本格中華をご家庭で楽しめる、菰田欣也さんのレシピ「えびとチンゲンサイの炒め物」をご紹介します。ぷりぷりとしたえびの食感と、シャキシャキとしたチンゲンサイの歯ごたえがたまらない一品です。
中華料理は火加減や油通しなどの工程が難しそうに思われがちですが、菰田欣也さん直伝のこのレシピでは、ご家庭のフライパン一つで驚くほど本格的な味わいを再現できます。ポイントは、具材を炒める前にサッと「湯通し」すること。
えびと野菜を同じお湯で順番にサッと茹でることで、余分な油を使わずにヘルシーに仕上がり、さらに炒める時間を極端に短くできるため、野菜の色鮮やかさとシャキッとした食感を完璧に残すことができるのです。
オイスターソースの深いコクとしょうがやねぎの豊かな香りが食欲をそそり、白いご飯にはもちろん、冷えたビールにも相性抜群です。毎日の食卓をワンランクアップさせてくれる、至高の中華炒めをぜひお楽しみください。
【菰田欣也さんのレシピ】えびとチンゲンサイの炒め物の作り方
Course: 主菜Cuisine: 中華2
servings15
minutes10
minutes135
kcal25
minutes本格中華をご家庭で楽しめる、菰田欣也さんのレシピ「えびとチンゲンサイの炒め物」をご紹介します。ぷりぷりとしたえびの食感と、シャキシャキとしたチンゲンサイの歯ごたえがたまらない一品です。
材料
むきえび 6~8匹
チンゲンサイ 2株
生しいたけ 3枚
ねぎ(細いもの) 1/2本
しょうが 1かけ
卵白 大さじ2(卵は1コ用意し、残りはスープに使う。)
塩
かたくり粉
こしょう
サラダ油 小さじ1
【合わせ調味料】
酒 大さじ1
砂糖 小さじ2
しょうゆ 小さじ1+1/2
オイスターソース 小さじ1+1/2
かたくり粉 小さじ1/2
こしょう 少々
水 大さじ1+1/3
作り方
- チンゲンサイは長さを半分に切り、根元は縦半分に切って縦の薄切りに、葉は3~4cm長さのザク切りにする。
- しいたけは石づきを切り、一口大のそぎ切りにする。ねぎは1.5cm幅の斜め切りにし、しょうがは薄切りにする。
- えびはあれば背ワタを取り、塩・かたくり粉各少々でもみ、洗って水けをふく。塩・こしょう各少々、卵白を加えて軽くもみ、かたくり粉大さじ1弱をからめる。
- 【合わせ調味料】の材料を混ぜる。
- フライパンに多めの湯を沸かし、強火にして 3 を入れる。色が変わったら 1 の根元、しいたけ、 1 の葉の順に加えてサッとゆで、ざるにとる。
- 5 のフライパンにサラダ油小さじ1を熱し、ねぎ、しょうがを弱めの中火で炒める。香りが出たら 5 を加えて強火で炒め合わせ、 4 をからめる。
メモ
- 菰田欣也さんのレシピ (えびとチンゲンサイの炒め物)
えびとチンゲンサイの炒め物を美味しく作る3つの極意
えびの下処理とコーティングで極上のぷりぷり食感に
えびを極上のぷりぷり食感に仕上げるためには、丁寧な下処理とコーティングが欠かせません。まず、塩と片栗粉でもみ洗いすることで、えび特有の臭みや汚れをしっかりと取り除き、水気を拭き取ります。その後、塩こしょうで下味をつけ、卵白をもみ込み、片栗粉をまぶすのが最大のポイントです。
卵白がえびの水分を閉じ込める保水層となり、さらに外側にまぶした片栗粉が旨みを逃さない強固な衣の役割を果たします。このひと手間によって、加熱してもえびが縮まず、噛んだ瞬間に弾けるような弾力とジューシーさを楽しむことができます。
炒める前の「湯通し」でプロの火入れを再現
中華料理の炒め物において、野菜のシャキシャキ感と色鮮やかさを保つための極意が、炒める前の「湯通し」です。強火で沸かしたたっぷりのお湯に、火の通りにくいえびから先に入れ、色が変わったタイミングでチンゲンサイの根元、しいたけ、最後に火が通りやすい葉の部分と、時間差で加えてサッと茹でてざるに上げます。
この工程により、それぞれの食材に均一に絶妙な火が入り、炒め鍋に合わせた際の加熱時間を劇的に短縮できます。家庭のコンロの火力でも水っぽくならず、プロの料理人のような完璧な仕上がりを実現できるのです。
香味野菜の香りを引き出し、合わせ調味料を一気に絡める
仕上げの炒め工程では、香りを最大限に引き出すことと、手早い調理が求められます。まず、フライパンに少量のサラダ油を熱し、ねぎとしょうがを弱めの中火でじっくりと炒めます。ここで香味野菜の豊かな香りを油にしっかりと移すことが、料理全体の風味を決定づけます。
香りが十分に立ったら、湯通ししておいた具材を戻し入れ、ここからは一気に強火で勝負します。あらかじめ混ぜ合わせておいたオイスターソースベースの調味料を回し入れ、全体に手早く絡めれば完成です。調味料の水分を飛ばしながら旨みを凝縮させます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
菰田欣也さんの「えびとチンゲンサイの炒め物」には、オイスターソースのコクとしょうがの爽やかな風味に寄り添うお酒がぴったりです。ワインを合わせるなら、果実味が豊かで程よい酸味のある白ワインがおすすめです。
特に、フランスのアルザス地方で作られる「ゲヴュルツトラミネール」や「ピノ・グリ」は、中華料理のスパイスやオイスターソースの旨みと驚くほど調和します。
また、キリッと冷えたドライな「スパークリングワイン」や「シャンパン」も、えびのぷりぷりとした食感と野菜のシャキシャキ感をより一層引き立て、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
ワイン以外であれば、すっきりとした飲み口の「紹興酒」を少し冷やして合わせるか、定番の「青島ビール(チンタオビール)」を合わせると、まるで高級中華レストランにいるかのような贅沢なマリアージュをお楽しみいただけます。
保存テクニックと温め直し方
えびとチンゲンサイの炒め物は、出来立てのシャキシャキとした食感と風味が最も美味しいため、基本的には作ってすぐにお召し上がりいただくことをおすすめします。どうしても余ってしまった場合は、清潔な保存容器に入れ、粗熱がしっかりと取れてから冷蔵庫で保管してください。保存期間の目安は翌日までです。
温め直す際は、電子レンジを使うとえびが固くなりやすく、野菜から水分が出てしまうため、フライパンでサッと炒め直すのが美味しく復活させるコツです。ただし、どうしても食感は損なわれるため、早めの消費を心がけましょう。
このレシピのまとめと栄養のポイント
菰田欣也さんのレシピ「えびとチンゲンサイの炒め物」は、本格的な中華の味わいを家庭で手軽に再現できる素晴らしい一品です。えびに卵白と片栗粉をコーティングする丁寧な下処理が、驚くほどのぷりぷり食感を生み出します。
さらに、具材をあらかじめ時間差で湯通しするというプロならではの手法を取り入れることで、家庭の火力でも水っぽくならず、チンゲンサイの鮮やかな緑色とシャキシャキとした歯ごたえを見事に残すことができます。
しょうがとねぎの香りを移した油で手早く炒め合わせ、オイスターソースの旨みが効いた特製ダレを絡めれば完成です。ご飯のおかずとしても、特別なお酒のおつまみとしても大活躍する、栄養満点で彩り豊かな至極の中華炒めです。毎日の料理のレパートリーにぜひ加えてみてください。
