料理愛好家の平野レミさん直伝のレシピ「食べればおいなりさん」をご紹介します。いなり寿司といえば、甘辛く煮た油揚げを開いて、その中に酢飯を丁寧に詰めていく工程が一般的ですが、たくさん作るとなると手間と時間がかかってしまうのが悩みの種です。
そんなお悩みを鮮やかに解決してくれるのが、今回ご紹介する平野レミさんのユニークなアイデアレシピです。このレシピの最大の魅力は、その名の通り「食べればおいなりさん」になるという画期的な手法にあります。
ごはんは牛肉、ごぼう、にんじんといった旨味たっぷりの具材と一緒に炊飯器で炊き上げ、油揚げは別に甘辛く煮詰めておきます。そして食べるときに、器に盛ったごはんを油揚げで巻いて口に運ぶだけ。口の中でしっかりと「おいなりさん」の味わいが完成するという、驚きと楽しさに満ちた一品です。
牛肉のコクとごぼうの風味が染み込んだごはんと、ジュワッと煮汁があふれる油揚げの相性は抜群です。絹さやと白ごまの彩りと食感も良いアクセントになります。
忙しい日でも手軽においなりさんの味わいを楽しめる、平野レミさんならではのアイデアが光るレシピをご家庭でぜひお試しいただき、毎日の献立のレパートリーに加えてみてください。
【平野レミさんのレシピ】食べればおいなりさんの作り方
Course: 主食Cuisine: 和食4
servings15
minutes50
minutes490
kcal65
minutes料理愛好家の平野レミさん直伝のレシピ「食べればおいなりさん」をご紹介します。いなり寿司といえば、甘辛く煮た油揚げを開いて、その中に酢飯を丁寧に詰めていく工程が一般的ですが、たくさん作るとなると手間と時間がかかってしまうのが悩みの種です。
材料
油あげ 2枚(120g)
白ごま 適量
絹さや(筋をとって塩ゆでにする) 適量
【A】
牛肉(こま切れ) 100g
酒 大さじ1
【B】
米(研いで水切りする) 2合
水 カップ2
にんじん(半分に切って薄切り) 40g
ごぼう(ささがき) 80g
無添加だし あわせ(スティック) 1+1/2本(9g)
うす口しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ2
【C】
無添加だし あわせ(スティック) 1/2本(3g)
水 カップ1
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
作り方
- 【A】は合わせてもんでおく。
- 炊飯器に、 1 と【B】を入れ、軽く混ぜたら普通に炊く。
- 油揚げは、長い方を一辺残して横にひらき、縦半分、横に4等分に切る。
- 鍋に 3 と【C】を入れ、落としぶたをして、煮汁が煮詰まるまで煮る。
- 器に盛り、ごはんに半分に切った絹さやを飾り、白ごまをふる。油あげでごはんを巻いて食べる。
メモ
- 平野レミさんのレシピ (食べればおいなりさん)
食べればおいなりさんを美味しく作る3つの極意
牛肉の下味と炊き込み
このレシピのポイントの一つは、あらかじめ牛肉に酒(大さじ1)を揉み込んでから炊飯器に入れることです。牛肉に酒を揉み込むことで、お肉特有の臭みを和らげ、加熱しても柔らかく仕上がる効果があります。さらに、ごぼうやにんじんと一緒に炊き込むことで、牛肉の旨味がごはん全体にしっかりと染み渡ります。
炊飯器に材料を入れる際は、お米とだし汁、具材を軽く混ぜ合わせることで、炊き上がりの味のムラを防ぎ、どこを食べても均一で美味しい炊き込みごはんが完成します。
油揚げの切り方と煮詰め方
「食べればおいなりさん」を成立させるための重要なステップが、油揚げの扱い方です。油揚げは長い方を一辺だけ残して開き、縦半分、横4等分に切ることで、ちょうどごはんを包みやすいサイズになります。
そして鍋で煮る際は、だし汁、醤油、砂糖、みりんを合わせた煮汁と一緒に落としぶたをして、煮汁がしっかりと煮詰まるまで火にかけます。水分をしっかり飛ばすことで、油揚げに甘辛い味がギュッと凝縮され、一口食べたときにジュワッと口の中に広がる濃厚な味わいが生まれます。
食感と彩りを添えるトッピング
最後に仕上げとして盛り付ける絹さやと白ごまは、見た目の美しさだけでなく、味わいと食感のバランスを整える重要な役割を担っています。
甘辛く煮た油揚げと旨味たっぷりの炊き込みごはんは、どうしても味が単調になりがちですが、塩ゆでして半分に切った絹さやのシャキシャキとした食感と鮮やかな緑色が加わることで、最後の一口まで飽きずに楽しむことができます。
さらに白ごまの香ばしい風味が全体を包み込み、おいなりさんとしての完成度を一段と引き上げてくれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
平野レミさんの「食べればおいなりさん」には、ふくよかな果実味と優しい酸味を持つ軽めの赤ワインがよく合います。特におすすめしたいのは、日本の固有品種であるマスカット・ベーリーAを使用した赤ワインや、フランス産の軽快なピノ・ノワールです。
甘辛く煮詰めた油揚げの風味や、牛肉とごぼうの旨味が染み込んだごはんは、醤油やみりんといった和の調味料をベースにしているため、タンニン(渋み)が強すぎないフルーティーなワインが醤油の風味と同調します。
また、少し冷やしたロゼワインや、スッキリとした辛口のスパークリングワイン(例えばカヴァなど)を合わせることで、口の中に残る甘みや油分をリフレッシュさせながら楽しむこともでき、和食の献立に華やかさを添えてくれます。
保存テクニックと温め直し方
炊き上がったごはんと煮詰めた油揚げは、それぞれ別々に保存するのがおすすめです。炊き込みごはんは粗熱が取れたら1食分ずつ小分けにしてラップでピタリと包み、密閉容器に入れて冷凍庫で保存します(約2〜3週間保存可能)。
甘辛く煮た油揚げも、煮汁と一緒に密閉容器に入れて冷蔵庫で2〜3日、またはラップで包んで冷凍保存が可能です。食べるときはそれぞれ電子レンジなどで温め直し、食べる直前にごはんに油揚げを巻いてお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した平野レミさん直伝の「食べればおいなりさん」は、手間のかかるいなり寿司の常識を覆す、画期的で楽しいアイデアレシピです。
油揚げに酢飯を詰めるという最も時間のかかる作業を省き、「具材の旨味が染み込んだごはん」と「甘辛く煮詰めた油揚げ」を口の中で合わせることで、見事においなりさんの味わいを再現しています。牛肉やごぼうのおかず感のあるごはんなので、これ一品で大満足の仕上がりになります。
忙しい日の夕食や、家族みんなでワイワイと食べる食卓にぴったりの一品です。絹さやと白ごまで彩りよく仕上げ、それぞれが自分の手で包みながら食べる楽しさも味わってみてください。
