菰田欣也さん直伝の「れんこんだんごのあんかけ」の作り方をご紹介します。れんこんとむきえびを使った、中華の技法が光る本格的な一品です。ご家庭でも作りやすいように工夫されたこのレシピは、れんこんの持つポテンシャルを最大限に引き出しています。
すりおろしたれんこんのモチモチとした食感と、みじん切りにしたれんこんのシャキシャキとした歯触りが絶妙なコントラストを生み出し、一口食べるごとに驚きを与えてくれます。そこに、細かくたたいたえびのプリプリとした食感と旨味が加わることで、非常に満足感の高いだんごに仕上がります。
さらに、この料理の味の決め手となるのが、干しえびの旨味がたっぷりと溶け込んだ極上のあんかけです。干しえびの戻し汁を余すことなく使うことで、深いコクと風味が広がり、ぎんなんと絹さやが彩りと食感のアクセントを加えます。
蒸し器でふっくらと蒸し上げられたれんこんだんごに、熱々のあんがたっぷりと絡み、心も体も温まる優しい味わいです。日常の食卓はもちろん、少し特別な日のおかずとしても大活躍間違いなしの素晴らしいレシピです。
【菰田欣也さんのレシピ】れんこんだんごのあんかけの作り方
Course: 副菜Cuisine: 中華2
servings20
minutes15
minutes185
kcal35
minutes菰田欣也さん直伝の「れんこんだんごのあんかけ」の作り方をご紹介します。れんこんとむきえびを使った、中華の技法が光る本格的な一品です。ご家庭でも作りやすいように工夫されたこのレシピは、れんこんの持つポテンシャルを最大限に引き出しています。
材料
れんこん 120g
むきえび 160g
干しえび 15g
ぎんなん(ゆでたもの) 8コ
絹さや(筋を取る) 4枚
チキンスープ カップ1(顆粒チキンスープの素(中国風) を表示どおりに湯で溶く。)
水溶きかたくり粉 大さじ1+1/2(かたくり粉と水を1:1の割合で混ぜたもの。)
塩
こしょう
サラダ油 少々
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1/5
作り方
- れんこんだんごをつくる。れんこんは皮をむき、2/3量をすりおろし、残りはみじん切りにする。
- ポイント
- すりおろしたれんこんのモチモチに、みじん切りでシャキシャキ感をプラスする。
- むきえびは包丁で細かくたたいてボウルに入れ、 1 、塩・こしょう各少々を加えてよく混ぜる。このタネを4等分にし、サラダ油をぬった手で、それぞれ丸く整え、耐熱皿に並べる。蒸気の上がった蒸し器に入れ、10分間蒸す。
- ポイント
- まんじゅうのように丸く整え、くっつかないように間隔をあけて皿にのせる。
- あんをつくる。干しえびはぬるま湯カップ1/2に浸し、柔らかくなったら包丁で細かくたたく。ぎんなん、絹さやは細かく切る。
- ポイント
- 戻し汁はとっておく。
- 鍋に 3 の干しえびと戻し汁、ぎんなん、絹さや、チキンスープを入れて火にかける。煮立ったら酒、砂糖、塩小さじ1/5、こしょう少々で味を調え、水溶きかたくり粉を加えてサッと煮てとろみをつける。
- 2 のれんこんだんごをそれぞれ器に盛り、 4 のあんを等分にかける。れんこんだんごは、熱いうちに堅く絞ったぬれぶきんで茶きんに絞ると、より形よく仕上がる。
メモ
- 菰田欣也さんのレシピ (れんこんだんごのあんかけ)
れんこんだんごのあんかけを美味しく作る3つの極意
れんこんの切り方を分けて食感の黄金比を作る
このレシピの最大のポイントは、れんこんの処理方法にあります。れんこん120gのうち、2/3の量をすりおろし、残りの1/3をみじん切りにして加えるという手法をとっています。すりおろしたれんこんは、加熱することでデンプン質が糊化し、お餅のようなモチモチとした心地よい食感と自然な甘みを生み出します。
一方、みじん切りにしたれんこんは、熱を加えても特有のシャキシャキとした歯ごたえがしっかりと残ります。これらを合わせてタネを作ることで、一つのだんごの中にモチモチとシャキシャキという相反する二つの食感が共存し、食べ飽きない奥行きのある味わいを生み出しています。
むきえびのプリッとした食感とも見事に調和する、素晴らしい調理法です。
蒸し器での加熱と成形のコツ
れんこんだんごとえびを混ぜ合わせたタネは、4等分にして蒸し器で10分間蒸し上げます。この時の成形作業において、手に少量のサラダ油を塗っておくことが重要です。タネは粘り気があるため、油を塗ることで手にくっつきにくくなり、表面が滑らかな美しいまんじゅう型に整えやすくなります。
また、耐熱皿に並べる際は、加熱中にだんご同士がくっついて形が崩れるのを防ぐため、しっかりと間隔をあけて配置するようにしてください。
蒸気の上がった蒸し器で10分間という正確な時間を守ることで、中までしっかりと火が通りつつ、えびが硬くなりすぎず、れんこんのモチモチ感が最高潮に達する絶妙な蒸し上がりを実現できます。
干しえびの戻し汁を活用した極上あんの仕上げ
れんこんだんごを包み込むあんの美味しさは、干しえびの旨味をいかに引き出すかにかかっています。干しえび15gはぬるま湯カップ1/2に浸して柔らかく戻しますが、この戻し汁には干しえびの濃厚なダシと風味が溶け込んでいるため、絶対に捨てずにとっておき、チキンスープと合わせて鍋に入れます。
これにより、あん全体に海鮮の深いコクが加わります。細かくたたいた干しえび、ぎんなん、絹さやを加え、酒、砂糖、塩、こしょうで味を調えたら、仕上げに水溶き片栗粉(片栗粉と水を1:1で混ぜたもの)を大さじ1と1/2加えてとろみをつけます。
とろみがつくことで、旨味たっぷりのあんがれんこんだんごにしっかりと絡みつき、最後の一口まで最高の味わいを楽しむことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
菰田欣也さんの「れんこんだんごのあんかけ」には、干しえびの濃厚な旨味とれんこんの優しい甘みが特徴的ですので、それに寄り添うようなお酒がよく合います。中華料理の定番である紹興酒は、干しえびの風味と同調し、料理のコクをさらに深めてくれる最高のパートナーです。
常温、あるいは少し温めていただくと、より香りが広がります。また、ワインを合わせるなら、ほんのりと甘みを感じるフルーティーな白ワインがおすすめです。
例えば、ゲヴュルツトラミネールやリースリングなどの品種は、れんこんの自然な甘みやあんの繊細な旨味と見事にマッチし、口の中をさっぱりとリフレッシュさせてくれます。温かいお茶であれば、凍頂烏龍茶やジャスミン茶の華やかな香りが、食後感をすっきりとさせてくれるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
れんこんだんごのあんかけは、出来立ての熱々をいただくのが最も美味しいですが、余った場合は冷蔵保存が可能です。保存する際は、れんこんだんごとあんを別々の密閉容器に入れることをおすすめします。あんと一緒に保存すると、だんごがあんの水分を吸ってしまい、食感が損なわれる原因になります。
冷蔵庫で2日程度保存可能です。温め直す際は、だんごは電子レンジで軽く加熱するか蒸し直し、あんは小鍋に移して弱火で温め、とろみが弱くなっている場合は水溶き片栗粉を少し足して調整してください。食感が大きく変わるため、冷凍保存はおすすめしません。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、菰田欣也さんの素晴らしいレシピ「れんこんだんごのあんかけ」をご紹介しました。れんこんのすりおろしとみじん切りを使い分けることで生まれる「モチモチ」と「シャキシャキ」のコントラスト、そしてプリプリのむきえびが織りなす食感のハーモニーは、まさに一流の料理人ならではの完成度です。
干しえびの戻し汁を余すことなく活用した旨味たっぷりのあんが全体を優しく包み込み、彩り豊かなぎんなんと絹さやが目を楽しませてくれます。蒸し器を開けた瞬間に広がる湯気と豊かな香りは、食卓を一層華やかに彩ってくれることでしょう。
特別な道具を使わずとも、ポイントをしっかりと押さえることで、ご家庭で本格的な中華料理の味わいを再現できるのがこのレシピの大きな魅力です。ぜひこの機会に、心も体も温まる絶品のれんこんだんごのあんかけを作ってみてはいかがでしょうか。
