テレビや雑誌でも大人気の料理人、笠原将弘さん直伝のレシピ『わかじゃが』をご紹介します。このお料理は、みずみずしい新じゃがいもと、磯の香りが豊かな生わかめ、そしてジューシーな豚バラ肉を組み合わせた、絶品の煮物レシピです。
新じゃがいもならではの皮の薄さとホクホク感を活かし、切らずに丸ごと調理するのが特徴となっています。味付けはだし、しょうゆ、酒、砂糖という基本の調味料を使用し、どこかホッとする和の味わいに仕上げられています。
新じゃがいもは皮ごと煮るため、通常は味が染み込みにくいという課題がありますが、このレシピではクタクタになるまで煮たわかめをソースのように絡めていただくという、プロならではの素晴らしい工夫が施されています。豚バラ肉から出るコクのある脂が全体に行き渡り、シンプルながらも奥深い満足感を得られる一品です。
今晩のおかずやお酒のおつまみに、ぜひ笠原将弘さんの『わかじゃが』を作ってみてください。
【笠原将弘さんのレシピ】わかじゃがの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes15
minutes557
kcal25
minutesテレビや雑誌でも大人気の料理人、笠原将弘さん直伝のレシピ『わかじゃが』をご紹介します。このお料理は、みずみずしい新じゃがいもと、磯の香りが豊かな生わかめ、そしてジューシーな豚バラ肉を組み合わせた、絶品の煮物レシピです。
材料
新じゃがいも(小) 300g
生わかめ 80g
細ねぎ 3本
豚バラ肉(薄切り) 200g
【A】
だし カップ1+1/2
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ2
砂糖 大さじ2
作り方
- 新じゃがいもはよく洗う。わかめは5cm長さに切る。細ねぎは小口切りにする。豚肉は10cm長さに切る。
- フライパンに豚肉を入れて中火で熱し、ほぐしながら炒める。脂が出てきたら、じゃがいもを皮ごと切らずに加えて油がなじむ程度に炒める。
- わかめと【A】を加えてひと煮立ちさせ、アルミ箔(はく)をかぶせて弱火で10分間ほど煮る。
- じゃがいもが柔らかくなったらアルミ箔を外して火を強め、味がからみやすいように煮汁を少しトロッとするまで煮詰める。器に盛り、細ねぎを散らす。
- ポイント
- 新じゃがは皮ごと煮ると味がしみにくいので、トロトロに煮たわかめをソースのようにからめて食べる。
メモ
- 笠原将弘さんのレシピ (わかじゃが)
わかじゃがを美味しく作る3つの極意
豚バラ肉を中火でじっくり炒めてコクのある脂を引き出す
このレシピのポイントは、最初にフライパンで豚バラ肉を中火で熱し、ほぐしながら丁寧に炒めることです。豚バラ肉をじっくり炒めることで、肉自体からジューシーな脂が溶け出してきます。
この溶け出した旨味たっぷりの脂を利用して、次に加える新じゃがいもを炒めることにより、じゃがいの表面に豚肉のコクと旨味がしっかりとコーティングされます。油を別に足す必要がなく、豚肉本来の美味しさを最大限に活かして全体に芳醇なコクをプラスすることができます。
ここでしっかり炒めて脂を出すことが、全体の味に深みを与える重要なステップとなります。
アルミ箔をかぶせて弱火で10分間煮込み、新じゃがいもを柔らかくする
わかめと調味料の【A】を加えた後は、一度ひと煮立ちさせてからアルミ箔をかぶせ、弱火で10分間ほどじっくりと煮込んでいきます。アルミ箔を落とし蓋のようにかぶせることで、少ない煮汁でも効率よく熱が全体に回り、新じゃがいもの芯までしっかりと熱を通すことができます。
弱火で10分間加熱することにより、新じゃがいもが型崩れすることなく、中までしっとりと柔らかく仕上がります。また、この煮込み時間の間に生わかめにも味が染み込み、トロトロとした柔らかい食感へと変化していきます。焦げ付かないように弱火をキープすることが美味しく仕上げるコツです。
仕上げに強火で煮汁を煮詰め、トロッとしたわかめをソースにする
新じゃがいもが柔らかくなったのを確認したら、アルミ箔を外して火を強め、一気に煮汁を煮詰めていきます。新じゃがいもは皮ごと丸ごと煮るため、表面から中まで味が染み込みにくいという性質があります。
そのため、仕上げに煮汁が少しトロッとするまでしっかりと煮詰めることで、クタクタに煮えたわかめと煮汁が濃厚なソースのような状態になります。この旨味が凝縮されたトロトロのわかめを、ホクホクの新じゃがいもにたっぷりと絡めながらいただくことで、口の中で完璧な美味しさが完成します。
煮汁を飛ばしすぎず、程よくトロみが出るまで火を入れるのが極意です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
豚バラ肉のジューシーな脂と、だしやしょうゆベースの和風の味付け、そして磯の香りが漂うわかめが融合した『わかじゃが』には、すっきりとした味わいの白ワインが非常によく合います。特におすすめなのは、日本の甲州ブドウを使用した『コウシュウ』の白ワインです。
甲州ワインが持つ穏やかな酸味とクリーンな味わいは、だしの繊細な風味を邪魔することなく、豚肉の脂っぽさを心地よく洗い流してくれます。また、海の恵みであるわかめが使われているため、ミネラル感が豊富なフランスの『シャブリ』や、イタリアの『ソアーヴェ』といった辛口の白ワインとも相性が抜群です。
これらのワインが持つ爽やかな香りとキリッとした酸味が、トロトロになったわかめのソースやホクホクのじゃがいもの美味しさを引き立て、お互いの魅力を高め合います。
保存テクニックと温め直し方
完成した『わかじゃが』を保存する場合は、しっかりと粗熱を取ってから、清潔な密閉容器に移して冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存の目安は2日〜3日程度です。保存している間に、新じゃがいもの中にじわじわとだしの旨味が染み込んでいき、作った当日とはまた違った深みのある美味しさを楽しむことができます。
食べる際は、電子レンジで温め直すか、小さめの鍋やフライパンに移して弱火で全体が温まるまで加熱してください。温めることで、冷えて固まっていた豚肉の脂が溶け、煮汁のトロトロ感とわかめのソースが復活し、出来立てのようなホクホクとした食感と豊かな風味を美味しく味わうことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、料理人の笠原将弘さん直伝のレシピ『わかじゃが』の作り方をご紹介しました。新じゃがいも、生わかめ、豚バラ肉という身近な食材を使いながらも、プロの技が光る素晴らしい和の煮込み料理です。
フライパンで豚肉の脂をしっかりと引き出し、皮付きの新じゃがいもに絡めてから、だしやしょうゆなどの調味料とわかめを加えて弱火で10分間煮込むことで、素材それぞれの旨味が一体となります。
皮ごと煮ることで味が染みにくい新じゃがいもに対し、トロトロに煮詰めたわかめをソースのように絡めて食べるという斬新で合理的なポイントが、このお料理を格別なものにしています。仕上げに散らす細ねねぎの爽やかな風味もアクセントになり、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにも最適な一品です。
ぜひ今晩の食卓に取り入れてみてください。
