お正月のおせち料理に欠かせない「伊達巻」。ふんわりとした食感と優しい甘さが魅力ですが、いざ自宅で作ろうと思うと、専用の四角い卵焼き器やオーブンの温度設定など、ハードルが高く感じられる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなイメージを覆す、堀江ひろ子さんの「スピードだて巻き」のレシピをご紹介します。このレシピの最大の魅力は、特別な道具を使わずに、ご家庭にあるオーブントースターとクッキングシートで手軽に作れる点です。
オーブン用の紙を折って手作りの型を作り、そこに卵液を流し込んで焼き上げるという画期的なアイデアで、誰でも失敗なく美しい伊達巻を完成させることができます。
さらに、すり身の代わりに市販の「はんぺん」とフードプロセッサーを活用することで、面倒な裏ごし作業を省きながら、驚くほどなめらかでふんわりとした口当たりを実現しています。お正月だけでなく、普段のお弁当のおかずやお茶請けとしても大活躍間違いなしの、堀江ひろ子さん直伝の素晴らしいレシピです。
ぜひ、この手軽さと美味しさを体験してみてください。
【堀江ひろ子さんのレシピ】スピードだて巻きの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes15
minutes164
kcal25
minutesお正月のおせち料理に欠かせない「伊達巻」。ふんわりとした食感と優しい甘さが魅力ですが、いざ自宅で作ろうと思うと、専用の四角い卵焼き器やオーブンの温度設定など、ハードルが高く感じられる方も多いのではないでしょうか。
材料
卵 2コ
はんぺん(小) 1枚(50~60g)
【A】
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ2
塩 1つまみ
作り方
- オーブン用の紙を30×30cmに切り、周囲4辺を2cm幅で2回ずつ折り返し、裏返して紙の端を立てて四隅をホッチキスでとめ、浅い箱をつくる。
- ポイント
- 周囲は紙を外側へ折り返しているので、卵液が紙の間に入らない。
- フードプロセッサーに卵を割り入れ、ちぎったはんぺん、【A】を加え、なめらかになるまで回す。
- オーブントースターの天板に 1 の箱を置いて 2 の卵液を流し、オーブントースターに入れて10~15分間、よい焼き色がつくまで焼く。
- 3 が熱いうちに、表面を下にして巻きすにのせ、箱から出す。手前から巻き、巻き終わりが下になるようにし、そのまま冷ます。
- ポイント
- 巻き終わりを下にして冷ますと、盛りつけるときに安定する。
- 完全に冷めたら巻きすをはずしてラップで包み、冷蔵庫に入れる。食べるときに1cm幅に切り分け、器に盛る。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (スピードだて巻き)
スピードだて巻きを美味しく作る3つの極意
オーブンシートの手作り箱で手軽にトースター焼き
このレシピの素晴らしい点は、専用の四角い卵焼きフライパンや本格的なオーブンを使わず、手軽なオーブントースターを活用するところです。30×30cmのオーブン用の紙を用意し、周囲を2cm幅で2回ずつ折り返して四隅をホッチキスでとめることで、即席の「浅い箱」を作ります。
この際、紙を外側へ折り返すのが重要なポイントです。内側に折ってしまうと、紙の隙間に卵液が流れ込んで形が崩れたり、焦げ付く原因になります。外側に折ることで卵液をしっかりと受け止め、トースターの天板にのせて10~15分間焼くだけで、綺麗な四角い生地が焼き上がります。
フードプロセッサーとはんぺんで究極のなめらかさ
本格的な伊達巻作りでは、白身魚のすり身を使ったり、丁寧に裏ごしをしたりと手間がかかりますが、このレシピでは市販のはんぺん(小・50~60g)とフードプロセッサーを活用することで、その手間を劇的にカットしています。
卵2個とちぎったはんぺん、砂糖大さじ1、みりん大さじ2、塩1つまみをフードプロセッサーに入れ、なめらかになるまで回すだけで生地が完成します。
はんぺんにはすでに魚の旨味と空気がたっぷりと含まれているため、しっかりと撹拌することで、ふんわりと空気を含んだ口当たりの良い極上の卵液があっという間に仕上がります。
熱いうちに巻き、巻き終わりを下にして冷ます
焼き上がった伊達巻の美しい「のの字」の断面を作るための非常に重要な工程です。トースターから取り出したら、生地が熱くて柔軟なうちに、焼き色がついた表面を下にして巻きすの上にのせます。冷めてしまうと生地が硬くなり、巻く際に割れやすくなるため、手早く作業を行うことがポイントです。
手前からしっかりと巻き込んだら、そのまま「巻き終わりを下にして」冷まします。温かいうちに形を作り、そのまま完全に冷ますことで生地が定着し、器に盛りつける際に転がらず、美しく安定した仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
堀江ひろ子さんの「スピードだて巻き」は、はんぺんの旨味と卵のコク、そして砂糖とみりんによる上品で優しい甘さが特徴です。この和のスイーツのような味わいには、定番の煎茶やほうじ茶といった日本茶はもちろんのこと、ワインを合わせるのも非常におすすめです。
特に相性が良いのが、ほんのりと甘みのあるスパークリングワインや、フルーティーなロゼワインです。イタリアの「モスカート・ダスティ」のような微発泡の甘口ワインは、伊達巻の優しい甘さを引き立てながら、口の中をさっぱりとさせてくれます。
また、日本の固有品種であるマスカット・ベーリーAを使用したフルーティーなロゼワインや、軽めの赤ワインも、みりんのコクと驚くほどよく調和します。お正月のお祝いの席や、ちょっとしたおもてなしの際に、和食とワインの新鮮なマリアージュをぜひお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
焼き上がって完全に冷ましたスピードだて巻きは、巻きすを外して全体をぴったりとラップで包んでから、冷蔵庫で保存してください。空気に触れると表面が乾燥してパサついてしまうため、ラップで密閉することが美味しさを保つ秘訣です。冷蔵庫で保存することで味が全体に馴染み、しっとりとした食感が増します。
保存期間の目安は冷蔵で2〜3日程度です。食べる直前に冷蔵庫から取り出し、包丁で1cm幅に切り分けて器に盛り付けてお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
堀江ひろ子さんの「スピードだて巻き」は、伊達巻作りの常識を覆す、家庭で手軽に実践できる画期的なレシピです。専用の型がなくてもクッキングシートで箱を作り、手間のかかるすり身作りや裏ごし作業もフードプロセッサーとはんぺんを活用することで、驚くほど簡単に本格的な味わいを再現できます。
オーブントースターで10〜15分焼くだけという手軽さながら、焼き上がりはふんわりと香ばしく、見た目も華やかです。おせち料理の一品としてはもちろんのこと、普段のお弁当の彩りおかずや、お子様のおやつ、急な来客時のおもてなし料理としても大活躍してくれます。
特別な道具や技術がなくても、誰でも美しく美味しい伊達巻が作れるこのレシピを、ぜひあなたの定番料理のレパートリーに加えてみてください。
