今回は、日本料理の大家である村田吉弘さんのレシピをご紹介します。日々の食卓で魚料理をより美味しく、そして手軽に楽しみたい方にぴったりの「かれいといんげんのさっぱり煮つけ」です。
煮つけと聞くと、味が濃くなってしまったり、魚の生臭さが気になってしまったりと、少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、村田吉弘さんのレシピでは、うまみ酢や砂糖を使った絶妙な配合の煮汁を使用し、すっきりとしながらもコクのある味わいに仕上げています。
さらに、魚の臭みをしっかりと取り除くための丁寧な下ごしらえを行うことで、上品で料亭のような味わいを家庭のフライパンで簡単に再現することができます。淡白なかれいに出汁をしっかりと吸わせ、彩り豊かなさやいんげんを添えることで、見た目にも美しく、栄養バランスも優れた一品となっています。
普段の夕食のメインおかずとしてはもちろんのこと、おもてなしの席や和食をじっくりと味わいたい休日にも非常におすすめです。ぜひ今回のレシピを参考に、村田吉弘さん直伝の本格的な味わいを ご家庭の食卓でお楽しみください。
【村田吉弘さんのレシピ】かれいといんげんのさっぱり煮つけの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes10
minutes210
kcal20
minutes今回は、日本料理の大家である村田吉弘さんのレシピをご紹介します。日々の食卓で魚料理をより美味しく、そして手軽に楽しみたい方にぴったりの「かれいといんげんのさっぱり煮つけ」です。
材料
かれい(切り身) 2切れ(220g)
さやいんげん 8本
木の芽 適宜
【A】
うまみ酢 カップ1/2
水 カップ1/2
砂糖 小さじ2
作り方
- 鍋に湯を沸かして、かれいを1切れずつサッとくぐらせ、氷水にとる。表面をぬぐって洗い、紙タオルで水けを拭き取る。さやいんげんは両端を少し切り落とし、5cm長さに切る。
- ポイント
- 魚を熱湯にくぐらせて、表面が少し白くなったところを洗い流す下ごしらえが「霜降り」。魚のアクやウロコなどが取れて、くせが抑えられる。
- フライパンに【A】を入れて混ぜる。かれいを並べ入れ、水でぬらした落としぶたをして強火にかける。
- ポイント
- 落としぶたは、オーブン用の紙をフライパンの直径に合わせて切り、穴をあけたものでもよい。
- 煮汁が1/3量ほどになったら、さやいんげんを加え、再び落としぶたをして1~2分間煮る。器に盛って煮汁をかけ、あれば木の芽をあしらう。
- ポイント
- さやいんげんに火が通ったタイミングで、煮汁も程よく濃度がつき、照りが出る。
メモ
- 村田吉弘さんのレシピ (かれいといんげんのさっぱり煮つけ)
かれいといんげんのさっぱり煮つけを美味しく作る3つの極意
熱湯を使った丁寧な霜降り下ごしらえ
このレシピのポイントは、鍋に湯を沸かしてかれいを1切れずつサッとくぐらせ、氷水にとる下ごしらえです。表面が少し白くなったところを水で洗い流し、紙タオルで水けを拭き取ります。この工程は「霜降り」と呼ばれ、魚特有のアクやウロコ、余分なぬめりや臭みをしっかりと取り除くために非常に重要な役割を果たします。
熱湯にくぐらせることで魚の表面のタンパク質がギュッと引き締まり、煮崩れを防ぎながら、仕上がりのくせを抑えてすっきりとした上品な味わいに仕上げることができます。
水でぬらした落としぶたを用いた効率的な煮込み
このレシピのポイントは、フライパンに【A】のうまみ酢カップ1/2、水カップ1/2、砂糖小さじ2を入れて混ぜ、かれいを並べ入れたら、水でぬらした落としぶたをして強火にかけることです。
落としぶたをすることで、少ない煮汁でもしっかりと全体に熱と味が均一に行き渡り、短時間で効率よく味を含ませることができます。オーブン用の紙をフライパンの直径に合わせて切り、穴をあけたものでも代用可能であり、蒸気を適度に逃がしながら煮汁を程よく循環させることが可能です。
さやいんげんを加えるベストなタイミング
このレシピのポイントは、煮汁が1/3量ほどになったタイミングで、5cm長さに切ったさやいんげんを加え、再び落としぶたをして1〜2分間煮ることです。煮汁が1/3量まで煮詰まることで程よく濃度がつき、全体に美しい照りが出てきます。
この最適なタイミングでさやいんげんを投入することにより、鮮やかな緑色とシャキッとした食感を損なうことなく、程よく火を通すことができます。器に盛って煮汁をかけ、あれば木の芽をあしらうことで、風味豊かな最高の仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
かれいといんげんのさっぱり煮つけには、すっきりとした酸味と爽やかな風味が特徴の白ワインや、キリッとした冷酒が非常によく合います。うまみ酢を使った甘酸っぱく上品な煮汁の味わいと、淡白なかれいの上質な旨味を、ワインの程よいミネラル感と酸味が優しく引き立ててくれます。
特に、冷やしたシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどを合わせると、料理全体のさっぱりとした口当たりと絶妙に調和し、食卓をより一層華やかに彩ります。お好みのお酒とともに、贅沢なマリアージュをゆっくりとお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
作り置きや保存をする場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は、冷蔵保存で2〜3日以内となります。食べる際には、電子レンジなどでしっかりと再加熱するか、鍋に移して温め直してからお召し上がりください。
なお、風味や食感を損なわないためにも、できるだけ早めにお召し上がりいただくことをおすすめいたします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は村田吉弘さんによる「かれいといんげんのさっぱり煮つけ」の作り方をご紹介しました。熱湯にくぐらせて表面を洗い流す「霜降り」という丁寧な下ごしらえを行うことで、魚の生臭さやアクをしっかりと取り除き、カレイ本来の上品な旨味を引き出すことができます。
うまみ酢や水、砂糖を合わせた煮汁にカレイを並べ、水でぬらした落としぶたをして強火で煮ることで、短時間でしっかりと味を染み込ませることが可能です。
煮汁が1/3量ほどに煮詰まったタイミングでさやいんげんを加え、1〜2分間一緒に煮ることで、野菜の鮮やかな色合いと食感をキープしながら、全体に美しい照りと濃度を出すことができます。器に盛り付けて煮汁をかけ、仕上げに木の芽をあしらえば、ご家庭でも料亭のような本格的な味わいを楽しむことができます。
材料もシンプルで手順も分かりやすいため、日常のメインおかずからおもてなしまで幅広く活躍するレシピです。ぜひ今回の作り方を参考に、ご自宅のキッチンで挑戦してみてください。
