斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。今回取り上げるのは、春キャベツの甘みとさばの水煮缶の旨みがたっぷりと詰まった「さば缶と春キャベツのサッと煮」です。旬を迎えた春キャベツを贅沢に300g使い、さばの缶汁ごと鍋に入れて煮込むことで、素材の持つ味わいが存分に引き出される一品となっています。
調理の際は、キャベツを2回に分けて加え、玉じゃくしで軽く押しつけながら煮るのが特徴です。このひと手間でキャベツのエキスが煮汁に溶け出し、短時間でも味がしっかりと馴染みます。仕上げに溶き卵を回し入れ、ふんわりとした半熟状に仕上げることで、まろやかな口当たりが加わり全体のバランスが絶妙に調えられます。
特別な調味料を使わずに、水、酒、うす口しょうゆ、みりん、砂糖、塩、そしてアクセントの赤とうがらしといった身近な材料だけで手軽に作れるのも大きな魅力です。忙しい日の夕食や、あと一品ほしいときにもサッと作れて栄養バランスも抜群の温かいおかずとして、日々の献立にぜひ取り入れたい素敵なレシピです。
【斉藤辰夫さんのレシピ】さば缶と春キャベツのサッと煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings5
minutes5
minutes245
kcal10
minutes斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。今回取り上げるのは、春キャベツの甘みとさばの水煮缶の旨みがたっぷりと詰まった「さば缶と春キャベツのサッと煮」です。旬を迎えた春キャベツを贅沢に300g使い、さばの缶汁ごと鍋に入れて煮込むことで、素材の持つ味わいが存分に引き出される一品となっています。
材料
春キャベツ 300g
さばの水煮(缶詰) 1缶(180g)
卵 1コ
【A】
水 カップ3/4
酒 大さじ2
うす口しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ2
塩 少々
赤とうがらし(小口切り) 1本分
作り方
- キャベツはザク切りにする。
- 鍋に【A】とさばを缶汁ごと入れて強めの中火にかけ、煮立ったら 1 のキャベツの半量を加える。玉じゃくしで軽く押しつけながら1~2分間煮る。
- ポイント
- 軽く押しつけながら煮ると、キャベツのエキスが煮汁に溶け出してうまみが増し、火の通りも早くなる。
- 残りのキャベツを加え、同様に軽く押しつけながら、さらに1~2分間煮る。煮汁が上がってきたら、ザックリ混ぜ合わせる。溶いた卵を回し入れ、半熟状になったら火を止める。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (さば缶と春キャベツのサッと煮)
さば缶と春キャベツのサッと煮を美味しく作る3つの極意
キャベツを2回に分けて加えること
このレシピでは、春キャベツ300gを一度にすべて鍋に入れるのではなく、半量を最初に加え、残りを後から加える手順になっています。最初に半量を加えて軽く押しつけながら1〜2分間煮ることで、鍋の中のスペースにゆとりが生まれ、キャベツ全体に均一に火が通りやすくなります。
さらに残りのキャベツを加えて同様に煮ることで、かさがしっかりと落ち着き、鍋いっぱいのキャベツが無駄なく煮汁に浸かるようになります。この段階的な投入方法により、シャキッとした食感を適度に残しつつも、煮汁が全体にしっかりとうまく行き渡る絶妙な仕上がりを実現しています。
玉じゃくしで軽く押しつけながら煮ること
調理の際、キャベツを鍋に加えたら玉じゃくしで軽く押しつけながら1〜2分間煮ることが大切です。この軽く押しつけながら煮るという工程により、キャベツの細胞から旨みやエキスが効率よく煮汁に溶け出し、さばの水煮缶の汁や調味料と一体となって全体のおいしさが飛躍的に増します。
また、キャベツに早く火が通るようになるため、加熱時間が短縮されて春キャベツの持つみずみずしさや優しい甘みを損なうことなく調理することができます。力加減に注意しながら、優しく押しつけるようにして煮込むのが美味しく仕上げるための大切なポイントです。
溶き卵を回し入れて半熟状で火を止めること
仕上げの段階では、煮汁が上がってきたらザックリと混ぜ合わせた後、溶いた卵を回し入れます。卵が半熟状になったタイミングですぐに火を止めることが重要です。
卵に完全に火を通しすぎて固くしてしまうのではなく、ふんわりとした半熟状態を保つことで、甘めの煮汁やさばの旨みをまとったキャベツやさばの身に優しいまろやかさが加わります。
余熱でも少しずつ火が入るため、絶妙な半熟加減を見極めて火を止めることで、見た目の美しさと口当たりの良さが際立つプロのような仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
さば缶と春キャベツのサッと煮には、すっきりとした辛口の日本酒や、フルーティーで軽やかな白ワインがよく合います。特に、和食の優しい出汁感やみりん・しょうゆの風味に寄り添う、キリッとした冷酒やぬる燗は、さばの旨みを引き立てながら口の中を心地よくリフレッシュしてくれます。
また、ワインであれば、爽やかな酸味を持つソーヴィニヨン・ブランや、果実味豊かなシャルドネなどがおすすめです。料理に使われている赤とうがらしのピリッとしたアクセントとも調和し、食事の時間をより一層豊かなものにしてくれます。
保存テクニックと温め直し方
作り置きをする場合は、清潔な密閉保存容器に入れ、粗熱が取れてから冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、2〜3日以内にお召し上がりいただくのがおすすめです。食べる際には、電子レンジや鍋などでしっかりと再加熱してからお召し上がりください。
なお、卵が入っているため、長期間の保存や冷凍保存は食感や風味が損なわれる可能性があるため避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
斉藤辰夫さんが提案する「さば缶と春キャベツのサッと煮」は、春キャベツの自然な甘みとさばの水煮缶の深い旨みを存分に味わえる、手軽でありながら大満足できる煮物料理です。
水、酒、うす口しょうゆ、みりん、砂糖、塩を合わせた煮汁に、さばを缶汁ごと入れて強めの中火にかけ、キャベツを2回に分けて玉じゃくしで軽く押しつけながらサッと煮るのが調理のポイントです。この工夫によりキャベツから美味しいエキスが溶け出し、短時間でしっかりと味が馴染みます。
最後に回し入れた溶き卵が半熟状になったところで火を止めることで、全体がふんわりまろやかにまとまります。赤とうがらしのピリッとした辛さが良いアクセントとなり、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても非常に良く合います。
身近な材料でパパッと作れるため、毎日の献立のレパートリーにぜひ加えておきたいおすすめの一品です。
