今回ご紹介するのは、人気料理家・ワタナベマキさんのレシピ「おやつ春巻」です。余りがちな春巻の皮を活用して、絶品スイーツを作ることができる素晴らしいアイデアレシピとなっています。
バナナとチョコレート、りんごとくるみ、そしてこしあんと黒ごまという、3種類の全く異なる味わいが一度の調理で楽しめるのが最大の魅力です。果物をバターで軽くソテーして自然な甘みを引き出し、たっぷりのバターで香ばしく焼き上げることで、外はパリッと、中はトロッとした至福の食感が生まれます。
油をたっぷりと使って揚げる通常の春巻とは異なり、フライパンに少量のバターを溶かして揚げ焼きにするようなスタイルで仕上げるため、手軽に作れて後片付けも簡単です。休日のおやつタイムや、急なお客様への対応、あるいは中途半端に余ってしまった春巻の皮の消費にもぴったりの一品です。
ワタナベマキさんならではの、素材の組み合わせの妙と、調理の手軽さを兼ね備えた極上のスイーツレシピを、ぜひご家庭でお試しいただき、お気に入りの味を見つけてみてください。
【ワタナベマキさんのレシピ】おやつ春巻の作り方
Course: スイーツCuisine: スイーツ3
servings15
minutes15
minutes350
kcal30
minutes今回ご紹介するのは、人気料理家・ワタナベマキさんのレシピ「おやつ春巻」です。余りがちな春巻の皮を活用して、絶品スイーツを作ることができる素晴らしいアイデアレシピとなっています。
材料
春巻の皮 6枚
バナナ(大) 1本
りんご 1/2コ
レモン汁 大さじ1
グラニュー糖 大さじ1
くるみ(粗く砕く) 3~5粒分
こしあん(市販) 大さじ6
すりごま(黒) 大さじ1
板チョコレート 25g
バター
【A】
水 大さじ1+1/2
小麦粉 大さじ1
作り方
- バナナは皮をむき、縦半分に切ってから2等分に切る。りんごは皮をむかず7~8mm幅のくし形に切る。バナナ、りんご全体にそれぞれレモン汁をふりかける。
- フライパンにバター10gを入れ、中火で溶かす。バナナを加えて、グラニュー糖の半量を加えてからめる。全体が少し透き通るまで軽く焼き、取り出して粗熱を取る。フライパンをサッと拭き、バター10gを中火で溶かし、りんご、くるみ、残りのグラニュー糖を加えて同様に焼き、粗熱を取る。
- ポイント
- 包んでからも焼くので、ここでは火を通しすぎない。
- こしあんをボウルに入れ、すりごまを加えてよく混ぜる。小さいボウルなどに【A】を合わせて混ぜる。
- 春巻の皮2枚に、バナナとチョコレートを半量ずつのせて春巻の要領で巻き、巻き終わりに【A】をつけてとめる。りんごとくるみも半量ずつ同様に巻く。
- こしあんは、春巻の皮2枚に半量ずつ細長くのせて巻き、同様に巻き終わりを【A】でとめる。
- フライパンにバター10gを入れて中火で溶かし、春巻3本を入れて、こんがりと焼き色がつくまで返しながら両面を焼き、取り出す。バター10gを足して残りも同様に焼き、半分に切って皿に盛り、こしあんの春巻には好みですりごま(黒/分量外)少々をふる。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (おやつ春巻)
おやつ春巻を美味しく作る3つの極意
果物は包む前の加熱を控えめにする
バナナやりんごを事前にバターとグラニュー糖で炒める工程がありますが、ここでの加熱は「全体が少し透き通るまで軽く焼く」程度に留めるのが最大のポイントです。
その後、春巻の皮で包んでから再びフライパンで焼いて熱を加えるため、最初の段階で完全に火を通してしまうと、仕上がったときに果物が崩れて食感が失われてしまいます。バナナの形や、りんごの程よいシャキッとした歯ごたえを残すためにも、粗熱を取る時間も考慮して、サッとからめる程度で引き上げてください。
果物のフレッシュな美味しさを保つ秘訣です。
バターを使った揚げ焼きで香ばしさをプラス
通常の春巻はたっぷりの油で揚げますが、このおやつ春巻はフライパンに溶かしたバターを使って焼き上げます。バターを使用することで、春巻の皮にリッチなコクと甘い香りが移り、立派な洋菓子のような風味に仕上がります。
焦げやすいので中火を保ち、こんがりとした焼き色がつくまでこまめに返しながら両面を均等に焼くことが大切です。焼く際も一度に全量を入れず、3本ずつバター10gを使って丁寧に焼くことで、ムラなく美しいきつね色に仕上がり、見た目も食感も格段に向上します。
巻き終わりののり付けをしっかりと行う
春巻を焼いている最中に中身が流れ出ないようにするため、小麦粉と水を合わせた【A】で巻き終わりをしっかりとめることが重要です。特にこのレシピでは、熱で溶けるチョコレートやバターで炒めた果物、こしあんを使用しているため、隙間があるとフライパンの中で漏れ出し、焦げの原因になってしまいます。
春巻の要領で皮を巻く際は、中に空気が入らないように少しきつめに巻き込み、最後の留め部分にはたっぷりと【A】を塗って、剥がれないようにしっかりと密封してください。美しい仕上がりのための重要な工程です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「おやつ春巻」は、バターの豊かな香りと果物やあんこの甘みが特徴のスイーツですので、合わせる飲み物によってさまざまな楽しみ方ができます。バナナとチョコレートやりんごの春巻には、ストレートのダージリンティーや、深煎りのドリップコーヒーがよく合います。
バターのコクを紅茶のタンニンやコーヒーの苦味がすっきりと洗い流し、次の一口をより美味しく感じさせてくれます。また、黒ごまとこしあんの春巻には、香ばしいほうじ茶や濃いめに淹れた緑茶がぴったりです。
もしアルコールと合わせるなら、やや甘口のデザートワインや、果実味が豊かな赤ワイン(マスカット・ベーリーAなど)をおすすめします。りんごの酸味やチョコレートの風味とワインの果実味が同調し、優雅な大人のティータイムを演出してくれます。お好みの飲み物を用意して、至福のひとときをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
おやつ春巻は、皮のパリパリとした食感と中のトロッとしたフィリングのコントラストが命ですので、出来立ての温かいうちに召し上がるのが最もおすすめです。もし残ってしまった場合は、粗熱をしっかりと取ってからラップで1本ずつ包み、乾燥を防ぐために密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。
翌日以降に食べる際は、電子レンジで軽く温めて中身を柔らかくした後、オーブントースターで皮の表面がカリッとするまで焼き直すと、出来立てに近いパリパリ感とバターの香ばしさを取り戻すことができます。焦げやすいので、トースターで加熱する際は目を離さず様子を見ながら行ってください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
ワタナベマキさんの「おやつ春巻」は、手軽な材料で3種類の本格的なスイーツが楽しめる素晴らしいレシピです。バナナとチョコの王道の組み合わせ、りんごとくるみの食感と酸味のバランス、そしてこしあんと黒ごまの和風テイストと、どれを食べても新鮮な驚きがあります。
果物を事前にバターで軽くソテーしておくひと手間で、素材の甘みが引き出され、より深みのある味わいになります。たっぷりの油で揚げるのではなく、少量のバターでフライパンを使って焼き上げるため、準備や後片付けの負担が少ないのも家庭で作る上で非常に嬉しいポイントです。
お友達を招いてのティーパーティーや、休日のお子様とのおやつ作りにも最適です。余った春巻の皮がある時はもちろん、わざわざ皮を買ってきても作りたくなる、絶品のスイーツ春巻をぜひお試しください。
