イタリアンの巨匠として知られる落合務さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、鶏手羽とねぎをたっぷりと使って丁寧に仕上げる、味わい深いカチャトーラの作り方です。
一般的にカチャトーラといえばトマトを使った煮込みを想像しがちですが、このレシピでは酢や香味野菜を効果的に組み合わせることで、すっきりとした酸味と深いコクが絶妙に調和した仕上がりになっています。
セロリやねぎといった野菜の甘みとうまみが鶏の旨味と一体になり、一口食べるとお口いっぱいに豊かな風味が広がります。特別な道具を必要とせず、ご家庭にあるフライパン一つで本格的なイタリアンの味わいをお楽しみいただけるのが大きな魅力です。
手順に沿って一つひとつの工程をじっくりと行うことで、素材の持つポテンシャルが最大限に引き出されます。おうち時間を彩るごちそうとしてはもちろん、ワインなどのお酒とも相性抜群の一品です。ぜひ今回のレシピを参考に、ご自宅の食卓で本格的なイタリアンの味わいを堪能してみてください。
【落合務さんのレシピ】鶏手羽とねぎのカチャトーラの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings10
minutes25
minutes520
kcal35
minutesイタリアンの巨匠として知られる落合務さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、鶏手羽とねぎをたっぷりと使って丁寧に仕上げる、味わい深いカチャトーラの作り方です。
材料
鶏手羽先 8本
セロリ(細い部分) 80g
ねぎ(青い部分) 150g
ローズマリー(生) 1本
赤とうがらし(ヘタと種を除き、ちぎる) 1本
塩
小麦粉 適量
オリーブ油 大さじ4
酢 大さじ4
黒こしょう(粗びき) 適量
作り方
- 手羽先は先端を切り、塩小さじ1/2をふって5分間ほどおき、小麦粉適量をまぶす。セロリとねぎは手でたたいてつぶし、1.5cm長さに切る。
- フライパンにオリーブ油大さじ4とローズマリーを入れ、中火で焦がさないように熱する。香りがたったら取り出し、火を止めて赤とうがらしを入れて余熱で炒め、香りがたったら取り出し、とっておく。
- 2 に手羽先を入れ、中火にかける。両面がまんべんなくきつね色になるまで焼き、取り出す。
- ポイント
- 多めの油で両面にしっかり焼き色をつけると、煮込んだときに味がよくなる。
- 同じフライパンにセロリとねぎを入れて中火で炒める。焼き目がついたら 3 の手羽先を戻し入れ、強火にして酢大さじ4をフライパンの縁に沿って加え、一気に蒸発させる。
- 2 の赤とうがらしを戻し入れ、水カップ1を加え、沸騰したらふたをして弱火にし、15分間煮込む。塩・黒こしょう各適量で味を調える。 2 のローズマリーをのせる。
メモ
- 落合務さんのレシピ (鶏手羽とねぎのカチャトーラ)
鶏手羽とねぎのカチャトーラを美味しく作る3つの極意
手羽先を多めの油で両面しっかりきつね色に焼く
このレシピのポイントは、フライパンにオリーブ油大さじ4とローズマリーを入れ、中火で焦がさないように熱したあとに、手羽先を投入して両面がまんべんなくきつね色になるまでしっかりと焼き上げることです。
多めの油を使って香ばしく焼き色をつけることで、その後の煮込み工程において鶏肉から旨味がしっかりと引き出され、全体の味がぐっと深まります。表面を香ばしくコーティングすることで、鶏肉本来のおいしさをギュッと閉じ込めることができるため、このひと手間を惜しまずにじっくりと加熱することが大切です。
野菜を手でたたいてつぶしてから炒める
セロリとねぎは包丁でそのまま切るのではなく、あらかじめ手でたたいてつぶしてから1.5cm長さに切るのが重要なポイントです。手でたたいて繊維を適度に破壊することで、炒めた際により素早く野菜の香りと甘みが引き出されやすくなります。
同じフライパンにセロリとねぎを入れて中火で炒め、焼き目がつくまでじっくりと火を通すことで、香味野菜の風味がしっかりとオイルに溶け込み、全体の味のベースとなる豊かなコクを生み出すことができます。
強火で酢を一気に蒸発させて酸味とコクを調和させる
焼き目がついた手羽先をフライパンに戻し入れた後、強火にして酢大さじ4をフライパンの縁に沿って加え、一気に蒸発させるのがこの料理の大きな特徴です。強火で一気にアルコール分やツンとする刺激を飛ばすことで、酢の角が取れてまろやかな酸味だけが残り、鶏肉や香味野菜の旨味と見事に融合します。
その後、赤とうがらしや水を加えて沸騰させ、ふたをして弱火で15分間じっくり煮込むことで、味がしっかりと全体に行き渡り、奥深い味わいに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この鶏手羽とねぎのカチャトーラには、しっかりとした果実味と爽やかな酸味を持つイタリア産の赤ワインや、軽やかなミディアムボディの赤ワインが非常によく合います。
特に、サンジョヴェーゼなどの品種を使ったキャンティなどは、酢のすっきりとした酸味や香ばしく焼き上げた鶏手羽の旨味、そしてセロリやねぎの香味野菜が持つ風味を互いに引き立て合い、テーブルの上で素晴らしいマリアージュを奏でてくれます。
また、冷やしすぎない温度帯で楽しむことで、料理の持つコクとワインの芳醇な香りがより一層引き立ち、食事の時間をより一層豊かなものにしてくれます。ぜひお好みの一杯とともに、本格的なイタリアンの味わいをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
作り置きや保存をする場合は、粗熱をしっかりと取った後に清潔な密閉保存容器に移し、冷蔵庫で保管してください。保存期間の目安としては、おおむね2日から3日以内にお召し上がりいただくのがおすすめです。食べる際には、電子レンジや鍋に移してしっかりと再加熱してからお召し上がりください。
なお、長期間の保存は風味や食感が損なわれる原因となりますので、できるだけ早めにお召し上がりいただくことをお勧めいたします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
イタリアンの巨匠である落合務さんが提案する、鶏手羽とねぎのカチャトーラは、ご家庭のフライパン一つで本格的なレストランの味わいを再現できる魅力的なレシピです。
セロリやねぎなどの香味野菜を手でたたいてつぶしてから使用し、オリーブ油とローズマリーで香り豊かに炒めることで、料理全体に深いコクと香りが生まれます。また、手羽先を多めの油で両面しっかりときつね色になるまで焼き上げ、強火で酢を一気に蒸発させることで、酸味がまろやかになり旨味がギュッと凝縮されます。
赤とうがらしのピリッとしたアクセントや、最後に添えるローズマリーの爽やかな香りが全体を引き締め、最後まで飽きることなく美味しくいただけます。特別な日のディナーはもちろん、普段の食卓をワンランクアップさせてくれるごちそうとして、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
