をカップ1(200ml)加え、昆布と一緒に火にかけるという黄金比率がこのレシピの最大の魅力です。
うまみ酢という名前の通り、昆布から出る豊かな旨味と、酢のまろやかな酸味、そして酒やみりんのコクが絶妙なバランスで調和しています。南蛮漬けや酢の物はもちろん、サラダのドレッシングや、お肉のさっぱり煮など、これひとつで料理の味がバシッと決まります。
シンプルながらも計算し尽くされた村田吉弘さん直伝の配合を、ぜひご家庭の定番調味料として実践してみてください。
【村田吉弘さんのレシピ】うまみ酢の作り方
Course: 調味料Cuisine: 和食10
servings5
minutes10
minutes56
kcal15
minutes今回は、日本を代表する料理人である村田吉弘さんのレシピ「うまみ酢」の作り方をご紹介します。毎日の和食作りが劇的に美味しく、そして簡単になる、まさに魔法のような万能調味料のレシピです。用意する材料は、しょうゆ、みりん、酢、酒、そして昆布のみ。
材料
しょうゆ カップ1/2(100ml)(うす口しょうゆでもよい。)
みりん カップ1/2(100ml)
酢 カップ1/2(100ml)
酒 カップ1(200ml)
昆布 10g
作り方
- しょうゆ、みりん、酢、酒、昆布を鍋に入れ、中火にかける。ひと煮立ちさせ、火を止める。
- ポイント
- アルコールが気になる場合は、先にみりんと酒を煮きってから、他の材料を加える。
- そのまま冷まし、昆布を取り出す。清潔な保存容器に移す。
メモ
- 村田吉弘さんのレシピ (うまみ酢)
うまみ酢を美味しく作る3つの極意
黄金比の調味料と昆布の相乗効果
このうまみ酢のレシピにおける最大の極意は、酒、しょうゆ、みりん、酢という和食の基本調味料の絶妙な配合比率と、そこに加わる昆布の存在です。
しょうゆ、みりん、酢を各カップ2分の1(100ml)に対して、酒をカップ1(200ml)使用し、中火でひと煮立ちさせることで、酸味の角が取れてまろやかな味わいに仕上がります。
さらに昆布10gを一緒に煮立ててそのまま冷ますことで、旨味成分が液体全体に溶け出し、単なる合わせ調味料を極上の「うまみ酢」へと昇華させます。
アルコール分を飛ばすための煮きり
手順の中で特に重要となるのが、みりんと酒に含まれるアルコール分の扱いです。お子様が召し上がる場合や、アルコールのツンとした風味が気になる場合は、あらかじめみりんと酒だけを鍋に入れ、先に煮きってアルコールをしっかりと飛ばしてから、しょうゆ、酢、昆布を加えるという手順を踏むことが推奨されています。
この工程を丁寧に行うことで、素材の風味を邪魔しない、よりすっきりと洗練された味わいに仕上がります。用途や好みに合わせて手順を調整できるのが素晴らしいポイントです。
昆布を入れたまま冷まして旨味を定着
鍋を火にかけ、ひと煮立ちさせて火を止めた後、「そのまま冷まし、昆布を取り出す」という工程が非常に大切です。熱い状態から常温へと温度がゆっくり下がっていく過程で、昆布からじんわりと奥深い旨味が引き出され、液体にしっかりと定着します。
すぐに昆布を取り出してしまうと、この旨味の移行が不十分になってしまうため、必ず冷めるまで待つことが重要です。完全に冷めた後で昆布を取り出し、清潔な保存容器に移すことで、雑味のない澄んだ味わいのうまみ酢を完成させることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
うまみ酢は、和食全般に使える万能調味料ですが、ワインなどのお酒と合わせる料理の味付けにも大活躍します。例えば、このうまみ酢を使って白身魚のカルパッチョや、タコとキュウリのマリネを作ると、和風の酸味と昆布の旨味が爽やかな白ワインと見事に調和します。
おすすめは、柑橘系の香りが豊かなニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランや、ミネラル感たっぷりのシャブリなどの辛口白ワインです。うまみ酢のまろやかな酸味はワインの酸味とぶつかることなく、むしろ素材の甘みを引き立ててくれます。
また、豚肉や鶏肉をうまみ酢でさっぱりと煮込んだメインディッシュには、軽めのピノ・ノワールを合わせるのも素晴らしい組み合わせです。
保存テクニックと温め直し方
出来上がったうまみ酢は、必ず清潔な保存容器(煮沸消毒したガラス瓶など)に移し替えて保存してください。粗熱が完全に取れてから蓋をし、冷蔵庫で保管するのが基本です。
昆布を入れたままにすると海藻のぬめりやえぐみが出ることがあるため、手順通りに冷めた段階で必ず昆布を取り出してから保存容器に移すことが美味しさを保つ秘訣です。冷蔵庫で約1ヶ月程度は風味が落ちずに保存可能ですが、自家製の調味料ですので、風味が良いうちに早めに使い切ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、日本料理の魅力を家庭でも手軽に再現できる、村田吉弘さんの「うまみ酢」のレシピをご紹介しました。しょうゆ、みりん、酢、酒といった身近な基本調味料に昆布の旨味を掛け合わせることで、驚くほど深みのある万能調味料が完成します。
中火にかけてひと煮立ちさせ、そのまま冷ますだけという非常にシンプルな手順でありながら、その味わいは本格的そのものです。南蛮漬けや酢の物、ドレッシングのベースとしてはもちろん、炒め物や煮物の隠し味としても使えるため、冷蔵庫に常備しておけば日々の献立作りが格段に楽になります。
アルコールが気になる場合の煮きりの手順もしっかりと押さえ、ご家庭の味としてぜひ毎日の料理に活用してみてください。
