今回は、人気料理家である飛田和緒さんのレシピ「豆乳クリームシチュー」をご紹介します。寒い季節になると、食卓に温かいシチューが並ぶだけで心がホッと和みますよね。このレシピは、鶏もも肉とたっぷりの根菜類、そして塩きのこを使った、素材の旨味がしっかりと溶け込んだ優しい味わいの一品です。
市販のルーを使わず、小麦粉と豆乳でとろみをつけるため、胃に負担をかけずさらっと食べられるのが魅力です。豆乳は調製・無調整のどちらを使っても美味しく仕上がるので、ご家庭にあるもので手軽に作れるのも嬉しいポイントです。
ごぼうやきのこの大地の香りが豆乳のまろやかさと絶妙にマッチし、和風のニュアンスも感じられる仕上がりになります。普段のシチューとは少し違った、野菜の甘みと旨味が引き立つ飛田和緒さん直伝のレシピ。日々の献立に悩んだ時や、体に優しいメニューを取り入れたい時に、ぜひ作ってみてください。
【飛田和緒さんのレシピ】豆乳クリームシチューの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes20
minutes420
kcal35
minutes今回は、人気料理家である飛田和緒さんのレシピ「豆乳クリームシチュー」をご紹介します。寒い季節になると、食卓に温かいシチューが並ぶだけで心がホッと和みますよね。このレシピは、鶏もも肉とたっぷりの根菜類、そして塩きのこを使った、素材の旨味がしっかりと溶け込んだ優しい味わいの一品です。
材料
鶏もも肉(小) 1/2枚(約100g)
じゃがいも 2コ
たまねぎ 1コ
ごぼう(小) 1/2本
にんじん 1/3本
塩きのこ(汁けをきったもの) カップ1強
豆乳 約カップ1(調製、無調整のどちらでもよい。)
塩きのこの汁 適宜
塩
こしょう
小麦粉
【A】
バター 大さじ1
オリーブ油 大さじ1
作り方
- 鶏肉は一口大に切り、軽く塩、こしょうをふる。じゃがいもは食べやすい大きさに切る。たまねぎは食べやすい大きさのくし形に切る。ごぼうはよくこすり洗いをし、皮付きのまま縦半分に切り、食べやすい長さに切る。にんじんは食べやすい大きさに切る。
- 鍋に【A】を入れ、弱火にかける。バターが溶けてきたら、鶏肉を並べて焼き、全体が白っぽくなったら裏返し、同様に焼く。じゃがいも、たまねぎ、ごぼう、にんじんを加えて軽く炒め合わせる。
- 油が回ったら、小麦粉大さじ1をふり入れて混ぜる。全体になじんだら、ヒタヒタより少なめ(具の上面が水面から出るくらいが目安)の水を加え、ふたをして弱めの中火で15分間くらい煮る
- 野菜が柔らかくなったら、 塩きのこ と豆乳を加えて温める。とろみがついて、フツフツとしてきたら、味をみて、 塩きのこ の汁または塩少々で調える。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (豆乳クリームシチュー)
豆乳クリームシチューを美味しく作る3つの極意
鶏肉はバターとオリーブ油のブレンドで香ばしく焼く
このレシピの最初のポイントは、鶏肉を焼く際の油の使い分けと火加減です。鍋にバター大さじ1とオリーブ油大さじ1を同時に入れて弱火にかけます。バターの豊かな風味とオリーブ油の軽やかさを合わせることで、重すぎないコクをベースに作ることができます。
バターが焦げないように弱火で溶かし、鶏肉を並べて表面が白っぽくなるまで丁寧に焼くことで、肉の旨味をしっかりと閉じ込めることができます。ここで焦がしてしまうとシチューの色や風味に影響が出るため、じっくりと火を入れることが重要です。
その後、じゃがいもや玉ねぎなどの野菜を加えて炒め合わせることで、鶏肉から出た旨味たっぷりの脂が野菜全体にコーティングされ、煮崩れを防ぐとともに、コク深い仕上がりになります。
小麦粉は水を入れる前に炒め合わせてダマを防ぐ
市販のルーを使わずに手作りシチューを滑らかに仕上げるための最も重要な工程が、小麦粉の加え方です。野菜に油がしっかりと回ったタイミングで小麦粉大さじ1をふり入れ、全体になじむようにしっかりと炒め合わせます。
ここで粉っぽさがなくなるまで炒めることで、小麦粉特有の臭みが消え、後から水を加えたときにダマになるのを防ぐことができます。小麦粉が全体に均一に絡んだら、具材の上面が水面から出るくらいの「ヒタヒタより少なめ」の水を加えます。
水の量を少なめにすることで、野菜本来の水分と旨味を引き出しながら煮込むことができ、味がぼやけません。ふたをして弱めの中火で約15分間、根菜が柔らかくなるまでじっくりと煮込んでください。
豆乳と塩きのこは仕上げに加えて分離を防ぐ
豆乳を使ったスープやシチューを作る際の最大の注意点は、豆乳を加熱しすぎないことです。豆乳は沸騰させたり、長時間煮込んだりすると、タンパク質が凝固してモロモロと分離してしまい、口当たりが悪くなってしまいます。そのため、このレシピでは野菜が完全に柔らかくなった段階で、塩きのこと豆乳を加えます。
加えた後は強く煮立たせず、全体が温まってフツフツとしてとろみがつく程度に留めるのがコツです。また、塩きのこにはしっかりとした旨味と塩気が含まれているため、最後に味をみてから、塩きのこの汁または少量の塩で味を調えることで、味が濃くなりすぎるのを防ぎます。
これにより、豆乳のまろやかさと塩きのこの奥深い旨味が活きた最高の状態に仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この豆乳クリームシチューは、鶏肉の旨味と根菜の甘み、そして豆乳のまろやかさが特徴の優しい味わいです。ごぼうやきのこによる土の香り(アーシーなニュアンス)があるため、ワインを合わせるなら、過度な樽香のないフレッシュでまろやかな白ワインがおすすめです。
例えば、フランス・ブルゴーニュ地方のマコン・ヴィラージュや、少し熟成感のある日本の甲州ワインなどが非常に良く合います。甲州の持つ和柑橘の香りとわずかな渋みが、ごぼうの風味や豆乳のコクと見事に調和し、食中酒として互いの味を引き立て合います。
また、少し意外かもしれませんが、軽めの赤ワインであるピノ・ノワールも良い選択です。きのこやごぼうの土っぽい香りはピノ・ノワールの特徴と共通しており、シチューの味わいに奥行きを与えてくれます。
パンを添えるなら、バゲットよりも少し酸味のあるカンパーニュなどを選び、シチューのスープに浸して食べるのがおすすめです。
保存テクニックと温め直し方
残ったシチューを保存する場合は、鍋のまま常温で放置せず、必ず粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に移し替えて冷蔵庫で保存してください。豆乳を使っているため、牛乳のシチューと同様に傷みやすい性質があります。冷蔵保存での日持ちは翌日から2日程度を目安にし、なるべく早めにお召し上がりください。
再加熱する際は、電子レンジを使うか、鍋に移して極弱火でゆっくりと温めてください。強火で一気に加熱すると、底が焦げ付いたり豆乳が分離してしまう原因になります。じゃがいもが含まれているため、冷凍保存すると食感がスカスカに変わってしまいます。
もしどうしても冷凍したい場合は、じゃがいもを取り除くか、粗く潰してから冷凍することをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、飛田和緒さん直伝の「豆乳クリームシチュー」の作り方をご紹介しました。市販のシチュールーを使わずに、小麦粉と豆乳で作るこのレシピは、胃もたれしにくく、素材本来の味わいを存分に楽しめるのが最大の魅力です。
鶏肉の旨味をベースに、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんといった定番の野菜に加え、ごぼうや塩きのこを取り入れることで、和のテイストを感じる奥深い味わいに仕上がっています。
調理のポイントは、鶏肉を焦がさないように弱火で丁寧に焼くこと、小麦粉をしっかりと炒め合わせてダマを防ぐこと、そして豆乳を加えた後は沸騰させずに優しく温めることの3点です。これらを守ることで、誰でも簡単になめらかでコクのある絶品シチューを作ることができます。
心も体も温まる優しい一皿ですので、休日のディナーや、ほっと一息つきたい日の食卓にぜひ作ってみてください。
