今回は、イタリア料理界の重鎮である片岡護さんのレシピ、「たらのバルサミコ温マリネ」をご紹介します。このレシピは、淡白な味わいの白身魚であるたら(鱈)と、香り豊かなネギ類を香ばしく揚げて、温かいうちに特製のバルサミコマリネ液で和えるという、極上の逸品です。
新鮮なたらを大きめの一口大にカットし、小麦粉をまぶして180度の油でカリッと揚げることで、外はサクサク、中はふっくらとした食感に仕上がります。さらに、じっくりと揚げた長ねぎの甘みと、にんにくやフレッシュバジルの香りが絶妙に絡み合い、食欲を大いにそそります。
仕上げには、冷水でシャキッとさせた春菊と九条ねぎをふんだんにトッピングし、バルサミコ酢の酸味とコクが全体を見事にまとめ上げてくれます。ワインのお供にも、特別なおもてなしの日のメインディッシュにもぴったりの本格的な一皿。
ご家庭の食卓がまるで高級レストランのような華やかな雰囲気に包まれる、本格的なイタリアンの味わいをぜひお試しください。
【片岡護さんのレシピ】たらのバルサミコ温マリネの作り方
Course: 主菜Cuisine: イタリアン2
servings15
minutes15
minutes420
kcal30
minutes今回は、イタリア料理界の重鎮である片岡護さんのレシピ、「たらのバルサミコ温マリネ」をご紹介します。このレシピは、淡白な味わいの白身魚であるたら(鱈)と、香り豊かなネギ類を香ばしく揚げて、温かいうちに特製のバルサミコマリネ液で和えるという、極上の逸品です。
材料
たら(切り身) 1+1/2切れ(120g)
ねぎ(白い部分) 1本分
にんにく(薄切り) 1/2かけ分
バジル(生/せん切り) 3枚分
春菊 2~3本
九条ねぎ 1/2本
塩
こしょう
小麦粉
揚げ油
【マリネ液】
バルサミコ酢 大さじ3
オリーブ油 大さじ2
レモン汁 大さじ1
白ワインビネガー 大さじ1/2
塩 少々
こしょう 少々
【A】
オリーブ油 大さじ1
レモン汁 小さじ1
バルサミコ酢 小さじ1/2
塩 適量
こしょう 適量
作り方
- たらは大きめの一口大に切り、塩・こしょう各少々をふり、小麦粉を全体に薄くまぶす。ねぎは3cm長さに切り、小麦粉を全体に薄くまぶす。
- ポイント
- たらは食べごたえのある大きさに切る。ねぎも大きさを合わせる。
- 180℃に熱した揚げ油で、たらをこんがりと色づくまでカリッと揚げて、油をきる。同様に、ねぎも揚げて、油をきる。
- ポイント
- 初めはたらの身から水分が出るため泡が大きい。泡が小さくなってきたら揚げ上がりのサイン。 ねぎは端がこんがり色づく程度に、香ばしく揚げる。
- ボウルに揚げたてのたらとねぎ、にんにく、バジルを合わせる。そこへ、【マリネ液】の材料を順に加え、ざっと混ぜ合わせる。
- ポイント
- マリネ液の材料が入るごとに、ボウルを揺すって全体をザックリと混ぜる。
- 春菊は葉を摘み、九条ねぎは斜めせん切りにする。冷水にさらしてパリッとさせたら、水けをよくきる。ボウルに春菊と九条ねぎを入れ、【A】を順に加えてざっと混ぜ合わせる。
- 3 をバランスよく器に盛り、 4 をこんもりとのせ、残った【マリネ液】を回しかける。
メモ
- 片岡護さんのレシピ (たらのバルサミコ温マリネ)
たらのバルサミコ温マリネを美味しく作る3つの極意
食材を大きめに切り、揚げ油の泡の変化を見極める
たらは食べごたえを出すために大きめの一口大に切り、長ねぎもそれに合わせて3cmほどの長さに揃えることが重要です。同じような大きさに揃えることで、火の通りやマリネ液の絡み具合が均一になります。
また、180度の油で揚げる際、初めはたらの身から水分が出るため大きな泡が立ちますが、徐々に水分が抜けて泡が小さくなってきます。この「泡が小さくなるタイミング」こそが、外はカリッと、中はふっくらと揚がったベストなサインです。ねぎは端がこんがりと色づき、香ばしさが引き出されるまで丁寧に揚げましょう。
揚げたての熱いうちにマリネ液と和える
このレシピの最大の鍵は、「温マリネ」という名前の通り、たらやねぎが揚げたての熱い状態のままボウルに入れ、マリネ液と合わせる点にあります。
食材が熱いうちにバルサミコ酢やオリーブ油、レモン汁などの調味料を加えることで、味が中までしっかりと染み込みやすくなり、酸味が程よく飛んでまろやかで奥深い味わいに仕上がります。
マリネ液の材料を加えるたびにボウルを軽く揺すって全体をザックリと混ぜ合わせることで、衣のサクサク感を損なわずに均一に風味をコーティングすることができます。
トッピングの野菜は冷水でパリッとさせる
仕上げに乗せる春菊と九条ねぎは、ただ切って乗せるのではなく、一度冷水にさらしてしっかりと水気を切ることが非常に大切です。冷水にさらすことで細胞が水分を吸ってシャキッとし、心地よい歯ごたえが生まれます。また、青菜特有のエグみが抜け、彩りも鮮やかになります。
温かい揚げ物とマリネ液の濃厚な味わいに対して、このパリッと冷たいフレッシュな青菜が加わることで、温度と食感のコントラストが生まれ、最後まで飽きることなくさっぱりと美味しく食べ進めることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「たらのバルサミコ温マリネ」には、程よい酸味と果実味が感じられる辛口の白ワインが非常によく合います。例えば、イタリア産の「ピノ・グリージョ」や、フレッシュなハーブの香りが特徴の「ソーヴィニヨン・ブラン」がおすすめです。
バルサミコ酢のコク深い酸味とレモンの爽やかな香り、そしてバジルや春菊の青々とした風味が、これらのワインの持つ爽快感と見事に同調します。また、たらのサクッとした揚げ衣に染み込んだオリーブオイルの旨味が、ワインのミネラル感を引き立て、口の中で見事なマリアージュを奏でてくれます。
少し冷やした白ワインと一緒に、ゆったりとしたディナータイムをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
この料理は揚げたてのカリッとした食感と温かい状態を楽しむのが最も美味しいですが、余った場合は清潔な保存容器に入れてしっかりと密閉し、冷蔵庫で保管してください。翌日になると、衣にバルサミコマリネ液がしっかりと染み込み、味がより一層馴染んで、しっとりとした冷製マリネとしても大変美味しくいただけます。
保存期間の目安は冷蔵で1〜2日程度となります。食べる直前にしばらく室温に戻しておくか、電子レンジでほんの少しだけ軽く温め直すことで、オリーブオイルとバジルの豊かな香りが再び引き立ちます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
片岡護さんによる「たらのバルサミコ温マリネ」は、白身魚の旨味とバルサミコ酢の芳醇な香りを存分に堪能できる、洗練されたイタリアンレシピです。大きめにカットしてカラッと揚げたたらと長ねぎに、熱々のうちにマリネ液を絡めることで、味がしっかりと馴染み、奥深い味わいを生み出します。
さらに、にんにくとバジルの香りが食欲を刺激し、トッピングの春菊と九条ねぎが爽やかなアクセントを加えてくれます。特別な日のディナーや、ワインを嗜む大人の食卓にふさわしい一皿でありながら、調理のポイントを押さえればご家庭でも本格的な味を再現することが可能です。
ぜひこのレシピで、至福のひとときをお過ごしください。
