村田吉弘さんのレシピによる「菊花かぶ」をご紹介します。菊花かぶは、日本の伝統的な美しさと繊細な技が光るおめでたい席やおもてなしにぴったりの一品です。
かぶを菊の花に見立てて細かく包丁を入れることで、見た目の華やかさはもちろん、甘酢がしっかりと染み込みやすくなり、一口食べたときに爽やかな酸味と上品な甘みが口いっぱいに広がります。今回のレシピでは、昆布の旨みをしっかりと移した特製の甘酢を使用し、素材の味を引き立てる丁寧な手順で仕上げます。
包丁の入れ方や塩もみのコツなど、基本の工程を一つずつ確実に行うことで、誰でも美しく美味しい菊花かぶを作ることができます。ぜひご家庭で挑戦していただき、食卓をパッと彩る上品な味わいをお楽しみください。
【村田吉弘さんのレシピ】菊花かぶの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes5
minutes85
kcal20
minutes村田吉弘さんのレシピによる「菊花かぶ」をご紹介します。菊花かぶは、日本の伝統的な美しさと繊細な技が光るおめでたい席やおもてなしにぴったりの一品です。
材料
かぶ 2コ
塩 小さじ1
赤とうがらし 1/2本
【甘酢】
酢 40ml
昆布(2cm角) 1枚
砂糖 20g
水 120ml
作り方
- 【甘酢】をつくる。酢に昆布を入れ、半日ほどおく。鍋に移し、水、砂糖を加えて火にかける。軽く沸騰したら火を止めて冷まし、昆布を取り除く。
- かぶは天地を切って厚めに皮をむき、包丁で細かく格子状に切り目を入れる。下の部分を切り離さないよう、包丁の刃より下に右手の人さし指を少し出すか、かぶの前後に割りばしなどを置いて切る。
- 水200mlに塩を溶かし、 2 を加え、約30分間つける。
- かぶの水けをよく絞り、種を取った赤とうがらしとともに【甘酢】に約3時間つける。軽く水けを絞って適当な大きさに切り、赤とうがらしを小口切りにしてあしらう。
メモ
- 村田吉弘さんのレシピ (菊花かぶ)
菊花かぶを美味しく作る3つの極意
包丁の入れ方と深さの調整
かぶは天地を切って厚めに皮をむき、包丁で細かく格子状に切り目を入れます。下の部分を切り離さないようにすることが最大のポイントです。包丁の刃より下に右手の人さし指を少し出すか、かぶの前後に割りばしなどを置いて切ることで、底が切れてしまう失敗を防ぎます。
この細かな切り目が、のちに美しい菊の形状を生み出し、甘酢を隅々まで行き渡らせるための重要な役割を果たします。
塩水によるしんなりとした下処理
水200mlに塩を溶かし、格子状に切り目を入れたかぶを加えて約30分間つけます。この工程により、かぶの余分な水分が抜け、組織をしんなりと柔らかくすることができます。結果として、この後の甘酢漬けの段階でポキッと折れにくくなり、しっかりと味が染み込む理想的な状態に仕上がります。
塩分の浸透により、かぶ自体の甘みや旨みもより引き立ちます。
昆布の旨みを活かした甘酢づくり
【甘酢】をつくる際は、酢に昆布を入れて半日ほどおくことで、昆布の上品な旨みをあらかじめ酢に移します。それを鍋に移して水、砂糖を加えて火にかけ、軽く沸騰したら火を止めて冷まし、昆布を取り除きます。この一手間により、ただ酸っぱいだけではない、奥行きと深みのある本格的な甘酢に仕上がります。
かぶと赤とうがらしとともに約3時間漬け込むことで、絶妙なバランスの味わいが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
村田吉弘さんのレシピで作る「菊花かぶ」には、すっきりとした辛口の日本酒(純米酒や本醸造酒)が非常によく合います。甘酢の爽やかな酸味と昆布の上品な旨みが、日本酒のキレのある味わいと見事に調和し、お互いの味を引き立て合います。
また、ワインをお探しの場合は、ミネラル感とフレッシュな酸味を持つシャブリなどの辛口白ワインや、日本の固有品種である甲州種の白ワインもおすすめです。かぶのシャキッとした食感と甘酢の酸味が、ワインのフルーティーなニュアンスと心地よいマリアージュを生み出します。
保存テクニックと温め直し方
作った「菊花かぶ」は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、清潔な箸などで取り扱いながら2〜3日以内にお召し上がりいただくのがおすすめです。
時間が経つにつれてさらに甘酢がしっかりと染み込み、味わいの変化を楽しむことができますが、新鮮なシャキシャキとした食感を損なわないよう、早めにお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
村田吉弘さんのレシピによる「菊花かぶ」は、伝統的な和食の技術をご家庭で手軽に、かつ本格的に再現できる素晴らしい一品です。かぶに細かな格子状の切り目を入れ、塩水でしんなりさせてから、昆布の旨みが凝縮された自家製の甘酢に漬け込むことで、見た目の美しさと極上の味わいを両立させています。
赤とうがらしのピリッとした辛みが良いアクセントになり、箸休めやおもてなしの副菜として最適です。基本のコツを丁寧に守ることで美しく仕上がるため、ぜひ日々の食卓に取り入れてみてください。
