今回は、家庭料理のスペシャリストである堀江ひろ子さんのレシピ、「豚ひきと白菜のレンジ蒸し」をご紹介します。たっぷりの白菜と豚ひき肉を使って、電子レンジだけで手軽に作れる、見栄えもボリュームも満点の主菜レシピです。
白菜の持つ自然な甘みと、豚ひき肉の旨味が何層にも重なり合い、口の中でジュワッと広がる至福の味わいを楽しめます。火を使わずに耐熱ボウルと電子レンジだけで調理工程が完結するため、忙しい日の夕食作りにも大活躍する一品です。
さらに、加熱時に野菜と肉から出る旨味たっぷりの蒸し汁を余すことなく使い、ケチャップやしょうゆで作る特製ソースをかけることで、ご飯が止まらないしっかりとした味付けに仕上がります。
調理工程はとてもシンプルでありながら、白菜をあらかじめレンジでしんなりさせておく工夫や、小麦粉を振って肉ダネと密着させるなど、おいしく仕上げるための細やかなポイントが詰まっています。
初心者でも失敗しにくく、まるでお店で出てくるような美しいドーム型の蒸し料理が完成する、堀江ひろ子さん直伝の素晴らしいレシピです。日々の食卓を彩るメインディッシュとして、ぜひお試しください。
【堀江ひろ子さんのレシピ】豚ひきと白菜のレンジ蒸しの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes25
minutes340
kcal40
minutes今回は、家庭料理のスペシャリストである堀江ひろ子さんのレシピ、「豚ひきと白菜のレンジ蒸し」をご紹介します。たっぷりの白菜と豚ひき肉を使って、電子レンジだけで手軽に作れる、見栄えもボリュームも満点の主菜レシピです。
材料
豚ひき肉 200g
白菜 6枚(500g)
にんじん 50g
ねぎ 1/2本
しょうが 1かけ
卵 1コ
しょうゆ 小さじ1
塩 小さじ1/2
小麦粉 適宜
【ソース】
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
ケチャップ 大さじ2
かたくり粉 小さじ1
作り方
- 白菜は芯に近いほうと葉を交互に重ねてポリ袋に入れ、電子レンジ(600W)に5分間かけてしんなりさせる。厚いところは薄くそぐ。
- にんじん、ねぎ、しょうがはみじん切りにし、豚ひき肉、卵、しょうゆ小さじ1、塩小さじ1/2を加えてよく混ぜる。
- 直径約15cmの耐熱ボウルに白菜2枚を敷き、薄く小麦粉をふり、 2 の1/3量を平らに詰め、小麦粉適宜をふり、さらに白菜1枚、 2 の1/3量、と交互に重ね、最後に白菜2枚で表面を覆い、ラップをして電子レンジに10分間かける。そのまま5分間おく。
- ポイント
- 肉ダネは1/3量ずつ、3段に白菜と重ねる。そいだ白菜もいっしょに重ねる。
- 白菜を皿などで押さえながらボウルを傾け、汁を小なべに受ける。ここにかたくり粉以外の【ソース】の材料を加えて煮立て、味をみて足りなければ調味料を適宜足す。水大さじ1で溶いたかたくり粉を加えてとろみをつけ、【ソース】をつくる。
- レンジ蒸しを皿にあけ、【ソース】を流す。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (豚ひきと白菜のレンジ蒸し)
豚ひきと白菜のレンジ蒸しを美味しく作る3つの極意
白菜をあらかじめレンジ加熱し、厚い部分をそぐ
このレシピの重要なポイントは、白菜を生のまま使うのではなく、最初に芯に近いほうと葉を交互に重ねてポリ袋に入れ、600Wの電子レンジで5分間加熱し、しんなりさせておくことです。このひと手間によって白菜のかさが減り、耐熱ボウルに沿って敷き詰めやすくなります。
さらに、火の通りが均一になり、仕上がりの食感が格段に良くなります。加熱後に白菜の軸の厚い部分を薄くそぐことで、肉ダネとの層が均等になり、切り分けた際の断面も美しく仕上がります。そいだ白菜の芯も無駄にせず、肉ダネと一緒に重ねて層に組み込むことで、全体のボリュームアップと甘みの追加につながります。
白菜と肉ダネの間に小麦粉を振って密着させる
直径約15cmの耐熱ボウルに白菜と肉ダネを交互に重ねていく際、白菜に薄く小麦粉を振ることが美しいドーム型に仕上げるための最大のコツです。白菜は水分を多く含む野菜のため、そのまま肉ダネを重ねると、加熱後に肉が縮んだ際に剥がれてバラバラになってしまう原因になります。
ここで小麦粉をつなぎ(接着剤)として使用することで、白菜から出る水分と肉の旨味を閉じ込めつつ、層と層をしっかりと結びつける役割を果たします。切り分けた際にも崩れにくく、まるでミルフィーユのような美しい断面を保つことができるため、ボウルに詰める工程では必ず忘れずに行ってください。
加熱後の旨味たっぷりな蒸し汁をソースに活用する
電子レンジでの10分間の加熱後、ボウルの底には豚肉の動物性のコクと白菜、にんじん、ねぎなどの野菜から溶け出した甘みが凝縮されたスープがたっぷりと溜まっています。このレシピでは、その蒸し汁を捨てることなく小なべに移し、しょうゆ、みりん、ケチャップと合わせて特製ソースを作り上げます。
素材のエキスが溶け込んだだし汁をベースにすることで、単なる調味料を混ぜただけのソースとは一線を画す、奥深く豊かな味わいが生まれます。最後にとろみをつけることで、ドーム型のレンジ蒸しにソースがしっかりと絡み、ご飯のおかずとして最高の仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「豚ひきと白菜のレンジ蒸し」は、豚肉のコクと野菜の甘み、そしてケチャップとしょうゆベースの甘辛い特製ソースが特徴的な料理です。合わせるお酒としては、軽やかでフルーティーな赤ワインや、すっきりとしたロゼワインが非常によく合います。
例えば、フランス産のピノ・ノワールや、マスカット・ベーリーAなどの赤ワインは、渋みが少なく果実味が豊かなため、ケチャップの酸味や甘みと見事に調和します。豚肉の旨味を優しく包み込み、重すぎない飲み口が蒸し料理の優しい味わいを引き立てます。また、少し冷やした辛口のロゼワインもおすすめです。
ロゼワインの持つ爽やかな酸味とベリー系の香りが、しょうがやねぎの風味豊かな肉ダネと相性抜群で、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
ワイン以外であれば、炭酸の効いたハイボールや、少しビターなペールエールなどのクラフトビールを合わせると、ソースの濃厚さと炭酸の爽快感のコントラストを楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
余ったレンジ蒸しは、完全に粗熱が取れてから清潔な密閉できる保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。ソースはすでにかかっている状態でも、別々にしておいても構いません。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日程度です。食べる際は、電子レンジで中心部までしっかりと温め直してください。
温めることで豚肉の脂が再び溶け、柔らかな食感を取り戻します。もし冷凍保存する場合は、ソースごと密閉できる保存袋や容器に入れ、約2〜3週間ほど保存可能です。解凍時は冷蔵庫で自然解凍してから電子レンジで温めるか、お急ぎの場合はそのまま電子レンジの解凍モード等を利用してじっくりと温めてください。
冷凍すると白菜の食感はやや柔らかくなりますが、味がより染み込んで美味しく召し上がれます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、堀江ひろ子さんの素晴らしいアイデアと工夫が光る「豚ひきと白菜のレンジ蒸し」をご紹介しました。たっぷりの白菜と豚ひき肉を使い、火を一切使わずに電子レンジの加熱だけで本格的なごちそうが完成する、驚くほど手軽で美味しいレシピです。
白菜をあらかじめレンジでしんなりさせておくこと、小麦粉を振って肉ダネとの密着度を高めること、そして蒸し汁を余すことなく使って極上のソースに仕上げることなど、シンプルながらも理にかなった料理のコツが随所に散りばめられています。
出来上がったレンジ蒸しをボウルからお皿にひっくり返してドーム型に盛り付け、とろみのある特製ソースをたっぷりとかけた瞬間の見栄えの良さは、日常の食卓をパッと華やかにしてくれます。栄養バランスも良く、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみやパーティーメニューの一品としても大活躍します。
ぜひ、白菜が美味しい季節に繰り返し作ってみてはいかがでしょうか。
