今回は、イタリア料理界を牽引する名シェフ、片岡護さんのオリジナルレシピ「なすとベーコンのペンネ」をご紹介します。ご家庭の食卓がまるで高級レストランのような華やかさに包まれる、本格的でありながらも作りやすい絶品パスタです。
このレシピの大きな魅力は、旬のなすとフレッシュなフルーツトマト、そしてコクのある厚切りベーコンが織りなす極上のハーモニーにあります。単に材料を炒めて合わせるだけでなく、なすの下ごしらえから火入れのタイミングまで、細部に宿るプロの技が光る一皿となっています。
特に、なすの水分を抜いてからじっくりと旨味を吸わせる工程や、トマトが崩れるまで煮詰めてソースと一体化させる手法は、パスタの完成度を格段に引き上げます。休日のランチや、特別な日のディナーにもぴったり。
一口食べれば、フレッシュなバジルやオレガノの香りがふわりと広がり、オリーブオイルの豊かな風味が後を引く美味しさです。ご家庭のフライパン一つで再現できるこの素晴らしいレシピで、極上のイタリアンをぜひご堪能ください。
にんにくが色づく過程の香りや、ソースがふつふつと煮詰まっていく音まで楽しめる、作る過程からワクワクするような至福のパスタです。週末のゆったりとした時間を彩る一品として、ぜひ挑戦してみてください。
【片岡護さんのレシピ】なすとベーコンのペンネの作り方
Course: 主食Cuisine: イタリアン2
servings25
minutes15
minutes635
kcal40
minutes今回は、イタリア料理界を牽引する名シェフ、片岡護さんのオリジナルレシピ「なすとベーコンのペンネ」をご紹介します。ご家庭の食卓がまるで高級レストランのような華やかさに包まれる、本格的でありながらも作りやすい絶品パスタです。
材料
ペンネ 120g
なす 2コ
ベーコン(塊) 80g
フルーツトマト 3コ(200g)
にんにく(みじん切り) 大さじ1
赤とうがらし 1本
バジルの葉(生/せん切り) 2~3枚分
オレガノ(乾) 1つまみ
パルメザンチーズ(すりおろす) 適量
パセリ(みじん切り) 適量
塩
エクストラバージンオリーブ油
作り方
- なすはヘタを落とし、1.5cm厚さの輪切りにして両面に塩少々をふる。20分間ほどおき、水けを紙タオルなどで拭く。
- ベーコンは1cm角の棒状に切る。フルーツトマトはヘタを取り、くし形に切る。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし1%の塩(水1リットルにつき10g)を入れ、ペンネを袋の表示時間どおりにゆでる。
- フライパンにオリーブ油大さじ2、にんにく、赤とうがらしを入れて中火にかける。にんにくが色づいてきたら、ベーコンを加えてサッと炒め、なすを加えて炒める。弱火にし、時々水少々を加えながら、なすに火が通るまで炒める。
- トマトを加え、ペンネのゆで汁少々を加える。バジルとオレガノを加えて、なすを箸でくずしながら、トマトがくずれるまで煮る。
- ペンネがゆで上がったら湯をきって加え、パルメザンチーズ少々とオリーブ油大さじ1+1/3を加えて全体にからめる。器に盛り、パルメザンチーズ少々とパセリをふる。
メモ
- 片岡護さんのレシピ (なすとベーコンのペンネ)
なすとベーコンのペンネを美味しく作る3つの極意
なすの塩もみでアクと余分な水分を抜く
このレシピの重要なポイントは、なすを1.5cmの輪切りにした後、両面に塩をふって20分ほどおく工程です。なすはスポンジのように油や水分を吸収しやすい野菜ですが、あらかじめ塩をふって浸透圧で余分な水分を引き出すことで、アクが抜け、炒めた際に油を吸いすぎるのを防ぐことができます。
また、表面に出てきた水けを紙タオルなどでしっかりと拭き取ることで、ベーコンやにんにくの旨味が染み込んだオリーブオイルを適度に含み、トロトロとした極上の食感に仕上がります。ひと手間かかりますが、なすの甘みを最大限に引き出すための欠かせない下準備です。
なすに少しずつ水を加えながら火を通す
フライパンでなすを炒める際、弱火にして時々少量の水を加えながら火を通すのが、ソースを美味しく仕上げる極意です。なすを油だけで炒め続けると焦げ付きやすくなりますが、少量の水分を補給することで蒸し焼き状態になり、なすの芯までふっくらと火が通ります。
さらに、この過程でベーコンの旨味やにんにくの香りが溶け出したオイルがなすの果肉にしっかりと浸透し、噛むたびにジュワッと溢れ出す豊かな味わいが生まれます。焦がさずにじっくりと火を通すことで、後から加えるフルーツトマトの酸味や甘みと見事に調和するベースが出来上がるのです。
フルーツトマトを崩し、ソースと一体化させる
フルーツトマトを加えた後、ペンネのゆで汁を少々加え、なすを箸で崩しながらトマトが崩れるまで煮る工程もこのレシピならではのポイントです。フレッシュなトマトの水分とゆで汁が乳化し、とろみのある極上のパスタソースへと変化します。
なすをあえて少し崩すことで、なすの果肉がソースに溶け込み、パスタ全体に絡みやすくなります。そこにバジルとオレガノの香りが加わることで、ソースの風味が一気に本格的なイタリアンの味わいへと昇華します。
ペンネの溝にこの旨味たっぷりのソースがしっかりと入り込み、最後の一口まで絶品の味わいを余すことなく楽しめます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「なすとベーコンのペンネ」には、フレッシュなトマトの酸味とハーブの香りを引き立てるワインがよく合います。おすすめは、イタリアのトスカーナ州などで造られる、サンジョヴェーゼ種を主体としたミディアムボディの赤ワイン「キャンティ」です。
キャンティの持つチェリーのような赤い果実味と程よい酸味が、フルーツトマトの甘みや酸味と見事に調和します。また、なすのトロトロとした食感やベーコンのコク、パルメザンチーズの旨味を優しく包み込み、食中酒として口の中をリフレッシュさせてくれます。
白ワインを合わせるなら、フレッシュなハーブの香りと相性の良い「ソーヴィニヨン・ブラン」や、イタリアの「ソアヴェ」なども良いでしょう。キリッとした酸味と果実味が、オリーブオイルとバジルの風味を爽やかに引き立て、休日の優雅なランチタイムをより一層華やかに彩ってくれます。
保存テクニックと温め直し方
パスタは出来立てをいただくのが一番美味しいですが、どうしても保存が必要な場合は、ソースとペンネを分けて保存することをおすすめします。なすとベーコン、トマトのソース部分は、粗熱を取ってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で2日程度保存可能です。
食べる直前にフライパンでソースを温め直し、そこに新しく茹で上げたペンネを加えて絡めれば、作りたてに近い風味を楽しむことができます。パスタをソースに絡めた状態で保存すると、ペンネが水分を吸って食感が悪くなってしまうため避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
片岡護さんの「なすとベーコンのペンネ」は、身近な食材を使いながらも、プロのちょっとした工夫で劇的に美味しくなるということを教えてくれる素晴らしいレシピです。
なすに塩をして水分を抜く下準備から始まり、水を少しずつ足しながらじっくりと火を通す技術、そしてトマトを崩しながらソースに仕立てていく過程は、どれも素材の持ち味を最大限に引き出すための理にかなった手法です。
これらの工程を丁寧に行うことで、濃厚なベーコンの旨味、なすのトロトロとした甘み、フルーツトマトの爽やかな酸味が三位一体となり、噛み応えのあるペンネにしっかりと絡みつきます。バジルとオレガノの香りが食欲をそそるこの一皿は、日常の食卓を特別な空間に変えてくれる力を持っています。
ぜひこのレシピをマスターして、ご自宅で本格的なイタリアンパスタを心ゆくまでお楽しみください。
