料理研究家、堀江ひろ子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、ご家庭で手軽に作れる本格派「鶏手羽の簡単スープカレー」です。スープカレーといえば、たくさんのスパイスをじっくり煮込んだり、特別な材料が必要だったりして、家で作るのは少しハードルが高いと感じてしまう方も多いかもしれません。
しかし、堀江ひろ子さん直伝のこのレシピなら、いつものカレー粉と身近な調味料を使うだけで、驚くほど風味豊かなスープカレーが完成します。ポイントは、骨付きの鶏スペアリブ(手羽中)を使い、あらかじめカレー粉としょうゆで下味をつけて香ばしく焼き上げること。鶏の旨味と香ばしさがスープ全体に溶け出します。
さらに、トマトの酸味とオクラの食感、そして隠し味にナムプラーを加えることで、エスニックで奥深い味わいに仕上がります。毎日の献立に悩んだ時や、ちょっと特別なカレーを楽しみたい時にもぴったりの一品です。
【堀江ひろ子さんのレシピ】鶏手羽の簡単スープカレーの作り方
Course: 主菜Cuisine: エスニック4
servings10
minutes20
minutes545
kcal30
minutes料理研究家、堀江ひろ子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、ご家庭で手軽に作れる本格派「鶏手羽の簡単スープカレー」です。スープカレーといえば、たくさんのスパイスをじっくり煮込んだり、特別な材料が必要だったりして、家で作るのは少しハードルが高いと感じてしまう方も多いかもしれません。
材料
鶏スペアリブ 24本(正確にはスペアリブではないが、このような名前で販売されている。手羽先の関節から先の部分を切り落とした手羽中を、縦半分に切ったもの。手羽中を使う場合は12本。)
にんにく 2かけ
たまねぎ 1コ
カレー粉 大さじ1
トマト 2コ
オクラ 1袋(10~15本)
ナムプラー 大さじ1
ご飯(温かいもの) 茶碗4杯分
サラダ油 大さじ1
【A】
カレー粉 小さじ1
しょうゆ 大さじ1
【B】
水 カップ3
固形スープの素(洋風) 2コ
ワイン 大さじ2(赤でも白でもよい。)
作り方
- 鶏スペアリブに【A】をまぶす。にんにくは薄切り、たまねぎは縦半分に切って横に1cm幅に切る。
- 鍋、または深めのフライパンにサラダ油大さじ1を入れ、中火でにんにくを炒める。香りがたったら 1 の鶏スペアリブを加え、こんがりと焼き色がつくまで焼く。
- ポイント
- しょうゆとカレー粉をまぶして焼くことで、鶏スペアリブに焼き色がついて香ばしくなる。
- たまねぎとカレー粉大さじ1を加えて、たまねぎがしんなりとするまで炒める。【B】を加えて強火にし、煮立ったら弱火にする。煮ている間に、トマトはヘタを取って横半分に、オクラはヘタを落として斜め半分に切る。
- トマトとオクラを加えて約10分間煮て、トマトの皮をむき、ナムプラー大さじ1を加える。火を止めて器に盛り、ご飯を添える。
- ポイント
- トマトは半分に切ると、皮をむきやすい。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (鶏手羽の簡単スープカレー)
鶏手羽の簡単スープカレーを美味しく作る3つの極意
しょうゆとカレー粉の下味で香ばしさを引き出す
鶏スペアリブ(手羽中)を炒める前に、【A】のカレー粉(小さじ1)としょうゆ(大さじ1)をしっかりとまぶしておくのが、このレシピの最初の極意です。下味をつけてから中火でじっくりとこんがりとした焼き色がつくまで焼くことで、鶏肉の表面に香ばしい風味がプラスされます。
カレー粉のスパイス感としょうゆの焦げた香りが合わさることで、スープ全体に奥深いコクと複雑な味わいが生まれます。ただ煮込むだけでは得られない、まるでお店のような本格的なスープカレーに仕上げるための非常に重要な工程です。
たまねぎを炒めて甘みとカレーの風味をなじませる
鶏肉を香ばしく焼き上げた後は、1cm幅に切ったたまねぎとカレー粉(大さじ1)を追加し、たまねぎがしんなりとするまで丁寧に炒め合わせます。この工程により、たまねぎ本来の自然な甘みが引き出されるとともに、カレー粉のスパイスの香りが油としっかりなじんで風味が増します。
カレースパイスは加熱して油と合わさることで香りが最大限に開花するため、スープの水分を加える前にしっかりと炒めることが不可欠です。たまねぎの甘みがスープのベースとなり、辛さの中にまろやかさを感じる絶妙なバランスを生み出します。
トマトの皮むきテクニックとナムプラーによる味の引き締め
煮込みの終盤で加えるトマトとオクラは、約10分間煮込むことでスープにフレッシュな酸味とほどよいとろみを加えます。この時、トマトをあらかじめ横半分に切っておくことで、煮ている間に皮が自然とはがれやすくなり、鍋の中で簡単にするっと皮をむくことができます。口当たりをなめらかにする素晴らしいテクニックです。
そして最後の仕上げにナムプラー(大さじ1)を加えるのが味の決め手となります。ナムプラーの持つ発酵した旨味と塩気が、カレースープの味をキリッと引き締め、一気に本格的なエスニック風味へと昇華させます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「鶏手羽の簡単スープカレー」は、カレースパイスの豊かな香りとトマトの爽やかな酸味、ナムプラーの奥深い旨味が複雑に絡み合う一品です。お酒を合わせるなら、スパイシーで果実味のあるワインがよく合います。
特におすすめなのは、フランス・ローヌ地方の「コート・デュ・ローヌ」などのシラーやグルナッシュを主体とした赤ワインです。ワインの持つスパイシーなニュアンスがカレー粉の香りと見事に調和し、豊かな果実味がトマトの酸味や鶏肉の旨味を引き立てます。
また、白ワインであれば、ほんのりと甘みを感じる「ゲヴュルツトラミネール」や、爽やかな「ソーヴィニヨン・ブラン」もエスニックな風味やナムプラーと相性が抜群です。ビールを合わせる場合は、柑橘系の香りが華やかな「インディア・ペールエール」を選ぶと、スパイスの刺激と見事なマリアージュを楽しめます。
保存テクニックと温め直し方
出来上がったスープカレーが余った場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は2〜3日程度となります。
温め直す際は、鍋に移して弱火で焦げないようにじっくりと加熱するか、電子レンジを使用する場合は深めの耐熱容器に入れてラップをし、十分に温まるまで加熱してください。ただし、トマトやオクラの食感や風味が時間が経つと変わってしまうため、なるべく早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の堀江ひろ子さんによる「鶏手羽の簡単スープカレー」は、ご家庭にある一般的な調味料とカレー粉を使って、驚くほど手軽に本格的な味わいを楽しめる素晴らしいレシピです。
鶏スペアリブにしょうゆとカレー粉をまぶしてこんがりと焼くことで、スープに深いコクと香ばしさを与えるのが最大のポイントとなっています。さらに、トマトの爽やかな酸味、オクラの彩りと食感、そして仕上げに加えるナムプラーのエスニックな旨味が絶妙なハーモニーを奏でます。
特別なスパイスを何種類も揃える必要がなく、思い立った時にすぐ作れる手軽さがありながら、お店で食べるような本格派のスープカレーが完成します。ご飯との相性も抜群で、心も体も温まる大満足の一皿をぜひご家庭でお試しください。
