フレンチの名匠・谷昇さん直伝のレシピ「ポーチドエッグ」をご紹介します。おうちでポーチドエッグを作ろうとすると、白身が鍋の中で散らばってしまったり、形が崩れてしまったりと難しさを感じる方も多いのではないでしょうか。
谷昇さんのレシピでは、身近な調理器具を使って誰でも綺麗に仕上げるプロの技が詰まっています。そして、この料理の魅力は卵だけに留まりません。香ばしく炒めたベーコンの旨味に赤ワインビネガーの酸味を効かせ、フライパンの中でそのまま温かいドレッシングを作り上げるという見事な構成になっています。
シャキシャキのサラダほうれん草、旨味をたっぷり吸ったフランスパン、そしてトロッと溢れ出す濃厚な卵黄が一体となった味わいは、まさに絶品の一言です。朝食や特別な日のブランチ、お酒のお供にもぴったりな谷昇さんの至高のポーチドエッグレシピをぜひお試しください。
【谷昇さんのレシピ】ポーチドエッグの作り方
Course: 主菜Cuisine: フレンチ2
servings5
minutes10
minutes280
kcal15
minutesフレンチの名匠・谷昇さん直伝のレシピ「ポーチドエッグ」をご紹介します。おうちでポーチドエッグを作ろうとすると、白身が鍋の中で散らばってしまったり、形が崩れてしまったりと難しさを感じる方も多いのではないでしょうか。
材料
卵 2コ
サラダほうれんそう 60g
ベーコン 30g
オリーブ油 小さじ1
赤ワインビネガー(または酢) 大さじ2/3
エクストラバージンオリーブ油 大さじ2/3
塩 適量
フランスパン(薄切り) 適量
作り方
- ほうれんそうは食べやすくちぎり、ボウルに入れておく。ベーコンは1cm幅に切り、オリーブ油小さじ1とともにフライパンに入れて中火にかけ、ゆっくり炒めて脂を引き出す。カリカリになったら火を強め、赤ワインビネガーを加えて煮詰め、酸味をとばす。エクストラバージンオリーブ油大さじ2/3を加えて混ぜ、油ごとほうれんそうに加える。ちぎったフランスパンも加え、あえる。
- ポイント
- ベーコンのうまみに酢を加えて、フライパンの中でドレッシングをつくる。
- 鍋に湯を軽く沸騰させ、2%の塩(1リットルの場合、塩大さじ1強)を加える。冷蔵庫から出したばかりの卵を小さな耐熱容器に1コずつ割り入れ、湯の中に容器からそっと入れる。鍋底にくっついた卵白を耐熱のゴムべらではがし、穴のあいた玉じゃくしで上下を一度返す。1分間ほどしたら引き上げる。
- ポイント
- 上から落とさず、容器から静かに入れると、白身が散らず、きれいな形に。
- 1 を器に広げ、真ん中に水けをきったポーチドエッグをのせる。
メモ
- 谷昇さんのレシピ (ポーチドエッグ)
ポーチドエッグを美味しく作る3つの極意
耐熱容器から静かに沈めてきれいな形に
ポーチドエッグを作るとき、卵を高い位置からお湯に落とすと衝撃で白身が鍋全体に散らばってしまいます。谷昇さんのレシピでは、冷蔵庫から出したばかりの卵を一度小さな耐熱容器に割り入れ、お湯の中に容器ごとそっと入れるのが大きなポイントです。
さらに、鍋底にくっついた卵白を耐熱ゴムべらで優しく剥がし、穴あき玉じゃくしで上下を一度ひっくり返すことで、加熱ムラを防ぎながら美しくまとまった完璧な形状に仕上げることができます。
2%の塩分濃度で白身を素早く固める
お湯の塩分濃度を2%に設定することが、美しいポーチドエッグを作るための重要な鍵となります。水1リットルに対して塩大さじ1強(約20g)を加えることで、凝固作用が働き、卵白がお湯の中で急速に固まります。
この適切な塩分濃度があるからこそ、お湯の中で散らばることなく、短時間で表面はツルッと、中はトロトロの理想的な半熟状態を作り出すことが可能になります。茹で時間は約1分間を目安に速やかに引き上げます。
フライパンの中で極上ドレッシングを作る
ベーコンを1cm幅に切り、オリーブ油とともに中火でゆっくりと炒めてじっくり脂を引き出します。カリカリになったら火を強め、赤ワインビネガーを一気に加えて煮詰めることで、角のある酸味をとばして芳醇なコクだけを残します。
仕上げにエクストラバージンオリーブ油を加えることで、フライパンの中で最高の温かいドレッシングが完成します。これをほうれん草とフランスパンにあえることで、具材全体に濃厚な旨味が絡み合います。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この料理には、爽やかな酸味とすっきりとした果実味を持つ白ワインが非常によく合います。特にフランス・ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランで作られる「サンセール」や「プイィ・フュメ」がおすすめです。ベーコンの旨味や赤ワインビネガーの心地よい酸味と見事に調和し、卵黄の濃厚さを後味良く引き締めてくれます。
また、軽やかなスパークリングワイン「クレマン・ド・ブルゴーニュ」と合わせれば、特別なブランチにふさわしい華やかなペアリングをお楽しみいただけます。
保存テクニックと温め直し方
ポーチドエッグは卵黄のトロトロ感と温かいドレッシングの風味が命のため、作り置きには向きません。調理直後の温かい状態でお召し上がりいただくのが一番のおすすめです。
どうしても事前に準備したい場合は、サラダほうれん草とフランスパンの準備までにとどめ、ポーチドエッグとベーコンのドレッシング仕上げは食べる直前に行ってください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、谷昇さん直伝の「ポーチドエッグ」のレシピをご紹介しました。一見難しそうに見えるポーチドエッグですが、2%の塩湯を用意し、耐熱容器から静かにお湯へ入れること、そして耐熱ゴムべらや穴あき玉じゃくしを活用することで、誰でも簡単に美しい半熟卵を作ることができます。
また、炒めたベーコンの脂に赤ワインビネガーを合わせて作るフライパン仕込みのドレッシングは、サラダほうれん草やフランスパンとの相性が抜群です。とろりと溢れ出す卵黄を絡めながら食べるひとときは格別です。ぜひおうちでプロの味を再現してみてください。
