菰田欣也さんのバンバンジーのレシピをご紹介します。中華料理の定番であるバンバンジーですが、家庭で作るとメインとなる鶏むね肉がパサパサになってしまったり、たれがうまくお肉に絡まなかったりとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
このレシピには、鶏むね肉を驚くほどしっとりと柔らかく仕上げるプロの技がたっぷり詰まっています。最大のポイントは、鶏肉の加熱方法と冷まし方、そして茹で汁の巧みな活用にあります。
事前に菜箸で穴を開けて火の通りを均一にする工夫や、酢と砂糖を先にしっかりと混ぜて溶かすという特製だれ作りの繊細な順番など、レシピの手順に沿った見どころが満載です。練りごまの深いコクやラーユのピリッとした辛味を効かせた特製のたれは、奥深い味わいで食欲を大いにそそります。
ご家庭にいながらにして、本格的な中華料理店の味わいを再現できる素晴らしいレシピです。きゅうりのシャキシャキとした食感とトマトの爽やかな酸味が、濃厚なたれと柔らかい鶏肉に絶妙にマッチします。
特別な材料をわざわざ揃えなくても、いつものスーパーで手に入る身近な食材だけで、ワンランク上の美味しいバンバンジーが完成します。ぜひ、菰田欣也さん直伝のこのレシピに挑戦して、極上の味わいをご堪能ください。
【菰田欣也さんのレシピ】バンバンジーの作り方
Course: 主菜Cuisine: 中華2
servings15
minutes5
minutes300
kcal20
minutes菰田欣也さんのバンバンジーのレシピをご紹介します。中華料理の定番であるバンバンジーですが、家庭で作るとメインとなる鶏むね肉がパサパサになってしまったり、たれがうまくお肉に絡まなかったりとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
材料
トマト 1/2コ
きゅうり 1/2本
【ゆで鶏】
鶏むね肉 1枚(250g)
ねぎ(青い部分) 1本分
しょうが(皮ごと) 適量
顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風) 大さじ1
塩 小さじ1
【A】
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1
しょうが(すりおろす) 小さじ1/2
しょうゆ 大さじ1+1/2
練りごま(白) 大さじ2
ラーユ 小さじ2(好みで。)
ねぎ(みじん切り) 1/3本分
作り方
- 鶏肉は厚みのある部分を菜箸で数か所刺し、火の通りをよくする。ねぎは手でつぶし、香りを出す。
- 鍋に水カップ4と【ゆで鶏】の材料を入れ、中火にかける。煮立ったらアクを取り、弱火にして4~5分間ゆで、火を止める。鍋に合わせて折ったアルミ箔(はく)をかぶせ、そのまま冷ます。
- 【A】の材料のうち、酢、砂糖、しょうがをよく混ぜ合わせ、砂糖を溶かす。
- 3 に【A】の残りの材料のしょうゆ、練りごま、ラーユを順に入れてよく混ぜ、最後にねぎを入れてざっと混ぜる。
- 2 の【ゆで鶏】の皮を取り除き、肉の繊維に沿って手で細く裂く。ゆで汁適量をかけて手でよくもみ込み、鶏肉にゆで汁を吸わせる。
- きゅうりは皮むき器で皮をむき、長さを半分に切ってせん切りにする。トマトはくし形に切る。器にきゅうりとトマトを盛り、【ゆで鶏】をのせて 4 のたれをかける。
メモ
- 菰田欣也さんのレシピ (バンバンジー)
バンバンジーを美味しく作る3つの極意
鶏むね肉は菜箸で刺し、ゆで汁の中で冷ましてしっとり感をキープ
鶏むね肉をパサつかせないための最大のポイントは、加熱の仕方と冷まし方にあります。まず、厚みのある部分に菜箸で数か所穴を開けることで、火の通りを均一にし、加熱時間を短縮させます。そして鍋に水カップ4とねぎ、しょうが、調味料を入れ、煮立ったら弱火で4〜5分という短時間だけゆでます。
火を止めたら鍋に合わせて折ったアルミ箔をかぶせ、ゆで汁に浸したままゆっくりと冷まします。急激な温度変化を避け、余熱でじんわりと火を通すことで、肉の水分が逃げず、驚くほどしっとりとして柔らかい極上のゆで鶏に仕上がります。
酢と砂糖を先に混ぜ合わせる!たれ作りの繊細な順番
バンバンジーの味の決め手となる特製だれですが、材料をただ混ぜ合わせるだけではありません。このレシピでは、最初に酢、砂糖、すりおろしたしょうがをしっかりと混ぜ合わせ、砂糖を完全に溶かす工程が非常に重要です。砂糖が溶けきっていないと、味にムラができたり、舌触りが悪くなってしまいます。
砂糖が溶けたことを確認してから、しょうゆ、練りごま、ラーユを順番に加えて混ぜ、最後にみじん切りのねぎを加えることで、ごまの風味やねぎの香りが引き立ち、なめらかで一体感のある本格的な味わいのたれが完成します。
裂いた鶏肉にゆで汁をもみ込み、ジューシーさを極限まで引き出す
ゆで鶏を冷ました後の仕上げの工程にも、美味しさを格段にアップさせるプロの工夫が隠されています。皮を取り除いた鶏肉を、包丁で切るのではなく、肉の繊維に沿って手で細く裂いていきます。手で裂くことで断面が粗くなり、たれが絡みやすくなるという利点があります。
さらに、裂いた鶏肉にゆで汁を適量回しかけ、手でよくもみ込んで鶏肉にゆで汁をしっかりと吸わせるのが最大の極意です。このひと手間を加えることで、お肉がパサつくのを完全に防ぎ、噛むたびにジュワッと旨味が溢れ出すジューシーなバンバンジーになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この菰田欣也さんのバンバンジーには、しっかりと冷やした白ワインやロゼワインが非常によく合います。
特に、練りごまの深いコクとラーユのピリッとした辛味、そして酢の酸味が効いた濃厚なたれには、豊かな果実味がありつつもスッキリとした酸味を持つ「リースリング」や「ゲヴュルツトラミネール」といった白ワインがおすすめです。
これらのワインが持つ華やかな香りとほんのりとした甘みは、中華料理特有の複雑なスパイス感やごまの風味と素晴らしい相性を見せます。また、軽快でフルーティーな「ロゼワイン」も、添えられたトマトの酸味や鶏肉のさっぱりとした旨味と美しく調和し、食卓をより華やかに彩ってくれます。
ビールを合わせるなら、フルーティーな香りのある「ペールエール」も、ごまだれとよく絡んで美味しくいただけます。お酒が進む味わいですので、ぜひお好みのペアリングでお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
バンバンジーの保存についてですが、美味しく安全にお召し上がりいただくため、できれば作ってすぐの新鮮な状態でお召し上がりいただくことをおすすめします。もし保存する場合は、ゆで鶏、野菜(きゅうり、トマト)、特製だれをそれぞれ別々の密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。
最初から一緒に盛り付けてしまうと、野菜から水分が出て味が薄まったり、全体が水っぽくなってしまいます。冷蔵保存で翌日までには食べ切るようにしましょう。食べる直前に野菜とお肉をお皿に盛り付け、たれをかけることで美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、菰田欣也さんの本格的なバンバンジーの作り方をご紹介しました。家庭でよく作られる定番メニューでありながら、鶏むね肉の丁寧な扱い方や特製だれの作り方にプロならではの繊細な工夫が散りばめられており、まるで高級中華料理店でいただくようなクオリティの一皿に仕上がります。
ゆで汁の中でゆっくりと冷まし、さらに手で裂いた後にもゆで汁をもみ込んで含ませることで実現する鶏肉の圧倒的なしっとり感は、一度味わうとやみつきになること間違いありません。
練りごまの濃厚なコク、酢の爽やかな酸味、そしてラーユの心地よい辛味が絶妙なバランスで調和したたれは、鶏肉だけでなく、きゅうりやトマトの美味しさも存分に引き立ててくれます。いつもの食卓をパッと華やかにしてくれる絶品のバンバンジーです。ぜひこのレシピをご自宅で実践し、極上の味わいをお楽しみください。
