梅仕事の季節にぜひ試していただきたい、料理家・ワタナベマキさんの冷凍青梅の作り方をご紹介します。梅シロップや梅酒を作る際、青梅をそのまま漬けるのではなく、一度冷凍庫で凍らせることで梅の細胞壁が壊れ、エキスが早く抽出されるようになります。
今回は、そんな便利な冷凍青梅を自宅で手軽に準備するための、ワタナベマキさん直伝の丁寧な下処理と冷凍の手順をお伝えします。1kgの青梅を使用し、まずはしっかりと洗ってヘタを取るという基本の作業から始まります。
たっぷりの水に30分間つけることで、表面の細かい汚れまでしっかりと落とし切るのがこのレシピの重要なポイントです。その後は水気を一つ一つ丁寧に拭き取り、フォークで穴を開けてから冷凍保存袋に入れるだけ。
このひと手間をかけることで、後の梅仕事がぐっとスムーズになり、失敗の少ない美味しい仕上がりが期待できます。ぜひ、ワタナベマキさんのレシピで、初夏の爽やかな梅の香りを長く楽しむための準備を始めてみてください。
【ワタナベマキさんのレシピ】冷凍青梅の作り方
Course: 下ごしらえCuisine: 和食10
servings45
minutes20
minutes36
kcal65
minutes梅仕事の季節にぜひ試していただきたい、料理家・ワタナベマキさんの冷凍青梅の作り方をご紹介します。梅シロップや梅酒を作る際、青梅をそのまま漬けるのではなく、一度冷凍庫で凍らせることで梅の細胞壁が壊れ、エキスが早く抽出されるようになります。
材料
青梅 1kg
作り方
- 青梅はサッと洗い、竹串でなり口のヘタを除く。
- かぶるくらいの水に30分間つける。
- ポイント
- 水につけることで汚れをしっかりと落とす。
- 布巾や紙タオルで水けを丁寧に拭き、フォークで3~4か所刺して穴をあける。
- 冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で1~2日間冷凍する。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (冷凍青梅)
冷凍青梅を美味しく作る3つの極意
たっぷりの水に30分つけて汚れを落とす
青梅の下処理において非常に重要なのが、たっぷりの水に30分間しっかりとつける工程です。サッと洗うだけでは落としきれない表面の細かな汚れや見えないホコリを、水につけておくことで完全に浮き上がらせて落とすことができます。
このレシピのポイントにもある通り、この工程を省かずに丁寧に行うことで、雑味のない純粋な梅の風味を引き出す準備が整います。梅シロップや梅酒などの長期保存するものに使う梅だからこそ、清潔な状態にすることは衛生面でも欠かせない大切なステップとなります。
水気を一つ一つ完全に拭き取る
洗って水につけた後の青梅は、布巾や紙タオルを使って一粒ずつ丁寧に水気を拭き取ることが極意です。表面に水分が残ったまま冷凍したり漬け込んだりしてしまうと、カビが発生する原因になったり、保存性が著しく低下してしまいます。
梅仕事において「水分は大敵」と言われるほど、この拭き取り作業は仕上がりを左右する重要なプロセスです。ヘタを取ったくぼみの部分などは特に水が溜まりやすいため、紙タオルの角などを使ってしっかりと湿り気を取り除き、完全に乾いた状態に仕上げてください。
フォークで穴をあけてから冷凍庫へ
水気を拭き取った青梅には、フォークを使って3〜4か所に刺して穴をあけてから冷凍用保存袋に入れます。この一手間を加えることで、梅の果肉に直接アプローチできるようになり、後から砂糖やお酒に漬けた際に梅のエキスが驚くほど早く、そしてたっぷりと抽出されるようになります。
また、冷凍庫で1〜2日間かけてしっかりと凍らせることで果肉の細胞組織が破壊されるため、フォークの穴との相乗効果によって、短い期間でもコク深く風味豊かな梅シロップや梅酒を完成させることができるのです。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
冷凍青梅はそのまま食べるものではありませんが、このレシピで作った青梅を使って仕込んだ梅シロップや梅酒は、様々な飲み物や料理との素晴らしいペアリングを楽しむことができます。例えば、完成した梅シロップを炭酸水で割った爽やかな梅ジュースには、暑い夏の日のリフレッシュにぴったりです。
また、自家製の梅酒として仕上がった暁には、氷をたっぷりと入れたロックグラスでじっくりと味わうのがおすすめです。食前酒として楽しむ場合は、軽やかなオードブルや、クリーミーなカマンベールチーズ、塩気のある生ハムなどと合わせると、梅の甘酸っぱさが食材の旨味を引き立ててくれます。
さらに、白ワイン、特にソーヴィニヨン・ブランやシャルドネベースのスパークリングワインに梅シロップを少し垂らして、オリジナルのカクテルとして楽しむのも、大人の贅沢なペアリングとして非常に人気があります。
保存テクニックと温め直し方
このレシピで完成した冷凍青梅は、ジッパー付きの冷凍用保存袋に入れた状態で、そのまま冷凍庫(マイナス18度以下)で保存してください。レシピの手順にある通り、まずは1〜2日間冷凍して完全に凍らせる必要があります。凍った後は、そのまま梅シロップや梅酒作りに直行させることができます。
すぐに使わない場合でも冷凍庫内で保存が可能ですが、冷凍庫内の臭い移りや乾燥を防ぐために、できるだけ空気をしっかりと抜いて密閉状態を保つことが大切です。使用する際は解凍せず、凍ったままの状態で漬け込んでください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、料理家・ワタナベマキさんの「冷凍青梅」の作り方をご紹介しました。梅仕事と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、このレシピなら誰でも簡単に、かつ失敗しにくい下準備を行うことができます。
竹串でヘタを取り、30分間水につけて汚れを落とすという基本の洗浄作業から、丁寧な水拭き、そしてフォークで穴を開けて冷凍するという一連の流れは、美味しい梅エキスを素早く引き出すための合理的な手順となっています。
一度冷凍して細胞を壊すことで、通常の青梅から作るよりも短期間で梅シロップや梅酒を完成させることができるのが最大の魅力です。1kgの青梅が手に入ったら、ぜひこのワタナベマキさん直伝のレシピで仕込んでいただき、ご家庭で季節の味わいをじっくりと楽しむ豊かな時間を過ごしてみてください。
