人気料理人である笠原将弘さんのレシピ「帆立てと豆腐のグラタン風」をご紹介します。グラタンといえば、バターと小麦粉をじっくり炒めてホワイトソースを作る手間がかかるイメージがありますが、こちらのレシピはそんな面倒な工程を一切省いた画期的な一品です。
笠原将弘さん直伝のこのレシピでは、ホワイトソースの代わりに牛乳とチキンスープをベースにし、片栗粉でとろみをつけるという和食ならではのアプローチを取り入れています。メインとなる具材は、旨味たっぷりの帆立てと、ヘルシーで口当たりの良い木綿豆腐。
さらにしめじやねぎといった和の食材を組み合わせることで、ご飯にもお酒にもぴったりと合う、優しくも奥深い味わいに仕上がります。豆腐は包丁で切るのではなく、手でちぎって加えることで、味がしっかりと染み込むように計算されています。
オーブントースターでこんがりと焼き上げられた粉チーズとパン粉の香ばしさが食欲をそそる、手軽でありながら大満足間違いなしの和風グラタンです。日常の食卓から、ちょっとしたおもてなしの席まで幅広く活躍する一品を、ぜひご自宅でお試しください。
【笠原将弘さんのレシピ】帆立てと豆腐のグラタン風の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings20
minutes15
minutes350
kcal35
minutes人気料理人である笠原将弘さんのレシピ「帆立てと豆腐のグラタン風」をご紹介します。グラタンといえば、バターと小麦粉をじっくり炒めてホワイトソースを作る手間がかかるイメージがありますが、こちらのレシピはそんな面倒な工程を一切省いた画期的な一品です。
材料
帆立て(ゆでたもの) 8コ(240g)
木綿豆腐 2/3丁(200g)
しめじ 1/2パック(50g)
ねぎ 1/3本
粉チーズ 大さじ2
パン粉 大さじ1
バター
塩
こしょう
【A】
牛乳 180ml
チキンスープ カップ1/2(顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)<中華風>を 表示どおりに湯で溶いたもの。)
片栗粉 大さじ1+1/2
うす口しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
作り方
- 豆腐は紙タオルに包み、20分間ほどおいて水けをきる。帆立ては水けを拭く。しめじは根元を切り落とし、ほぐす。ねぎは斜め薄切りにする。【A】は混ぜ合わせる。
- フライパンにバター10gを入れて中火で熱し、帆立て、しめじ、ねぎを加え、塩・こしょう各少々をふって炒める。しめじがしんなりとしたら、 1 の豆腐を手でくずしながら加え、炒め合わせる。
- ポイント
- 豆腐はちぎると、味がしみ込みやすくなる。煮ている間にくずれるので大きさは気にしなくてOK。
- なじんだら弱火にして【A】を再び混ぜ合わせて加え、全体にとろみがつくまで木べらで混ぜながら煮る。耐熱容器に入れ、粉チーズ、パン粉をふり、オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。
- ポイント
- 片栗粉でとろみをつけると、味が重たくならず、手軽で失敗しにくい。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (帆立てと豆腐のグラタン風)
帆立てと豆腐のグラタン風を美味しく作る3つの極意
豆腐は手でちぎって味の染み込みを良くする
このレシピの重要なポイントの一つが、木綿豆腐を包丁で綺麗に切るのではなく、手で無造作にくずしながらフライパンに加えることです。豆腐の断面が不規則になることで表面積がグッと広がり、旨味たっぷりのスープや調味料が豆腐の内部までしっかりと絡みつき、味が格段に染み込みやすくなります。
また、煮込んでいる間に自然に崩れていくため、最初の段階で大きさを気にする必要は全くありません。口に運んだ際にも、ゴロッとした部分となめらかな部分の食感のコントラストが生まれ、グラタン風のソースと絶妙な一体感を奏でます。手軽でありながら、料理全体の完成度を高める理にかなった工夫です。
片栗粉を使って軽やかで失敗しにくいとろみをつける
一般的なグラタンでは小麦粉とバターからルーを作りますが、このレシピでは調味料を合わせた牛乳ベースのスープに片栗粉を加えてとろみをつけます。片栗粉を使用することで、ホワイトソース特有のどっしりとした重さがなくなり、和風の味付けにふさわしい軽やかで上品な口当たりに仕上がります。
また、小麦粉を炒める際のダマになる失敗や焦げ付きのリスクが大幅に軽減されるため、料理初心者でも手軽に、そして確実に理想的なとろみを実現できるのが大きな魅力です。
事前にしっかりと混ぜ合わせた調味料を、弱火にしたフライパンへ加える直前にもう一度かき混ぜることで、ムラなく美しいとろみをつけることができます。
木綿豆腐のしっかりとした水切りで旨味を凝縮
調理を始める前の下準備として、木綿豆腐を紙タオルに包んで20分間ほどしっかりとおき、水けをきる工程が非常に重要です。豆腐の余分な水分を抜いておくことで、炒め合わせる際に味がぼやけず、帆立てやしめじ、チキンスープから出る豊かな旨味を豆腐がスポンジのようにたっぷりと吸収してくれます。
もしここで水切りが不十分だと、煮込んでいる最中やトースターで焼いている間に豆腐から水分が染み出し、せっかくのソースが水っぽくなってしまい、とろみも弱くなってしまいます。少し時間はかかりますが、このひと手間を惜しまないことが、濃厚でクリーミーなグラタン風に仕上げるための最大の秘訣と言えます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
笠原将弘さんの「帆立てと豆腐のグラタン風」は、和風の出汁と牛乳のまろやかさ、そしてチーズの香ばしさが絶妙にマッチした一品です。このお料理に合わせるお酒としては、軽快でフルーティーな白ワインが特におすすめです。
例えば、ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランや、フランスのシャブリなどの辛口白ワインは、帆立ての繊細な甘みと魚介の旨味を美しく引き立ててくれます。また、ワインだけでなく、和食の要素が強いため日本酒との相性も抜群です。
米のふくよかな旨味を感じられる純米酒を軽く冷やして合わせると、豆腐やしめじの和の風味、うす口しょうゆの香りがさらに膨らみます。
バターや粉チーズのコクもあるため、少し酸味のある爽やかな飲み口のお酒を選ぶと、口の中がリフレッシュされ、次の一口がさらに美味しく感じられる最高のペアリングをお楽しみいただけます。
保存テクニックと温め直し方
この「帆立てと豆腐のグラタン風」を保存する場合は、粗熱がすっかり取れてから、清潔な密閉容器に移し替えて冷蔵庫で保存してください。牛乳や豆腐を使用しているため傷みやすく、冷蔵での保存期間は翌日または翌々日までを目安にし、なるべく早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
温め直す際は、電子レンジで中心までしっかりと加熱した後に、再度オーブントースターで表面を軽く焼くと、パン粉と粉チーズのサクサクとした香ばしい食感がよみがえります。冷凍保存は豆腐の水分が抜けて食感がパサパサと変化してしまうため、避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した笠原将弘さんの「帆立てと豆腐のグラタン風」は、手間のかかるホワイトソース作りを省き、身近な調味料と片栗粉を使ってあっという間に完成する、忙しい日の救世主のようなレシピです。
帆立ての奥深い旨味、しめじの食感、そしてバターの豊かなコクが、牛乳とチキンスープの優しいベースに溶け込み、手でちぎった豆腐にたっぷりと染み渡ります。うす口しょうゆとみりんを加えることで、ご飯のおかずとしても成立する絶妙な和風テイストに仕上がっているのが特徴です。
粉チーズとパン粉をふりかけてトースターで香ばしく焼き上げることで、見た目も華やかになり、食卓に並べた瞬間に歓声が上がること間違いありません。和洋の魅力を見事に融合させた笠原将弘さんのレシピを、ぜひ日々の献立に取り入れてみてください。
