料理研究家のきじまりゅうたさんによる、「メレンゲのおかずスープ」のレシピをご紹介します。お菓子作りや他の料理などで余りがちな卵白を主役に見立てた、見た目にも新しく、食べて驚くふんわり食感の中華風スープです。
卵白をしっかりと泡立ててメレンゲ状にすることで、いつもの溶き卵のスープとは全く違う、まるで雲のようにふわふわとした口当たりを楽しむことができます。
スープのベースには手軽な中国風の顆粒チキンスープの素を使用し、そこに大きく切ったフレッシュなトマトを加えることで、鶏の旨味と爽やかな酸味が絶妙にマッチした一杯に仕上がっています。
水溶き片栗粉でとろみをつける工程があるため、メレンゲがスープの表面にふんわりと浮かび上がり、スープ自体の保温効果も高まります。朝食や少し冷える夜の食卓にはもちろん、卵黄を使った料理で卵白だけが残ってしまったときの救済レシピとしても大活躍すること間違いなしです。
身近な材料を使い、フライパン一つでサッと作れる手軽さも魅力的な、きじまりゅうたさんのアイデアが光るレシピとなっています。
【きじまりゅうたさんのレシピ】メレンゲのおかずスープの作り方
Course: スープCuisine: 中華2
servings5
minutes10
minutes60
kcal15
minutes料理研究家のきじまりゅうたさんによる、「メレンゲのおかずスープ」のレシピをご紹介します。お菓子作りや他の料理などで余りがちな卵白を主役に見立てた、見た目にも新しく、食べて驚くふんわり食感の中華風スープです。
材料
卵白 2コ分
トマト 1コ
顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと )(中国風) 大さじ1+1/2
塩 少々
黒こしょう(粗びき) 適量
【水溶きかたくり粉】
水 大さじ2
かたくり粉 大さじ1
作り方
- トマトはヘタを取って横半分に切り、縦に6等分に切る。
- 卵白をボウルに入れて塩少々を加え、泡立て器で軽くツノが立つまで泡立てる。
- フライパンに熱湯カップ3+1/2を入れて中火にかけ、スープの素を入れる。 1 を加え、サッと煮る。
- 【水溶きかたくり粉】をよく混ぜ、 3 に回し入れる。とろみがついたら 2 を再び軽く泡立てて加え、ザックリと混ぜる。器に盛り、黒こしょう適量をふる。
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (メレンゲのおかずスープ)
メレンゲのおかずスープを美味しく作る3つの極意
塩を加えてメレンゲを泡立てる
ポイントは、卵白に塩少々を加えてから泡立て器で泡立てることです。卵白に少量の塩を加えることで、タンパク質の性質が変化し、より早くしっかりと安定したメレンゲを作ることができます。軽くツノが立つまで泡立てることで、スープに加えた際にしぼみにくく、ふんわりとしたボリューム感を保つことが可能です。
また、メレンゲ自体にもほんのりと塩気がつき、スープ全体の味のバランスが引き締まるという効果もあります。卵白を泡立てる際は、ボウルに油分や水分がついていない清潔なものを使用すると、さらに泡立ちが良くなります。
トマトは大きめに切り、サッと煮る
トマトはヘタを取り、横半分にしてから縦に6等分という、あえて大きめのくし形に切ることが大切です。この大きさに切ることで、煮込んでもトマトがドロドロに崩れることなく、果肉のジューシーな食感と適度な酸味をスープの中に残すことができます。
熱湯にチキンスープの素を入れたところにこのトマトを加え、長時間煮込まずに「サッと煮る」だけに留めるのが、このレシピのポイントです。トマトのフレッシュな味わいとスープの旨味が合わさり、さっぱりとしながらも満足感のある風味に仕上がります。
とろみをつけてからメレンゲを加える
必ず水溶きかたくり粉でスープにとろみをつけてから、最後に泡立てたメレンゲを加えるのが最大の極意です。先にとろみをつけることでスープに粘度が生まれ、後から加えるふわふわのメレンゲがスープの底に沈まず、表面にふんわりと浮き上がった美しい状態をキープできます。
加える直前にメレンゲを再度軽く泡立てることで、最高のふんわり感を引き出します。とろみのついた熱々のスープと絡み合いながら、メレンゲに優しく火が入っていくため、口に入れた瞬間にシュワっと溶けるような絶妙な食感を生み出すことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このメレンゲのおかずスープには、トマトの酸味と中華風スープの旨味を引き立てる軽快なワインがよく合います。例えば、ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランのような、柑橘系の爽やかな香りとキリッとした酸味を持つ白ワインがおすすめです。
トマトのフレッシュな風味と見事に同調し、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれます。また、イタリアのスパークリングワインであるプロセッコや、スペインのカヴァなどの辛口の泡も素晴らしい相性を見せます。
メレンゲのふわふわ・シュワっとした独特の軽い口当たりと、スパークリングワインの細やかな炭酸の泡が口の中で心地よく重なり合い、毎日の食卓をより楽しく、華やかなものにしてくれることでしょう。
保存テクニックと温め直し方
このスープは、卵白を泡立てたメレンゲのふんわりとした食感が最大の魅力であるため、作りたてをすぐに召し上がるのがベストです。時間が経つとメレンゲの泡が潰れてスープに溶け込み、ふわふわとした独特の口当たりが失われてしまいます。そのため、作り置きや冷蔵保存には不向きなレシピと言えます。
どうしても余ってしまった場合は冷蔵庫で保存し、翌日中には温め直して食べ切るようにしてください。その際、メレンゲの食感はなくなりますが、美味しいトマトの中華風スープとして楽しむことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
きじまりゅうたさんの「メレンゲのおかずスープ」は、身近な材料で驚くほどの新食感を生み出す、アイデア溢れる素晴らしいレシピです。卵白を泡立てるというひと手間を加えるだけで、いつものスープがまるで雲のようなふわふわとしたごちそうスープへと変化します。
中国風のチキンスープの旨味に、大きめに切ったフレッシュなトマトの酸味が加わることで、味に奥行きが出て最後まで飽きずに楽しめます。水溶き片栗粉でとろみをつけることでメレンゲが沈まず、熱々の状態を長くキープできるのも嬉しいポイントです。
見た目のインパクトもあり、食感も楽しいこのスープは、毎日の献立のレパートリーにぜひ加えていただきたい一品です。
