今回は、料理家・ワタナベマキさん直伝の「しょうが酒」のレシピをご紹介します。自家製の果実酒や薬効酒は作る工程から完成を待つ期間まで楽しめるのが魅力ですが、このしょうが酒は特におすすめしたい一品です。
材料は、たっぷりの生姜とはちみつ、そしてさわやかな香りを添えるレモングラス、ベースとなるアルコール度数高めの焼酎のみ。余計なものを一切加えず、素材が持つ本来の風味と香りを存分に引き出す、ワタナベマキさんならではの洗練されたレシピとなっています。
冷えが気になる季節はもちろん、一年を通して体を内側から温めてくれるしょうがのパワーは、日々の生活に取り入れたい習慣の一つです。市販の生姜リキュールも美味しいですが、自分で丁寧に漬け込んだしょうが酒の味わいは格別です。
はちみつの優しい甘さと、フレッシュなレモングラスの爽快感が絶妙に絡み合い、飲むたびにホッと心がほぐれるような一杯に仕上がります。仕込みの手間も少なく、切って漬けるだけというシンプルさなので、初めて手作り酒に挑戦する方にもぴったりです。
日々の疲れを癒やす特別な一杯として、ぜひこのワタナベマキさんのレシピで自家製しょうが酒を仕込んでみませんか。
【ワタナベマキさんのレシピ】しょうが酒の作り方
Course: ドリンクCuisine: 和食20
servings15
minutes20
minutes245
kcal35
minutes今回は、料理家・ワタナベマキさん直伝の「しょうが酒」のレシピをご紹介します。自家製の果実酒や薬効酒は作る工程から完成を待つ期間まで楽しめるのが魅力ですが、このしょうが酒は特におすすめしたい一品です。
材料
しょうが 150g
はちみつ 300~400g(全体備考参照。)
レモングラス(生/20cm長さ) 10本(なければ省いてもよい。)
焼酎 1.8リットル(アルコール度数が高め(35度以上)のもの。)
作り方
- しょうがはよく洗って水けを拭き、皮付きのまま約3mm厚さの薄切りにする。レモングラスは洗って水けをよく拭く。
- ポイント
- 清潔な布巾で丁寧に水けを拭く。
- 保存瓶にしょうがとはちみつを入れ、レモングラスを加えて焼酎を注ぐ。ふたをして日の当たらない涼しい場所に置き、時々揺すって、はちみつをなじませる。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (しょうが酒)
しょうが酒を美味しく作る3つの極意
水分を徹底的に拭き取る
このレシピにおいて最も重要となるのが、生姜とレモングラスの水分を「清潔な布巾で丁寧に拭き取る」という工程です。果実酒や薬用酒を作る際、素材に水分が残っていると、そこから雑菌が繁殖してカビが生えたり、お酒が傷んで風味が損なわれたりする原因になります。
特に生姜は表面に凹凸が多いため、洗った後にしっかりと水気を拭き取る必要があります。少しでも水分が残っていると保存性に大きく影響するため、清潔な布巾やキッチンペーパーを使って、細部まで念入りに拭き上げるようにしましょう。
しょうがは皮付きのまま3mm厚さに
しょうがを切る際は、皮をむかずにそのまま約3mmの厚さにスライスするのがポイントです。しょうがの皮のすぐ下には、豊かな香り成分や特有の風味成分が最も豊富に含まれています。そのため、皮ごと漬け込むことで、しょうが本来の力強い風味と香りを焼酎にしっかりと移すことができます。
また、約3mmという絶妙な厚さにスライスすることで、はちみつやアルコールがしょうがの組織に浸透しやすくなり、エキスの抽出がスムーズに進みます。薄すぎず厚すぎないこのスライス幅が、美味しいしょうが酒を生み出す秘訣です。
アルコール度数35度以上の焼酎を選ぶ
漬け込むためのベースとなるお酒には、レシピにある通り、アルコール度数が高め(35度以上)の焼酎を選ぶことが極めて重要です。度数が高いお酒を使用することで、しょうがやレモングラスの成分、そしてはちみつが腐敗することなく長期間安全に保存できるようになります。
アルコール度数が低いお酒を使うと、素材から出た水分によって全体のアルコール濃度が下がり、保存中にカビや変質のリスクが高まってしまいます。アルコール度数が高く、風味がシンプルな焼酎を使うことで、素材の持ち味を最大限に活かすことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
完成したしょうが酒は、その日の気分や気候に合わせて多様な楽しみ方ができるのが魅力です。寒い冬の夜には、お湯割りにしていただくのが一番のおすすめです。はちみつの甘みとしょうがの風味が熱いお湯によってふわりと立ち上り、体の芯からぽかぽかと温まります。
お好みでシナモンスティックなどを少し添えると、スパイシーな大人のホットドリンクになります。一方、夏の暑い時期には、氷をたっぷりと入れたグラスに注ぎ、強炭酸水で割ってジンジャーハイボール風にするのが絶品です。レモングラスの爽やかな香りが炭酸の泡とともに弾け、非常にリフレッシュできる一杯になります。
お料理と合わせるなら、豚肉の冷しゃぶや、スパイスを効かせたエスニック料理、あるいはナッツの盛り合わせなどとの相性が抜群です。
保存テクニックと温め直し方
保存する際は、必ずしっかりと密閉できる清潔なガラス製の保存瓶(あらかじめ熱湯消毒かアルコール消毒をして完全に乾かしたもの)を使用してください。仕込んだ瓶は、直射日光の当たらない涼しい冷暗所に置いて保存します。
漬け込みの期間中、はちみつが底に沈殿しやすいので、成分を均一になじませるために時々瓶を優しく揺すってあげてください。じっくりと漬け込むことで味がまろやかになり、深みのある美味しいしょうが酒へと変化していきます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、ワタナベマキさん直伝の「しょうが酒」の作り方をご紹介しました。生姜を丁寧に洗い、水気をしっかり拭き取って皮ごとスライスし、はちみつとレモングラスと一緒に高純度の焼酎に漬け込むという、非常にシンプルでありながら計算されたレシピです。
自家製のお酒は、仕込んだその日から完成を待ちわびる時間までもが愛おしく感じられる特別なものです。時々瓶を揺すりながら、少しずつ成分が溶け出していく様子を観察するのも手作りならではの醍醐味と言えるでしょう。
レモングラスの清涼感とはちみつの優しい甘さが溶け込んだしょうが酒は、日々の疲れを癒やす最高の一杯になります。ぜひ、清潔な瓶と新鮮な材料を用意して、この素晴らしい手作り酒のレシピをご自宅で実践してみてください。
