イタリアンの巨匠・片岡護さんのレシピ「たらのソテートマトソース仕立て」をご紹介します。ふっくらとしたたらを香ばしく焼き上げ、アンチョビやケイパー、オリーブの旨味がギュッと詰まった本格的なトマトソースとあわせる贅沢な一皿です。
さらに、にんにくと赤とうがらしの香りをまとわせた旬の菜の花ソテーを添えることで、彩りも鮮やかで春の訪れを感じさせる一品に仕上がります。片岡護さん直伝の技が詰まったこのレシピは、特別な日のディナーや、おうちで本格的なイタリアンを楽しみたいときにぴったりです。
素材の魅力を引き出す丁寧な下ごしらえや火入れのポイントを押さえることで、ご家庭でもプロの味を見事に再現することができます。香ばしい香りと奥深い味わいのトマトソースが絡む絶品ソテーを、ぜひ作ってみてください。
【片岡護さんのレシピ】たらのソテートマトソース仕立ての作り方
Course: 主菜Cuisine: イタリアン2
servings15
minutes20
minutes320
kcal35
minutesイタリアンの巨匠・片岡護さんのレシピ「たらのソテートマトソース仕立て」をご紹介します。ふっくらとしたたらを香ばしく焼き上げ、アンチョビやケイパー、オリーブの旨味がギュッと詰まった本格的なトマトソースとあわせる贅沢な一皿です。
材料
たら(切り身) 2切れ(160g)
にんにく 1かけ
トマトの水煮(缶詰) 250ml
パセリ(みじん切り) 大さじ2(大さじ1をソースに、残り大さじ1を仕上げに使う。)
オレガノ(乾燥) 小さじ1
塩
こしょう
小麦粉
オリーブ油
【A】
白ワイン 60ml
アンチョビ(フィレ) 1枚
黒オリーブ 3コ
グリーンオリーブ 3コ
ケイパー 大さじ1
【菜の花ソテー】
菜の花 10本
にんにく(みじん切り) 小さじ1/2
赤とうがらし(小口切り) 1/2本
作り方
- たらに塩・こしょう各少々をふり、小麦粉を薄くまぶす。にんにくはまな板の上に置き、包丁の腹でつぶす。菜の花は、塩一つまみを入れた熱湯で色よくゆで、冷水にとって粗熱を取り、水けを絞る。
- フライパンにオリーブ油大さじ1と 1 のにんにくを入れ、弱火にかける。フライパンを傾け、にんにくを揚げるようにして、香りをオリーブ油にじっくりと移す。
- 2 のフライパンでたらを焼く。まずは強火で皮側をカリッと焼き、次に弱火にして両面をじっくりと焼く。全体が薄いきつね色になって、火が通ったら、たらとにんにくを取り出す。
- ポイント
- 身がくずれやすいので、フライパンを揺するようにして、たらに火を通す。
- トマトソースをつくる。フライパンの余分な油をふき取り、【A】を入れて火にかけ、約1分間煮詰める。手で細かくつぶしたトマトの水煮を加え、少しとろみがついてきたら、パセリ大さじ1、オレガノ、オリーブ油大さじ1を加える。塩・こしょう各少々で味を調えたら、たらをそっと戻す。5~8分間弱火で煮込む。
- ポイント
- アンチョビが溶けて、全体がフツフツとしてきたらピュレ状にしたトマトを入れる。一度フライ返しなどでたらを裏返し、トマトソースをなじませる。
- 菜の花をソテーする。別のフライパンにオリーブ油大さじ1、にんにく、赤とうがらしを入れて火にかけ、香りがたってきたら、菜の花を入れる。水大さじ1を入れてサッと炒め、塩・こしょう各少々で味を調える。
- ポイント
- 水を加えることで、菜の花がふっくらとし、油っぽさも抑えられる。
- 4 のたらを器に盛る。 4 のソースを約1分間煮詰めて、水分をとばし、たらにかける。菜の花をのせ、パセリ大さじ1を散らす。
メモ
- 片岡護さんのレシピ (たらのソテートマトソース仕立て)
たらのソテートマトソース仕立てを美味しく作る3つの極意
にんにくの香りをじっくり移し、たらは強火と弱火で香ばしく焼き上げる
潰したにんにくをオリーブ油に入れ、フライパンを傾けながら弱火でじっくり揚げるように熱することで、油ににんにくの上品な香りがしっかりと移ります。たらは塩・こしょうと小麦粉をまぶしたら、まずは強火で皮側をカリッと焼き上げることが大切です。
その後、弱火に落として両面をじっくり焼き、全体が薄いきつね色になるまで火を通します。身が崩れやすい魚なので、フライパンを揺するようにして優しく火を通すのが美しい仕上がりのポイントです。
アンチョビと白ワインを煮詰め、トマトソースの旨味を凝縮させる
たらを一度取り出した後、フライパンの余分な油を軽くふき取り、白ワイン、アンチョビ、黒オリーブ、グリーンオリーブ、ケイパーを入れて約1分間煮詰めます。アンチョビが溶けて全体がフツフツと泡立ってきたところに、手で細かく潰したトマトの水煮を加えることで、コクと旨味が飛躍的に高まります。
少しとろみがついたらパセリやオレガノを加え、たらを戻して5〜8分間弱火でじっくり煮込むことで、ソースとたらが一体化します。
菜の花はサッときノリよくソテーし、仕上げに水を加えてふっくら仕上げる
菜の花は塩を入れた熱湯で色よく茹でた後、冷水にとって粗熱を取り、水けをしっかり絞ります。オリーブ油、にんにく、赤とうがらしを熱して香りが立ったら菜の花を加え、仕上げに水大さじ1を加えてサッと炒めるのがコツです。
少量の水を加えて炒めることで、菜の花が蒸されてふっくらとした食感に仕上がり、余分な油っぽさも抑えられてトマトソースやたらとの相性が抜群になります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
旨味豊かなトマトソースと香ばしい鱈のソテーには、すっきりとした酸味とコクを兼ね備えた白ワインがよく合います。イタリア・カンパーニャ州のソアーヴェや、フレッシュな酸とハーブの香りが心地よいヴェルメンティーノは、アンチョビやケイパーの塩気、オレガノの風味と素晴らしい相性を見せます。
また、軽めのロゼワインを合わせると、トマトソースの甘みと旨味が引き立ち、華やかなディナーテーブルを演出できます。
保存テクニックと温め直し方
トマトソースと一緒に煮込んだたらは、粗熱を取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で約2日保存可能です。温め直す際は、小鍋に移して弱火で優しく温めるか、電子レンジで加熱してください。その際、たらが崩れやすいので扱いには注意が必要です。
付け合わせの菜の花ソテーは食感と色が損なわれやすいため、できれば当日に召し上がるのがベストですが、冷蔵保存する場合は別容器に入れ、早めに使い切ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
片岡護さん直伝の「たらのソテートマトソース仕立て」は、家庭の食卓を本格イタリアンレストランのような華やかさに変えてくれる極上のレシピです。カリッと香ばしく焼き上げたたらと、アンチョビやオリーブ、ケイパーの旨味が溶け込んだ奥深いトマトソースの相性は抜群です。
さらに、ピリッとしたアクセントの効いた菜の花ソテーが彩りと味わいの深みをプラスしてくれます。工程ごとのポイントを押さえることで、どなたでも失敗なくプロの味を再現できます。特別な日のメインディッシュや、おいしい白ワインと一緒に楽しむ贅沢なひとときに、ぜひ挑戦してみてください。
