平野レミさんの大人気レシピ「イタリアンおこ芸」をご紹介します。このお料理は、香ばしく揚げたカリカリのご飯(おこげ)に、鶏もも肉の旨味がたっぷりと溶け込んだ熱々で濃厚なイタリアン風のトマトあんをたっぷりとかけていただく、新感覚の一皿です。ネーミングのユニークさだけでなく、味わいも本格的そのもの。
鶏肉をじっくりと煮込んで極上のスープをとり、そこにオレガノの爽やかな香りと、完熟トマトの豊かな酸味、そしてじっくりと炒めた玉ねぎの甘みが加わることで、奥深く重層的な味わいが生み出されます。
さらに、とろみをつけた熱々の「あん」を、揚げたてのおこげにかけた瞬間に鳴る「ジュワッ」という食欲をそそる音と、サクサクからあんを吸ってモチモチへと変化していく食感のコントラストは、一度味わえば病みつきになること間違いありません。
本記事では、平野レミさん直伝のオリジナルレシピをそのままご紹介し、ご家庭で美味しく仕上げるための調理のポイントやコツをわかりやすく解説していきます。おもてなしの席や、休日の特別なランチにもぴったりな一皿を、ぜひお楽しみください。
【平野レミさんのレシピ】イタリアンおこ芸の作り方
Course: 主菜Cuisine: イタリアン2
servings10
minutes30
minutes574
kcal40
minutes平野レミさんの大人気レシピ「イタリアンおこ芸」をご紹介します。このお料理は、香ばしく揚げたカリカリのご飯(おこげ)に、鶏もも肉の旨味がたっぷりと溶け込んだ熱々で濃厚なイタリアン風のトマトあんをたっぷりとかけていただく、新感覚の一皿です。ネーミングのユニークさだけでなく、味わいも本格的そのもの。
材料
オレガノ(生) 少々(あれば)
塩 小さじ1+1/3
こしょう 少々
揚げ油 適量
黒こしょう(粗びき) 少々
【トマトあん】
トマト(完熟。大) 2コ(400g)
鶏もも肉 1/2枚
オレガノ(乾) 小さじ1
【A】
たまねぎ 1/2コ(100g)
にんにく(みじん切り) 大さじ1
赤とうがらし 1本
オリーブ油 大さじ2
水溶きかたくり粉 大さじ1(かたくり粉を同量の水で溶いたもの)
【おこげ】
ご飯 200g
小麦粉 適量
作り方
- 【トマトあん】をつくる。トマトはヘタと皮を除き、8等分のくし形に切る。鶏肉は一口大に切る。たまねぎは薄切りにする。
- 鍋に鶏肉と水カップ2を入れて中火にかけ、沸騰したらアクを取り、オレガノを加える。ふたをして火を少し弱め、煮汁が3/4量(カップ1+1/2)になるまで約20分間煮る。
- フライパンに【A】を入れて弱火にかけ、たまねぎがしんなりするまでじっくり炒める。トマトを加えてサッと炒め、 2 を汁ごと加え、塩約小さじ1+1/3、こしょう少々を加えて味を調える。中火にし、煮立ったら、水溶きかたくり粉を加えながら混ぜ、とろみがついたら火を止める。
- ポイント
- トマトを炒めたところに鶏肉を煮汁ごと加え、鶏肉のだしがきいたあんをつくる。
- 【おこげ】をつくる。ご飯を10等分にし、ポリ袋をかぶせた手でギュッと握って、平らに押しつぶす。小麦粉を薄くまぶし、170℃に熱した揚げ油でカリッとするまで揚げる。
- ポイント
- ポリ袋をかぶせた手でご飯をギュッと握ると、手が汚れず、作業がスムーズ。小麦粉を薄く広げた皿の上で押しつぶし、そのまま粉をまぶすとよい。
- 4 をすぐ器に盛り、アツアツの 3 をかける。好みで黒こしょう少々をふり、オレガノを飾る。
メモ
- 平野レミさんのレシピ (イタリアンおこ芸)
イタリアンおこ芸を美味しく作る3つの極意
鶏肉をじっくり煮込んで極上の出汁をとる
このレシピにおける味の最大の決め手となるのが、鶏肉からとる特製の濃厚なスープです。鍋に鶏肉と水カップ2を入れて中火にかけ、沸騰したら丁寧にアクを取り除くことが雑味のないクリアな旨味を引き出す第一歩となります。
その後、オレガノを加え、ふたをして火を少し弱め、煮汁が元の分量の4分の3量(カップ1と2分の1)になるまで約20分間じっくりと煮込みます。この工程により、鶏肉から上質な出汁がたっぷりと溶け出し、市販のスープの素などには出せない、自然で奥深い旨味のベースが完成します。
オレガノの豊かな香りも煮汁に移り、本格的な風味をしっかりと根付かせる重要なポイントです。
トマトの酸味と玉ねぎの甘みを引き出す火入れ
トマトあんの奥深い甘みとコクを生み出すためには、玉ねぎとトマトの火入れが非常に重要です。まず、フライパンにオリーブ油大さじ2、みじん切りのにんにく大さじ1、赤とうがらし1本、薄切りのたまねぎを入れて弱火にかけます。
ここで焦がさないように注意しながら、たまねぎがしんなりとするまでじっくりと時間をかけて炒めることで、たまねぎ本来の自然な甘みが最大限に引き出されます。その後、8等分のくし形に切った完熟トマトを加えてサッと炒め合わせます。
トマトは火を通しすぎずサッと炒める程度にとどめることで、フレッシュな酸味と果肉感を程よく残すことができ、濃厚な鶏肉の出汁と合わさった時に絶妙な味のバランスを保ちます。
手を汚さずに完璧な「おこげ」を作る工夫
サクサクで香ばしい「おこげ」を失敗なく、しかも効率的に作るための素晴らしいアイデアです。ご飯200gを10等分にする際、素手ではなくポリ袋をかぶせた手でギュッと握ることで、お米が手にくっつかず、手が汚れるストレスを完全に解消できます。作業がスムーズに進むだけでなく、衛生面でも安心です。
さらに、小麦粉をあらかじめ薄く広げたお皿の上でご飯を平らに押しつぶし、そのままスムーズに小麦粉をまぶすことで無駄がありません。準備ができたら、170℃に熱した揚げ油でカリッとするまで揚げることで、外はサクッと、中はモッチリとした完璧な食感のおこげに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
平野レミさんの「イタリアンおこ芸」には、完熟トマトの爽やかな酸味やオレガノのハーブの香り、そして鶏肉のしっかりとした旨味が詰まっています。この奥深い味わいに合わせるお酒として、まずおすすめしたいのはイタリア産の軽快な赤ワイン「キャンティ」や「サンジョヴェーゼ」です。
トマトソースの酸味と赤ワインのフルーティーな果実味が美しく調和し、料理の味わいを一層引き立ててくれます。
また、揚げたての香ばしいおこげのサクサク感には、キリッと冷やした辛口のスパークリングワイン「プロセッコ」や「カヴァ」も非常に相性が良く、口の中の油分をさっぱりと洗い流してくれるため、最後まで飽きることなく楽しめます。
お酒を飲まれない方には、冷たい炭酸水にレモンやライムを絞った柑橘系のスパークリングウォーターや、無糖のアイスティーがおすすめです。濃厚なトマトあんと香ばしいおこげの余韻をすっきりとリセットし、次の一口をさらに美味しく感じさせてくれます。
保存テクニックと温め直し方
こちらの「イタリアンおこ芸」は、出来立てのアツアツのあんをカリカリのおこげにかけていただくのが最も美味しい食べ方です。そのため、基本的には作りたてをすぐにお召し上がりいただくことをお勧めします。どうしても保存が必要な場合は、おこげとトマトあんを別々の密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。
おこげは時間が経つと湿気てしまうため、食べる直前にオーブントースターでカリッとなるまで温め直すことで香ばしさが復活します。トマトあんは小鍋または電子レンジでしっかりと再加熱し、アツアツの状態にしてからお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
本記事では、平野レミさんの大人気レシピ「イタリアンおこ芸」の作り方を詳しくご紹介いたしました。鶏肉を約20分間じっくりと煮込んで引き出した極上の出汁をベースに、完熟トマトの爽やかな酸味とオレガノの香りを効かせた本格的なイタリアン風のトマトあんは、一口食べるごとに深い旨味が広がります。
そして、ポリ袋を活用して手を汚さずに作る工夫が凝らされた香ばしいおこげは、熱々のあんをかけた瞬間のジュワッという音と、カリッとした食感がたまりません。ご家庭にある身近な材料を使いながらも、少しの工夫と丁寧な手順を踏むことで、レストランで味わうような特別感のある一皿が完成します。
休日のちょっと贅沢なランチや、ご家族や友人が集まるホームパーティーなど、食卓をパッと華やかに彩りたい時にぜひ挑戦していただきたい、平野レミさん直伝の素晴らしいレシピです。
