【谷昇さんのレシピ】鴨のロティの作り方

鴨のロティ 谷昇さんのレシピ

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プロのフレンチの神髄をご自宅で体験できる、谷昇さんのレシピをご紹介します。今回は「鴨のロティ」の作り方です。

骨格の構造を意識してむねやももをていねいに切り分ける本格的な下ごしらえから始まり、フライパンでじっくりと香ばしく焼き上げる工程、さらに焼いたガラから濃厚な白いソースをとる方法、その鴨だしを使って生米からじっくり炊き上げるリゾットまで、すべてのプロセスにこだわりが詰まった極上のコース仕立てのレシピとなっています。

火加減や焼き色の見極めをしっかりと行うことで、ご家庭でもお店のような本格的な味わいを楽しむことができます。特別な日のディナーや、おもてなし料理としてもぴったりの一品です。ぜひこのレシピを参考に、本格フレンチの調理技術に挑戦してみてください。

Servings

2

servings
Prep time

30

minutes
Cooking time

1

hour 

5

minutes
Calories

750

kcal
Total time

95

minutes

プロのフレンチの神髄をご自宅で体験できる、谷昇さんのレシピをご紹介します。今回は「鴨のロティ」の作り方です。

材料

  • 鴨(中抜き) 1羽

  • 米油 適量

  • バター(塩分不使用) 大さじ1

  • 【白いソース】つくりやすい分量

  • 焼いた鴨のガラ 1羽分

  • バター(塩分不使用) 大さじ2/3

  • 塩 適量

  • 【リゾット】つくりやすい分量

  • 鴨だし 120ml(白いソース用にとったもの。)

  • 米 60g

  • バター(塩分不使用) 大さじ1+1/3

  • 塩 適量

作り方

  • 骨格の構造を意識し、むねだけにていねいに切り分けます。くびづるがついている場合は、皮をくびの付け根までめくりあげ、くびづるを切り落とす。
  • 手羽先の関節に包丁を入れて切り落とす。浮いている皮は切り除く。
  • 腹を上に向けてまな板に置く。皮をむねに寄せ、ももの付け根の内側の皮のみを切る。
  • ももを手で外側に倒して関節を外す。
  • 関節の下から尻に向かって骨盤に沿って包丁を入れ、切り進める。
  • 次は逆に尻側から包丁を入れ、関節まで切り進める。
  • ポイント
  • ももを引っ張りながら包丁を当てると切りやすい。
  • そのまま背骨に向かって切り進め、軽く引っ張りながら切り落とす。
  • くびの付け根にあるV字形の鎖骨の内側と外側に沿って包丁を入れ、鎖骨を起こして取り外す。
  • ポイント
  • 鎖骨がついたままだと、焼いたあと切り分ける際に作業しにくいので、この時点で外しておく。
  • 焼き上がりの目安は“おいしそう”な焼き色。最後にバターをからめます。直径26cm以上の表面加工のしてあるフライパンに米油大さじ1を入れて中火にかけ、すぐに鴨のむねを、背側を下にして入れる。約3分後、くびづると手羽先も加える。油ハネに注意しながら焼いていく。
  • ポイント
  • くびづると手羽先は、ソースとリゾット用のだしをとるために焼く。
  • 約5分後、背側においしそうな焼き色がついたらバットにとり出す。くびづると手羽先も焼き色がついたらとり出す。
  • 焼き汁を捨て、フライパンの焦げを洗い落とす。再度フライパンに米油大さじ1~2を入れて中火にかけ、むねを戻し入れる。両側面、腹側、くび側など向きを変えながら焼く。
  • 全面においしそうな焼き色がついたらとり出す。
  • ポイント
  • 鴨の大きさや脂、肉のつき具合で変わるが、とり出すのは約10分後。尻を下にして持ち上げると落ちる肉汁が、透明な状態になるのが目安。
  • フライパンを洗い、中火にかけてバター大さじ1を入れる。溶け出したら、むねを戻し入れ、全面にバターをからめながら温める。
  • ポイント
  • 焼く際についた焦げ臭をバターで洗い落とすイメージ。バターが色づくとナッツのような香りがついてしまうので、色づく前に引き上げる。
  • すぐにむねに塩をふる。
  • ポイント
  • 塩の分量は鴨の重さによる。目安は鴨の重量の0.8%。
  • むね肉、ささ身、だし用の骨、と丁寧に切り分けます。むね肉は最後に炙(あぶ)って香ばしく。むねにふった塩が溶けたら、胸骨の両側に包丁を入れ、すべらせるようにして切り進める。
  • むね肉を外側にめくりながら、手羽の付け根の関節を切る。横に倒して肩甲骨に沿って包丁を入れて切り進め、むね肉を引っ張って切り離す。筋、余分な皮を取り除く。
  • むね肉の下にあったささ身を切り外し、ささみ中央の筋を取り除く。
  • 食べる直前、 16 で切り離したむね肉に扇形に3~4本金串を打ち、直火(じかび)で皮側のみを炙る。食べやすい大きさに切り、【リゾット】を盛った器にささ身と共に盛る。【白いソース】をかける。
  • 焼いたむねから取り外した骨などを煮出すだけで濃厚なだしが。バターと合わせ、鴨(かも)の風味豊かなソースに。くびづる、切り分け終えた鴨から外した骨などを細かく切ってフライパンに入れ、かぶるくらいまで水を注いで中火にかける。アクが出て固まったら火を弱め、すくい取る。
  • 途中、表面から骨が出たら水を適量ずつ加え、沸いた状態を保ちながら煮る。約30分後、紙タオル(不織布タイプ)を敷いたざるでこす。こし終えたガラを再度フライパンに戻して水を注ぎ、中火にかける。沸いたらこして一度目のだしに加える。
  • とっただしのうち、150mlをフライパンに取り分けて中火にかけ、沸いたらバターを加える。そのまま沸いた状態を保って約5分間煮詰め、塩適量で味を調える。
  • 骨を煮出した鴨だしで生米を炒めて炊き、付け合わせをつくります。仕上がりの堅さはお好みで。鍋にバターを入れて弱火にかけ、溶けたら、米を加える。全体がしっかり透き通るまでよく炒める。
  • だしを加えて火を少し強め、底からよく混ぜる。沸いたら火を弱め、途中、水適量、塩適量を加えながら、火が通って柔らかなおじや状になるまで約20分間煮る。

メモ

  • 谷昇さんのレシピ (鴨のロティ)
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鴨のロティを美味しく作る3つの極意

骨格の構造を意識したていねいな切り分けと下ごしらえ

骨格の構造を意識して、むねやもも、手羽先、くびづるなどをていねいに切り分けることが最初の重要なポイントです。ももの付け根の内側の皮のみを切って関節を外し、骨盤に沿って包丁を入れて切り進めます。

また、鎖骨がついたままだと焼いたあとに切り分ける際の作業がしにくくなるため、この時点で鎖骨の内側と外側に沿って包丁を入れてしっかりと起こして取り外しておきます。こうした細部までのていねいな下ごしらえが、あとの焼き上がりや美しさに大きく影響します。

フライパンでの絶妙な火加減と焼き色の見極め

直径26cm以上の表面加工のしてあるフライパンに米油大さじ1を入れて中火にかけ、すぐに鴨のむねを背側を下にして入れます。約3分後にはくびづると手羽先も加え、油ハネに注意しながら焼いていきます。約5分後に背側においしそうな焼き色がついたらバットに取り出し、一度フライパンの焦げを洗い落とします。

再度米油を入れてむねを戻し、両側面や腹側など向きを変えながら全面に焼き色をつけます。とり出す目安は約10分後で、尻を下にして持ち上げたときに落ちる肉汁が透明な状態になることを確認します。

バターで焦げ臭を洗い落とし、香ばしく炙る仕上げ

全面に焼き色がついたあとは、フライパンを洗って中火にかけてバター大さじ1を入れます。溶け出したらむねを戻し入れ、全面にバターをからめながら温めます。これは焼く際についた焦げ臭をバターで洗い落とすイメージの作業です。バターが色づくとナッツのような香りがついてしまうため、色づく前に引き上げます。

その後、すぐに鴨の重量の0.8%を目安に塩をふり、食べる直前に金串を打って直火で皮側のみを香ばしく炙ることで、最高の仕上がりを実現します。

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最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物

鴨のロティの芳醇な旨みと香ばしい皮目、そして濃厚な白いソースとリゾットの味わいには、しっかりとしたコクと上品な酸味を持つ赤ワインが非常によく合います。

特にフランス・ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールや、ボルドー産のバランスの良い赤ワインを選ぶと、鴨肉特有のジューシーな脂とワインのタンニンが絶妙に調和し、お互いの美味しさを一層引き立ててくれます。特別な日のディナーを彩る最高の組み合わせとして、ぜひお試しください。

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保存テクニックと温め直し方

焼き上げた鴨のロティは、できるだけ出来立ての香ばしさとジューシーな食感を楽しんでいただくため、調理後すぐにお召し上がりいただくのが一番おすすめです。余った場合は、粗熱を取ってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。

翌日以降に食べる際は、乾燥しないように注意しながら軽く温め直していただくか、スライスして冷製仕立てやサラダの具材としてアレンジして楽しむことも可能です。

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このレシピのまとめと栄養のポイント

谷昇さんが提案する「鴨のロティ」は、骨格の構造をしっかりと意識したていねいな切り分けから始まり、フライパンでの絶妙な火加減による焼き上げ、焼いたガラを煮出して作る濃厚な白いソース、そしてその鴨だしで炊き上げる絶品のリゾットまで、プロの技を存分に堪能できる本格的なレシピです。

各工程における焼き色の見極めやバターの使い方のコツを押さえることで、ご家庭のキッチンでもお店に負けないクオリティの料理を完成させることができます。特別な日の食卓を華やかに演出する最高の一皿を、ぜひじっくりと時間をかけて作ってみてください。

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