料亭の味わいを自宅で手軽に再現できる、田村隆さんの「たい茶漬け」をご紹介します。このレシピでは、新鮮なタイの旨味を余すところなく引き出すため、中骨や腹骨を香ばしく焼き上げてからだしをとるのが大きな特徴です。
香ばしく焼いた骨から丁寧にとった一番だしに、爽やかな煎茶の葉を加えて少し煮出し、香り高い特製のだしを作ります。一方、タイの刺身はコクのある白練りごま、たまりじょうゆ、みりんを合わせた濃厚なごまだれでしっかりとあえ、旨味をギュッと閉じ込めます。
温かいご飯の上に香ばしいごまだれであえたタイの刺身をのせ、みつばや焼きのり、わさびを添えて、熱々の上品なだしをたっぷりとかけていただきます。魚の旨味が溶け込んだ奥深いだしと、ごまだれが絡む濃厚なタイの味わいが絶妙に調和し、一口ごとに贅沢な余韻が広がる至福の一品です。
おもてなしの締めくくりにはもちろん、特別な日の和食ディナーとしても大変おすすめですので、ぜひご家庭でじっくりと作ってみてください。
【田村隆さんのレシピ】たい茶漬けの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes15
minutes391
kcal30
minutes料亭の味わいを自宅で手軽に再現できる、田村隆さんの「たい茶漬け」をご紹介します。このレシピでは、新鮮なタイの旨味を余すところなく引き出すため、中骨や腹骨を香ばしく焼き上げてからだしをとるのが大きな特徴です。
材料
たいの中骨 全量
たいの腹骨 全量
たいの刺身 全量(約130g)(たいの薄い身を細切りにしたり、細く切り取った身の部分を使う。)
煎茶の葉 大さじ1+1/2
ご飯(温かいもの) 茶碗(わん)4杯分
みつば(小口切り) 適量
焼きのり(ちぎる) 適量
わさび(生/すりおろす) 適量
塩 小さじ2/3
【A】
水 カップ4
昆布 5g
【ごまだれ】
練りごま(白) 50g
たまりじょうゆ 大さじ2(なければ、しょうゆ大さじ1で代用する。)
みりん 大さじ1
作り方
- 中骨はヒレと尾を切り落とし、腹骨とともに魚焼きグリルで両面をこんがりと焼く。鍋に入れて【A】を加え、中火にかける。煮立ったらアクをすくい、5分間ほど煮る。
- ポイント
- 中骨と腹骨は焼いてからだしをとると、香ばしいうまみが出る。
- 【ごまだれ】の材料をすり鉢ですり混ぜ、たいの刺身を加えてあえる。
- 1 に煎茶の葉を加えて少し煮出し、こす。塩小さじ2/3を混ぜる。
- 器にご飯を盛り、 2 をのせ、みつば、焼きのり、わさびを添え、 3 をかける。
メモ
- 田村隆さんのレシピ (たい茶漬け)
たい茶漬けを美味しく作る3つの極意
中骨と腹骨をしっかりと焼いて香ばしいうまみを引き出す
このレシピのポイントは、タイの中骨と腹骨のヒレと尾を切り落とし、魚焼きグリルで両面をこんがりと焼く点にあります。骨をあらかじめ香ばしく焼くことで、臭みが抜け、煮出した際に魚特有の芳醇で深い旨味がだし全体に溶け出します。
鍋に水と昆布を入れて中火にかけ、煮立ったらアクをしっかりとすくいながら5分間ほど丁寧に煮ることで、雑味のない澄んだ極上の風味豊かなだしに仕上がります。
煎茶の葉を加えて爽やかな香りとキレをプラスする
骨と昆布で丁寧にとっただし汁に、煎茶の葉を加えて少し煮出し、その後こすという工程が非常に重要です。煎茶の上品な渋みと爽やかな香りが加わることで、魚の旨味がしっかりと感じられながらも後味がすっきりとキレのある味わいに変化します。
最後に塩小さじ2/3を混ぜ合わせることで全体の味がピシッと引き締まり、タイの刺身やごまだれとの相性が抜群に引き立ちます。
濃厚なごまだれでタイの刺身をあえてリッチな味わいに仕上げる
白練りごま50gにたまりじょうゆ大さじ2、みりん大さじ1をすり鉢でしっかりとすり混ぜて作った濃厚なごまだれに、タイの刺身約130gをあえて使用します。ごまの豊かな風味とコクがタイの身にしっかりと絡むことで、そのまま食べても絶品な味わいになります。
器にご飯を盛り、その上にこのごまだれであえたタイをのせ、みつば、焼きのり、わさびを添えて熱々のだしをかけることで、絶妙なハーモニーが生まれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
上品で香り高いタイの旨味と、濃厚でコクのある白ごまだれが調和するこのお茶漬けには、すっきりとした辛口の日本酒や、香り豊かな緑茶、または酸味の穏やかなシャルドネなどの白ワインが美しく調和します。
特に、キリッとした冷酒を合わせることで、ごまだれのまろやかさとタイの旨味が引き立ち、口の中が心地よくリフレッシュされます。また、食中酒として冷やした緑茶を選ぶと、料理に使われている煎茶の風味と見事に同調し、素材の持ち味をより一層引き立ててくれるため大変おすすめです。
保存テクニックと温め直し方
この料理は風味と食感が命であるため、調理後はできるだけ作りたてをお召し上がりいただくのが最適です。タイの刺身をごまだれであえたものは、冷蔵庫でラップをかけて短時間保存可能ですが、時間が経つと刺身の食感や風味が損なわれるため注意してください。
また、だし汁は清潔な容器に入れて冷蔵保存し、お召し上がりの際に温め直してご使用ください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
田村隆さんによる「たい茶漬け」は、骨を香ばしく焼いてからとる本格的なだしと、濃厚な白ごまだれであえたタイの刺身が織りなす極上の和食レシピです。
魚焼きグリルでこんがりと焼いた中骨と腹骨を昆布とともに煮出し、さらに煎茶の葉を加えて香り高く仕上げた特製のだしは、ひと口飲むだけで料亭のような贅沢な味わいを感じさせます。
白練りごま、たまりじょうゆ、みりんをすり鉢ですり混ぜて作ったコクのあるごまだれをタイの刺身にしっかりとからめ、熱々のご飯にのせて薬味とともにいただきます。自宅にいながら本格的な和食の奥深さを堪能できる、心も体も温まる素晴らしい一品です。
