今回は、日本料理の名ォトシェフとして知られる村田吉弘さんのレシピをご紹介します。アスパラガスをなんと幅広のパスタ状に見立てていただく、驚きと工夫に満ちた絶品のおひたしです。
通常の調理法とは一線を画し、皮むき器を使ってアスパラガスを薄く細長く削ることで、驚くほどなめらかな食感と豊かな風味が引き出されます。さらに、アスパラガスの堅い部分を無駄なく活用してだしをとるという、和食のプロならではの丁寧な仕事ぶりが光ります。
油揚げの香ばしさとオリーブ油のコク、そしてピリッと効いた黒こしょうが絶妙なアクセントとなり、素材の持ち味を最大限に楽しむことができます。いつもの食卓をパッと華やかに彩る、特別な一品をぜひご自宅でお楽しみください。
【村田吉弘さんのレシピ】グリーンアスパラガスのパスタ風おひたしの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes10
minutes140
kcal25
minutes今回は、日本料理の名ォトシェフとして知られる村田吉弘さんのレシピをご紹介します。アスパラガスをなんと幅広のパスタ状に見立てていただく、驚きと工夫に満ちた絶品のおひたしです。
材料
グリーンアスパラガス 8本(280~300g)
油揚げ 1/3枚
エクストラバージンオリーブ油 大さじ1
菜の花 適宜
塩
しょうゆ
黒こしょう(粗びき) 適量
作り方
- アスパラガスは、根元の堅い部分を皮むき器で除き、除いた部分はとっておく。さらに根元から縦に皮むき器でむき、幅広のパスタ状にする。
- 水1リットルと塩20g(約大さじ1+1/3)を鍋に入れ、2%の塩水をつくる。鍋を火にかけて60℃に温め、パスタ状にむいたアスパラガスを入れて1分間ほど温度を保ちながら加熱する。アスパラガスを取り出し、ざるに上げて冷ます。ゆで汁はとっておく。
- 2 の鍋のゆで汁に 1 のアスパラガスの堅い部分を入れ、沸騰させてうまみを移し、ざるでこす。ゆで汁を冷まし、 2 のアスパラガスを10~15分間ほど浸しておく。
- 油揚げをフライパンでこんがりと両面を焼く。しょうゆを薄く塗り、4cm長さの細切りにする。
- 3 のアスパラガスを取り出して汁けをきり、油揚げを合わせてオリーブ油大さじ1であえる。器に盛り、黒こしょうをふり、あれば菜の花をあしらう。
メモ
- 村田吉弘さんのレシピ (グリーンアスパラガスのパスタ風おひたし)
グリーンアスパラガスのパスタ風おひたしを美味しく作る3つの極意
皮むき器を使ったパスタ状の仕込み
このレシピの最大の特長は、アスパラガスの根元から縦に皮むき器でむいて、幅広のパスタ状にする点にあります。根元の堅い部分をあらかじめ皮むき器で除いてから作業を行うことで、全体を均一に薄く仕上げることができます。
このひと手間によって、アスパラガス特有の歯ごたえを残しつつも、口当たりがなめらかになり、だしや調味料がしっかりと馴染みやすくなります。野菜の形状を変化させることで食感を劇的に変える、プロの素晴らしいアイデアが詰まった大切な工程です。
60℃の低温加熱と手作りのゆで汁
パスタ状にむいたアスパラガスは、水1リットルに対して塩20gを加えた2%の塩水を60℃に温め、その中で1分間ほど温度を保ちながら加熱します。高温で一気にゆでるのではなく、じっくりと加熱することでアスパラガス本来の甘みと美しい色合いを引き出すことができます。
さらに、取り出したあとのゆで汁に捨てずに残しておいたアスパラガスの堅い部分を入れ、沸騰させてしっかりと旨みを移してからざるでこすことで、無駄のない濃厚な自家製のだしが完成します。
油揚げの香ばしさとオリーブ油による調味
フライパンで両面をこんがりと焼いた油揚げに薄くしょうゆを塗り、4cm長さの細切りにして使用します。香ばしく焼き上げた油揚げの風味と食感が、しっとりとしたアスパラガスに抜群のアクセントを与えます。
さらに、汁気をきったアスパラガスと油揚げを合わせ、エクストラバージンオリーブ油大さじ1であえることで、和風の食材でありながらも洋風のパスタを思わせるような奥行きのある味わいに仕上がります。最後にふりかける黒こしょうが全体をしっかりと引き締めます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このグリーンアスパラガスのパスタ風おひたしには、すっきりとした酸味と豊かなミネラル感を持つ白ワインが非常によく合います。特に、イタリアのソアヴェや、フランスのソーヴィニヨン・ブランといった、ハーブや青草を思わせる爽やかな香りのワインを選ぶと、アスパラガス特有の清涼感ある風味と見事に調和します。
また、オリーブ油のまろやかなコクや香ばしい油揚げの旨みとも相性が良く、お互いの美味しさを引き立て合う素晴らしいペアリングとなります。
保存テクニックと温め直し方
調理後は密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。ただし、時間が経つと食感や色合いが損なわれる可能性があるため、できるだけ早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
作り置きをする場合は、あえる前の状態のまま冷蔵し、食べる直前にオリーブ油や黒こしょうで仕上げると、より美味しくお楽しみいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
村田吉弘さんによるグリーンアスパラガスのパスタ風おひたしは、野菜の魅力を最大限に引き出すプロの技が詰まった独創的なレシピです。皮むき器を使ってアスパラガスをパスタ状に見立て、60℃の塩水で丁寧に加熱することで、今までにないなめらかな口当たりと深い甘みを実現しています。
さらに、残した堅い部分から丁寧にとっただしに浸すことで、旨みが隅々まで染み渡ります。香ばしく焼いた油揚げやオリーブ油、黒こしょうとの組み合わせも絶妙で、和と洋の魅力が融合した贅沢な味わいをご家庭で簡単に再現することができます。特別な日の前菜やお酒のおつまみとしても大変おすすめの一品です。
