今回は、きじまりゅうたさんのレシピ「深川パエリア」をご紹介します。あさりの旨味を存分に活かした東京の下町名物「深川めし」を、スペインの代表料理であるパエリアの技法と掛け合わせた、見た目も華やかで味わい深い一品です。
フライパン一つで手軽に作れるのがこのレシピの最大の魅力であり、おもてなしやパーティーのメインディッシュとしても大活躍します。まずはあさりを酒と醤油などの調味料でふっくらと煮て、その濃厚な出汁を抽出します。
その極上のスープを余すところなくお米に吸わせて炊き上げることで、一口食べるごとに豊かな海の香りが口いっぱいに広がります。具材には春の訪れを感じさせる菜の花やたけのこをたっぷりと使用し、彩り鮮やかに仕上げます。
和風の優しい味わいの中に、にんにくと油で炒めたお米の香ばしさが加わり、和食と洋食の良さが絶妙に融合しています。きじまりゅうたさんのレシピならではの、家庭にある道具で本格的な味を楽しめるアプローチが詰まった素晴らしい料理です。
休日のランチや特別な日のディナーに、ぜひこの深川パエリアに挑戦してみてください。
【きじまりゅうたさんのレシピ】深川パエリアの作り方
Course: 主食Cuisine: 和食4
servings15
minutes35
minutes450
kcal50
minutes今回は、きじまりゅうたさんのレシピ「深川パエリア」をご紹介します。あさりの旨味を存分に活かした東京の下町名物「深川めし」を、スペインの代表料理であるパエリアの技法と掛け合わせた、見た目も華やかで味わい深い一品です。
材料
米 360g(2合)
あさり(砂抜きしたもの) 500g
菜の花 1/2ワ
ゆでたけのこ 200g
しょうが(せん切り) 2かけ分
にんにく(みじん切り) 2かけ分
もみのり 適量
塩
サラダ油
【A】
酒 大さじ5(75ml)
水 大さじ5(75ml)
みりん 大さじ3
しょうゆ 大さじ1
作り方
- あさりは洗い、しょうが、【A】とともにフライパンに入れてふたをし、中火にかける。あさりの口が開いたらアクを取り、火を止めて粗熱を取る。
- 菜の花は堅い茎を切り、塩少々を入れた熱湯で堅めにゆでて水にとり、水けを絞る。たけのこは一口大の薄切りにする。
- あさりと煮汁を分け、あさりは身をはずし、しょうがはとっておく。煮汁に水を足して360mlにする。
- 直径26cm、深さ5cmほどのフライパンにサラダ油大さじ2とにんにくを入れて中火にかける。香りがたってきたら米を洗わずに加えて炒める。 3 の煮汁を注いでざっと混ぜ、たけのこをのせてふたをする。強火で煮立て、弱火にして15分間炊く。
- ポイント
- 米全体に油が回り、つやが出たら、あさりの煮汁を加える。たけのこをのせてふたをし、炊き上げる。吹きこぼれないように火加減に注意する。
- 火を止めて 3 のあさりのむき身としょうが、菜の花をのせ、再びふたをして10分間蒸らす。最後にふたをはずし、一瞬強火にかけて残った水分をとばし、のりを散らす。
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (深川パエリア)
深川パエリアを美味しく作る3つの極意
あさりの旨味を引き出した煮汁を正確に計量する
このレシピの重要なポイントは、あさりを煮て抽出した濃厚な出汁を、お米を炊くための水分として最大限に活用することです。あさりを酒、水、みりん、しょうゆと一緒に中火にかけ、口が開いたらすぐに火から下ろすことで、身が硬くなるのを防ぎつつ旨味を煮汁に落とします。
そして、あさりと分けたあとの煮汁に水を足してきっちり360ml(お米2合に対する適量)に調整することが、お米をふっくらと理想的な硬さに炊き上げるための絶対条件となります。
お米は洗わずに油とにんにくで炒めてコーティングする
パエリアの技法を取り入れたこのレシピでは、お米を事前に水洗いせず、そのままフライパンに加えてサラダ油とにんにくで炒めるのが極意です。洗わないことでお米が水分を吸いやすくなり、後から加えるあさりの出汁をしっかりと中心まで吸収させることができます。
また、強火で加熱する前に油でお米全体をコーティングして表面につやを出すことで、炊き上がりのお米同士がくっつきにくく、パエリア特有のパラリとした食感と香ばしさを生み出すことができます。
具材の後入れと最後の強火で仕上げる水分調整
お米を弱火で15分炊いた後、火を止めてからあさりのむき身、しょうが、菜の花をのせて10分間蒸らす手順は、具材の食感と色味を保つために欠かせません。あさりや菜の花を最初から一緒に炊き込んでしまうと、加熱されすぎて固くなったり色が飛んだりしてしまいます。
余熱で優しく火を通すことで、ふっくらとした身と鮮やかな緑色をキープします。さらに、蒸らし終わった後にふたを外し、一瞬だけ強火にかけることで余分な水分を飛ばし、香ばしいお焦げを作ることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
きじまりゅうたさんの「深川パエリア」は、あさりの和風出汁とニンニクの風味が絶妙にマッチした一品です。この料理には、スッキリとした酸味とミネラル感を持つ白ワインが非常によく合います。
例えば、スペインのガリシア地方で作られるアルバリーニョ種の白ワインは、「海のワイン」とも呼ばれ、魚介の旨味を引き立てるのに最適です。また、和の要素が強い料理なので、日本固有のブドウ品種である甲州を使った辛口の白ワインも素晴らしい相性を見せます。
甲州の持つ柑橘系の香りと穏やかな酸味が、しょうゆやみりんを使った和風テイストの出汁と調和し、菜の花のほろ苦さとも美しく寄り添います。もし日本酒を合わせる場合は、お米のふくよかな旨味が感じられる純米酒を、少し冷やして、あるいは常温で楽しむのがおすすめです。
保存テクニックと温め直し方
フライパンで作った深川パエリアが余った場合は、粗熱をしっかりと取ってから保存容器に移すか、1食分ずつラップでぴったりと包んで冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の場合は翌日中にお召し上がりください。それ以上保存したい場合は冷凍保存が適しています。
ラップで包んだ後、さらに保存袋に入れて密閉し冷凍すれば約2週間から1ヶ月程度持ちます。温め直す際は、電子レンジでしっかりと加熱してください。解凍時に少量の料理酒を振りかけると、あさりの風味が復活してふっくらと仕上がります。
このレシピのまとめと栄養のポイント
きじまりゅうたさんの「深川パエリア」は、日本の伝統的な深川めしとスペインのパエリアが見事に融合した、華やかで奥深い味わいのレシピです。あさりの豊かな旨味が溶け込んだ出汁を、炒めたお米にたっぷりと吸わせて炊き上げることで、家庭のフライパン一つで本格的なごちそうが完成します。
たけのこのシャキシャキとした食感や、菜の花の鮮やかな緑色とほのかな苦味が、春の訪れを感じさせる素晴らしいアクセントになっています。日常の食卓はもちろんのこと、人が集まるパーティーやおもてなしの席でも、テーブルを華やかに彩る主役となる一品です。
材料の準備から炊き上げ、そして最後の仕上げまで、レシピに込められた工夫を実践することで、失敗なく美味しいパエリアが作れます。ぜひお試しください。
