料理研究家・有元葉子さんのオリジナルレシピ「いろいろきのこの煮びたし」をご紹介します。しめじ、エリンギ、まいたけ、白まいたけという4種のきのこをたっぷりと使い、風味豊かなだしでさっと煮る贅沢な一品です。
有元葉子さん直伝のこのレシピは、引き立てのだしの美味しさときのこの旨味が極限まで調和した、シンプルながらも奥深い和食の魅力を堪能できます。特別な調味料を使わず、しょうゆと塩という基本の調味料だけで素材の持ち味を最大限に引き出す手法は、まさに有元葉子さんならではの洗練された美学が息づいています。
食卓に豊かな彩りと芳醇な香りを添えてくれるこの煮びたしは、日々の献立にはもちろん、おもてなしの小鉢としても大変重宝します。素材を丁寧に扱い、火入れのタイミングを見極めることで、家庭料理とは思えないほどの洗練された味わいに仕上がります。
ぜひ、有元葉子さんの素晴らしい味わいをご家庭でそのまま再現してみてください。
【有元葉子さんのレシピ】いろいろきのこの煮びたしの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings5
minutes5
minutes28
kcal10
minutes料理研究家・有元葉子さんのオリジナルレシピ「いろいろきのこの煮びたし」をご紹介します。しめじ、エリンギ、まいたけ、白まいたけという4種のきのこをたっぷりと使い、風味豊かなだしでさっと煮る贅沢な一品です。
材料
しめじ 1パック
エリンギ 2本
まいたけ 1パック
白まいたけ 1パック
だし カップ2+1/2
しょうゆ
塩
作り方
- きのこはすべて石づきを取り、食べやすい大きさにほぐすか、裂く。
- 鍋にだしを入れて火にかけ、沸騰したらしょうゆ小さじ1+1/2、塩少々で、吸い物よりもやや濃いめの味になるように調える。
- 2 が再び煮立ったら、 1 を入れ、スプーンで軽く押して煮汁に浸るようにする。再び煮立ったら、ひと呼吸おいて火を止める。
- ポイント
- すぐ食べてもよいが、そのままおいて冷ますと味がしみておいしい。
メモ
- 有元葉子さんのレシピ (いろいろきのこの煮びたし)
いろいろきのこの煮びたしを美味しく作る3つの極意
きのことだしの相乗効果を高める味付けのバランス
鍋にだしカップ2+1/2を入れて火にかけ、沸騰した瞬間にしょうゆ小さじ1+1/2と塩少々を加えます。このときの最大のコツは、お吸い物よりもやや濃いめの味付けに調えることです。
きのこは水分を多く含んでいるため、少し濃いめのだし汁で煮ることで、きのこから出る水分と調和し、最終的に完璧なバランスの味わいに仕上がります。だしの旨味にしょうゆの芳醇な香りと塩味が加わることで、様々な種類のきのこが持つ本来のポテンシャルを劇的に引き出すことができます。
旨味と食感を逃さない絶妙な火入れと浸水作業
調味しただし汁が再び煮立ったら、食べやすい大きさにほぐしたきのこをすべて投入します。ここでの重要なポイントは、スプーンで軽く押してすべてのきのこが煮汁にしっかり浸るようにすることです。全体を均一に煮汁に浸すことで、熱の通りが均一になり、一部のきのこだけに火が通り過ぎるのを防ぎます。
再び煮立ったら、余計な火を入れずに「ひと呼吸おいて」すぐに火を止めることが、きのこのコリコリとした心地よい食感と豊かな風味をキープする極意です。
余熱を利用した味のしみ込みと熟成
火を止めた直後の煮びたしは、すぐ食べても十分に美味しいですが、鍋のまま置いて冷ますことで劇的に美味しさが変化します。加熱を止めて温度が下がっていく過程で、きのこの細胞壁の隙間に旨味たっぷりのだし汁がじっくりと染み込んでいきます。
冷ますプロセスを経ることで、4種のきのこと調味だしの味が完全に一体化し、口に含んだ瞬間にジューシーな旨味が溢れ出る仕上がりになります。時間を置くことで、より深みのある味わいへと変化します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この滋味深い味わいの煮びたしには、日本の伝統的なお酒はもちろん、繊細な白ワインを合わせるのがおすすめです。特に、樽香が控えめでキリッとした酸味を持つ甲州ワインや、フランス・ブルゴーニュ地方のシャブリ(シャルドネ)が非常によく合います。
きのこが持つ特有の大地の香りと、だしの奥深い旨味が、ワインの持つ豊かなミネラル感や爽やかな酸味と同調し、お互いの美味しさを引き立て合います。冷やした白ワインのフルーティーさが、冷ました煮びたしの瑞々しさをより一層際立たせてくれます。
保存テクニックと温め直し方
調理後は鍋のまま置いて十分に冷まし、完全に粗熱が取れたら清潔な保存容器に移し替えて冷蔵庫で保管してください。だしの味がしっかり染み込んでいるため、作り置きとしても大変優秀なおかずになります。冷蔵保存の目安は2〜3日程度です。
召し上がる際は、ひんやりと冷たい状態のまま器に盛り付けていただくと、だしのジュレのような清涼感とともにきのこの旨味が引き締まり、格別の美味しさを楽しむことができます。温め直す場合は、風味が飛ばないよう弱火でさっと温めてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
有元葉子さん直伝の「いろいろきのこの煮びたし」は、しめじ、エリンギ、まいたけ、白まいたけの4種のきのこを、こだわりのだし汁でさっと煮立てた究極にシンプルな和食レシピです。
お吸い物よりもやや濃いめに調えただし汁に、ほぐしたきのこを浸し、再び煮立ったらひと呼吸おいて火を止めるという、無駄のない洗練された手順が特徴です。すぐ食べても美味しいですが、そのまま置いて冷ますことで、きのこの芯まで旨味がしみ込み、さらに深い味わいへと進化します。
素材それぞれの食感と香りがしっかりと活きた、上品で飽きのこない仕上がりは、日々の食卓を格上げしてくれること間違いありません。有元葉子さんのレシピならではの、丁寧で無駄のない調理の心地よさと、素材を活かしきる本物の味わいを、ぜひ日々の定番レパートリーに加えてみてください。
