今回は、イタリア料理の巨匠として知られる片岡護さんのレシピ、「アスパラのパルミジャーノ風」をご紹介します。旬のグリーンアスパラガスを使った、シンプルながらも本格的な味わいが楽しめる極上の一皿です。
アスパラガスのシャキッとした食感とみずみずしい甘みに、パルメザンチーズの濃厚なコクと溶かしバターの豊かな香りが絶妙に絡み合います。手順は非常にシンプルで、アスパラガスをサッとゆでてからチーズとバターをかけ、オーブンで焼き上げるだけ。
特別な工程はないにもかかわらず、まるでリストランテで提供されるような洗練された味わいに仕上がります。オーブンを開けた瞬間に広がる香ばしい香りは、食欲をそそること間違いありません。素材の持ち味を最大限に生かす、プロならではの計算されたバランスが光るレシピとなっています。
前菜やワインのお供として、ご家庭でのディナータイムをワンランク格上げしてくれる一品です。片岡護さん直伝の本格的なレシピを、ぜひご自宅でお試しください。
【片岡護さんのレシピ】アスパラのパルミジャーノ風の作り方
Course: 前菜・副菜Cuisine: イタリアン2
servings10
minutes15
minutes258
kcal25
minutes今回は、イタリア料理の巨匠として知られる片岡護さんのレシピ、「アスパラのパルミジャーノ風」をご紹介します。旬のグリーンアスパラガスを使った、シンプルながらも本格的な味わいが楽しめる極上の一皿です。
材料
グリーンアスパラガス 10本
パルメザンチーズ 大さじ4
バター 大さじ4
レモン汁 少々
パセリ(みじん切り) 大さじ1
塩
こしょう
作り方
- なべに湯を沸かして塩少々を加える。バターは小なべで熱して溶かす。アスパラガスは茎の部分の皮を薄くむいて、堅めにゆでる。
- アスパラガスがゆで上がったら、湯をきって長さを15cm程度に切りそろえて耐熱性の皿に並べる。塩・こしょう各少々をふり、パルメザンチーズを全体にふりかけ、上から溶かしバターをかける。
- ポイント
- 溶かしバターは「ソース」でもあるので、まんべんなくかける。
- 200~220℃に熱したオーブンに入れて、表面に焼き色がつくまで焼く。最後にレモン汁とパセリをふりかけて仕上げる。
メモ
- 片岡護さんのレシピ (アスパラのパルミジャーノ風)
アスパラのパルミジャーノ風を美味しく作る3つの極意
アスパラガスは下処理をして堅めにゆでる
グリーンアスパラガスの根元に近い茎の部分は皮が硬く、そのまま調理すると口に残ってしまい、食感を損ねる原因になります。そのため、ゆでる前にピーラーなどで茎の皮を薄くむいておくことが大切な下処理のポイントです。また、ゆで加減にも注意が必要です。
後からオーブンに入れて加熱する工程があるため、この段階では完全に火を通し切らず、少し芯が残る程度の「堅め」にゆで上げることが重要です。そうすることで、最終的にオーブンから出したときに、アスパラガスならではのシャキッとした心地よい歯ごたえと鮮やかな緑色を保つことができます。
溶かしバターはソースとしてまんべんなく全体にかける
このレシピにおける溶かしバターは、単なる風味付けの油分ではなく、全体をまとめる重要な「ソース」の役割を担っています。耐熱皿に並べたアスパラガスとパルメザンチーズの上からかける際は、一箇所に固まらないよう、全体にまんべんなく行き渡らせるように意識してかけてください。
溶かした熱々のバターがパルメザンチーズに触れることでチーズが程よく溶け出し、バターの豊かな乳脂肪分とチーズの濃厚な旨みが一体化して極上のソースになります。これがアスパラガスにしっかりと絡み、リッチで奥深い味わいを生み出す秘訣となります。
高温のオーブンで焼き色をつけて最後にレモンを絞る
アスパラガスに塩、こしょう、たっぷりのパルメザンチーズ、そして溶かしバターをかけたら、200~220℃に予熱した高温のオーブンで一気に焼き上げます。表面のチーズに香ばしい美味しそうな焼き色がつくまで焼くことで、食欲をそそる香りが引き出されます。
そして、焼き上がった直後の熱々の状態に、少々のレモン汁とみじん切りにしたパセリをふりかけて仕上げるのが最後のポイントです。濃厚なバターとチーズの味わいに、レモンの爽やかな酸味と香りが加わることで味がキュッと引き締まり、最後まで飽きることなく美味しく召し上がっていただけます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
片岡護さんの「アスパラのパルミジャーノ風」は、バターとパルメザンチーズの濃厚でリッチな風味と、オーブンで焼き上げた香ばしさが特徴の一品です。このお料理には、程よい酸味とミネラル感のあるキリッとした辛口の白ワインが非常に好相性です。特におすすめなのは、イタリア産の白ワインです。
例えば、北イタリアを代表する「ソアヴェ」や「ピノ・グリージョ」などは、爽やかな果実味とすっきりとした後味が、濃厚なチーズとバターのコクを上手く中和しつつ、アスパラガスの青々とした風味を美しく引き立ててくれます。
また、レモン汁を最後に絞るレシピですので、柑橘系のニュアンスを持つ「ソーヴィニヨン・ブラン」と合わせるのも素晴らしいマリアージュとなります。休日のディナータイムや、特別なおもてなしの席で、ぜひ冷やした白ワインと一緒に、リストランテ気分を味わいながらゆっくりとお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
オーブンで焼き上げる料理のため、基本的には出来立ての熱々をその日のうちに食べ切るのが一番美味しく召し上がっていただける方法です。どうしても余ってしまった場合は、粗熱が取れてから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間は翌日程度を目安にしてください。
再加熱する際は、電子レンジではなく、オーブントースターなどを使い、表面のチーズが再びカリッとするまで温め直すことで、風味と香ばしさをある程度復活させることができます。
ただし、アスパラガスのシャキッとした食感は作り立てに比べて損なわれてしまうため、できる限り一度で食べ切れる量を作ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、片岡護さんのレシピ「アスパラのパルミジャーノ風」をご紹介しました。グリーンアスパラガスというシンプルで身近な食材を、パルメザンチーズとたっぷりのバターを使ってオーブンで香ばしく焼き上げることで、驚くほど本格的でリッチな一皿に仕上がります。
茎の皮を薄くむいて堅めにゆでるという丁寧な下処理や、溶かしバターをソースとしてまんべんなくかけること、そして仕上げにレモン汁で酸味のアクセントを加えることなど、少ない工程の中に美味しさを引き出すためのポイントが詰まっています。
前菜やお酒のおつまみとしてテーブルを華やかに彩ってくれること間違いなしの素晴らしいレシピです。イタリアンのプロの味を、ぜひご自宅のキッチンで再現し、ご家族や大切な方と一緒にお楽しみください。
