イタリア料理界の巨匠として知られる片岡護さん直伝のレシピ「えびのグリル ジェノベーゼソース」をご紹介します。香ばしく焼き上げたぷりぷりの有頭えびに、フレッシュなバジルと香ばしいナッツの風味が凝縮された自家製ジェノベーゼソースをたっぷりと絡めて味わう、極上のひと皿です。
おうちで本格的なイタリアンレストランの味を楽しみたいときや、特別な日のディナー、パーティーのおもてなし料理にもぴったりな豪華さがあります。さらに、添えられたルッコラのさわやかな苦味とバルサミコ酢の芳醇な酸味が、えびの甘みとジェノベーゼのコクをより引き立ててくれます。
プロの技と工夫が詰まった本格的なジェノベーゼソースの作り方から、えびの旨みを逃さずに香ばしく焼き上げるプロ直伝の手順まで、分かりやすく丁寧に解説していきます。ぜひマスターして、食卓を華やかに彩ってみてください。
【片岡護さんのレシピ】えびのグリル ジェノベーゼソースの作り方
Course: 主菜Cuisine: イタリアン2
servings15
minutes3
minutes320
kcal18
minutesイタリア料理界の巨匠として知られる片岡護さん直伝のレシピ「えびのグリル ジェノベーゼソース」をご紹介します。香ばしく焼き上げたぷりぷりの有頭えびに、フレッシュなバジルと香ばしいナッツの風味が凝縮された自家製ジェノベーゼソースをたっぷりと絡めて味わう、極上のひと皿です。
材料
えび(有頭/殻付き) 2匹
ルッコラ 適量
バルサミコ酢 少々
レモン 適量
塩
こしょう
オリーブ油
【ジェノベーゼソース】つくりやすい分量(ここでは大さじ1使う)
バジルの葉 50g
松の実(ローストしたもの) 45g
くるみ(ローストしたもの) 15g
にんにく(みじん切り) 1かけ分
オリーブ油 カップ3/4
パルメザンチーズ 大さじ3
塩 適量
こしょう 適量
作り方
- 【ジェノベーゼソース】をつくる。ミキサーに松の実、くるみ、にんにく、塩少々、オリーブ油の1/3量を入れ、かくはんする。なめらかになったら、バジルの葉、パルメザンチーズ、オリーブ油の1/3量を加え、さらにかくはんする。残りのオリーブ油も加え、ペースト状にする。ボウルにあけ、塩・こしょう各少々で味を調える。
- ポイント
- ミキサーの容器はあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくと、ソースが酸化しにくくなる。つくってすぐに食べられるが、2~3日間たって味がなじんだほうがおいしい。清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で約1週間保存できる。
- えびは頭から2節目にようじを差し込み、背ワタを除く。頭から包丁を入れて縦半分に開き、塩・こしょう各少々をふる。
- グリルパン(またはフライパン)にオリーブ油大さじ1/2を強火で熱し、えびの開いた面を下にして並べる。へらなどで押さえながら1分間焼き、上下を返す。さらに30秒間焼き、取り出す。
- ボウルに【ジェノベーゼソース】大さじ1を入れてオリーブ油小さじ1を加えてのばし、 3 のえびの開いた面にスプーンで塗る。ソースは少し残しておく。
- ポイント
- ソースは加熱すると香りがとんでしまうので、えびが焼き上がってから塗る。
- 別のボウルにルッコラ、オリーブ油・塩・こしょう各少々を入れて軽く混ぜ、バルサミコ酢を加えてフワッとあえる。残しておいたソースで器に模様を描いてえびを盛り、ルッコラをのせてレモンを搾る。
メモ
- 片岡護さんのレシピ (えびのグリル ジェノベーゼソース)
えびのグリル ジェノベーゼソースを美味しく作る3つの極意
ミキサーの容器を冷やしてジェノベーゼソースの酸化を防ぐ
自家製のジェノベーゼソースを作る際の重要なポイントは、ミキサーの容器をあらかじめ冷蔵庫でしっかり冷やしておくことです。ミキサーの刃の回転によって生じる摩擦熱は、バジルの鮮やかな緑色やフレッシュな香りを損ない、酸化を早める原因となります。
事前に容器を冷やしておくことで熱の上昇を抑え、風味が際立つ美しいペーストに仕上がります。また、出来立てはもちろんおいしいですが、清潔な容器に入れて冷蔵庫で2~3日間ほど置くと全体のエキスとなじみ、より深みのある味わいへと変化します。
えびの下処理と強火で短時間で香ばしく焼き上げる技
えびは頭から2節目にようじを刺して背ワタを取り除き、頭から包丁を入れて縦半分に開くことで、火の通りを均一にし見た目も豪華に仕上げます。焼き方の極意は、グリルパンまたはフライパンにオリーブ油大さじ1/2を強火でしっかり熱し、えびの開いた面を下にして並べたらヘラなどで上から軽く押さえつけることです。
こうすることで焼きムラを防ぎ、香ばしい焼き色をつけることができます。1分間焼いた後に上下を返し、さらに30秒間サッと焼き上げることで、身が硬くならずプリッとした食感と旨みをしっかり閉じ込めます。
ソースは加熱せず焼き上がったえびに後塗りする
バジルソースを塗るタイミングも味を大きく左右する大切なポイントです。ジェノベーゼソースに含まれるバジルの豊かな香りと鮮やかな色彩は、加熱することで熱に負けて飛んでしまい、色も黒ずんでしまいます。
そのため、ソースはえびと一緒にフライパンで加熱するのではなく、焼き上がって取り出してから開いた面に塗るのが鉄則です。ボウルでソース大さじ1にオリーブ油小さじ1を加えてのばし、焼き立てのえびのスプーンで手早く塗り重ねることで、バジルのフレッシュな風味を最大限に活かした極上の味わいに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
えびの香ばしい旨みと濃厚なジェノベーゼソース、そしてルッコラとバルサミコ酢の爽やかな酸味が調和したこの料理には、イタリア産の辛口白ワインが最高の相性を見せてくれます。
特にバジルの爽やかなハーブ香と相性抜群な「ヴェルメンティーノ」や「ソーヴィニヨン・ブラン」は、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれます。また、コクのあるナッツやパルメザンチーズの風味に合わせるなら、適度なボディ感とミネラル分を持つ「ソアーヴェ」や「フラスカーティ」もおすすめです。
しっかりと冷やした爽快な白ワインやスプマンテとともに楽しむことで、おうちレストランのひとときをより一層贅沢に演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
ジェノベーゼソースはつくりやすい分量で多めに出来上がるため、保存方法を覚えておくと大変便利です。煮沸消毒した清潔なガラス保存容器にソースを入れ、表面に薄くオリーブ油の膜を張るように注いで空気に触れないように密閉すれば、冷蔵庫で約1週間保存が可能です。
パスタに和えたり、ソテーした肉や魚、トーストしたパンに塗ったりと幅広く活用できます。焼き上げたえび自体はソースを塗った当日中に召し上がるのが一番おいしいですが、余った場合はラップをかけて冷蔵保存し、早めにお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
片岡護さん直伝の「えびのグリル ジェノベーゼソース」は、プロならではの細かい配慮とテクニックが随所に光る至高の逸品です。
ミキサー容器を事前に冷やしてバジルの酸化と変色を防ぐソース作りの基本から、強火でサッと香ばしく焼き上げるえびの火入れ、そして香りを活かすために焼き上がった後にソースを塗るという仕上げの工夫まで、どれも本格的な味を再現するための欠かせないプロセスとなっています。
お皿に残したソースで模様を描き、バルサミコ酢であえたルッコラとレモンを添えることで、見た目にも華やかな一皿が完成します。おもてなしや特別な日のメインディッシュとして、プロの技術がつまった極上のイタリアンをぜひご家庭で堪能してみてください。
