和菓子の定番であるいちご大福をもっと手軽に、そしておしゃれに楽しめる、料理研究家・藤井恵さんの「いちごのあん巻き」のレシピをご紹介します。
大福のように生地で中身をすっぽりと包むのは少し難易度が高く感じられがちですが、このレシピならフライパンで薄く焼いた生地でくるりと巻くだけなので、お菓子作り初心者の方でも失敗なく作ることができます。白玉粉と薄力粉をブレンドした生地は、もっちりとした極上の食感で、市販のこしあんとの相性も抜群です。
そこへフレッシュないちごの爽やかな甘酸っぱさが加わることで、一口食べるごとに至福の味わいが口いっぱいに広がります。見た目も春らしく可愛らしいので、普段のお茶請けとしてはもちろん、急な来客時のおもてなしや、ちょっとした手土産にもぴったりの一品です。
生地を焼く際は焼き色をつけず白く仕上げるのが美しさの秘訣です。藤井恵さん直伝の手軽で美味しい和スイーツを、ぜひご自宅でゆったりとお楽しみください。
【藤井恵さんのレシピ】いちごのあん巻きの作り方
Course: デザートCuisine: 和食5
servings15
minutes20
minutes163
kcal35
minutes和菓子の定番であるいちご大福をもっと手軽に、そしておしゃれに楽しめる、料理研究家・藤井恵さんの「いちごのあん巻き」のレシピをご紹介します。
材料
いちご 5コ
こしあん(市販) 150g
白玉粉 80g
水 カップ1
薄力粉 50g
砂糖 大さじ1
サラダ油 少々
作り方
- いちごはヘタを取って洗い、水けをふいて四つ割りにする。こしあんは10等分にして丸める。
- 白玉粉をボウルに入れて分量の水を加え、白玉粉の塊をゴムべらでつぶしながら、なめらかになるまでよく混ぜる。
- ポイント
- 白玉粉が小さな塊になっているので、へらで押しつぶし、なめらかにする。
- 薄力粉、砂糖を加え、よく混ぜ合わせる。
- フライパンを熱し、サラダ油を薄くぬって弱火にする。 3 を大さじ2ずつ細長く(5×14cmが目安)流す。火が通って表面が白く乾いてきたら裏返し、焼き色をつけないように表面を焼く。焼き上がったものはバットなどに上げ、冷ましておく。
- ポイント
- 生地は細長く、両端はなるべく丸くなるように流す。焦げないように弱火で焼き、白く仕上げる。
- 4 を縦に置き、手前に 1 のこしあん1コをのせる。いちご2切れでこしあんをはさみ、手前からクルリと巻く。残りも同様に巻く。
- ポイント
- 生地は14cm長さぐらいだと、ちょうどひと巻きできる。大福のように包むよりも手軽につくれる。 生地がべたつくようなら下にラップを敷いて作業する。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (いちごのあん巻き)
いちごのあん巻きを美味しく作る3つの極意
白玉粉の小さな塊を丁寧につぶしてなめらかにする
生地のベースとなる白玉粉は、そのままではダマが残りやすい性質があります。ボウルに入れて分量の水を加えたら、ゴムべらを使い、ボウルの側面に押し付けるようにして小さな塊を丁寧につぶしていくのが最大のポイントです。
ここでなめらかな状態にしておくことで、後に加える薄力粉や砂糖とも均一に混ざり合い、口当たりの良いもっちりとした生地に仕上がります。このひと手間を惜しむと、焼き上がった生地に粉っぽさが残ったり、食感が悪くなったりする原因となるため、焦らずにじっくりと混ぜ合わせるようにしてください。
弱火で焼き色をつけずに、純白の生地に仕上げる
フライパンにサラダ油を薄く塗り、大さじ2杯ずつの生地を細長く流し入れたら、必ず弱火でじっくりと加熱してください。このあん巻きの美しさは、生地の純白さにあります。火が強すぎるとすぐに焦げ目がついてしまい、見た目の上品さが損なわれてしまいます。
火が通って表面が白く乾いてきたタイミングを見極め、そっと裏返して裏面もさっと焼きます。両面に焼き色をつけないよう、火加減には常に注意を払い、白くもっちりとした状態を保ったまま焼き上げてバットなどに取り出し、しっかりと冷ましておくのが大切です。
長さ14cmの長方形に生地を流して手軽に巻く
生地をフライパンに流す際の目安は「5×14cm」の細長い形状にすることです。この14cmという長さが、いちごとこしあんを包む際にちょうどひと巻きできる絶妙なサイズになります。
大福のように生地を丸く広げて完全に包み込む作業は技術が必要ですが、この細長い生地なら、手前にあんこといちごをのせて手前からクルリと巻くだけで完成するため、非常に手軽です。
もし作業中に生地が手にくっついてやりにくいと感じる場合は、下にラップを敷いてから巻くと、ベタつかず綺麗な形に仕上げることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
藤井恵さんの「いちごのあん巻き」は、あんこのしっかりとした甘さといちごの瑞々しい酸味、そしてもっちりとした生地の食感が特徴的な和スイーツです。この繊細な味わいに合わせる飲み物としては、やはり上質な日本茶が王道です。
特に、旨味と渋みのバランスが良い煎茶や、香ばしい香りが引き立つほうじ茶は、あんこの甘さをすっきりと洗い流し、いちごのフルーティーな香りを一層引き立ててくれます。また、少し洋風に楽しみたい場合は、ダージリンなどの香りの良い紅茶や、浅煎りのフルーティーなコーヒーを合わせるのもおすすめです。
コーヒーの爽やかな酸味が、いちごの酸味と同調し、意外なほど素晴らしいマリアージュを生み出します。週末の午後のお茶の時間に、お好みの温かい飲み物と合わせて、ゆったりとしたティータイムをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
出来上がったいちごのあん巻きは、乾燥を防ぐために一つずつふんわりとラップで包み、密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室などで保存してください。いちごから水分が出やすく、生地も時間が経つと固くなってしまうため、作ってからなるべくその日のうち、遅くとも翌日中には食べ切るようにしましょう。
長時間冷やしすぎると白玉粉の生地が硬くなるので、食べる少し前に室温に戻すと、もっちりとした食感が復活して美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の藤井恵さんが提案する「いちごのあん巻き」は、ご家庭で本格的な和スイーツを手軽に楽しめる素晴らしいレシピです。難易度の高い大福とは異なり、フライパンで手軽に焼けるもっちりとした生地で、市販のこしあんとお好みのフレッシュないちごをくるりと巻くだけで完成します。
白玉粉と薄力粉を独自のバランスで配合した生地は、口当たりがなめらかで上品な仕上がり。焼き色をつけずに真っ白に焼き上げることで、いちごの鮮やかな赤色が美しく映え、視覚からも春の訪れを感じさせてくれます。
お菓子作りが初めての方でも失敗しにくい工夫が随所に散りばめられており、おもてなしや手土産にも最適な一品です。材料もシンプルで揃えやすいため、思い立った時にすぐに作れるのも魅力。ぜひ、この特別なレシピをご家庭で再現してみてください。
