テレビや雑誌で大活躍されている平野レミさんのオリジナルレシピ、「ぶりかけ」の作り方をご紹介します。ぶりの切り身を小さく切り、しょうゆやみりん、砂糖などの定番調味料で甘辛く煮詰めたこの一品は、まさに「ご飯泥棒」と呼ぶにふさわしい最強の常備菜です。
ふっくらとしたぶりの身に、濃厚な旨味がたっぷりと染み込み、ひと口食べればお箸が止まらなくなること間違いありません。このレシピの最大の魅力は、手軽に手に入るぶりの切り身を使って、驚くほど短時間で本格的な佃煮風のおかずが完成する点にあります。
魚料理は下処理や調理が面倒だと思われがちですが、平野レミさん直伝のこの方法なら、皮と小骨を取り除いて煮汁で一気に煮絡めるだけなので、忙しい日の夕食作りにもぴったりです。さらに、仕上げにたっぷりと加える粉山椒が、単なる甘辛煮とは一線を画す洗練された風味を生み出します。
山椒のピリッとした心地よい刺激と爽やかな香りが、ぶりの脂の甘みと見事なハーモニーを奏でます。毎日の食卓はもちろん、お弁当のおかずや晩酌のお供としても大活躍する「ぶりかけ」。ぜひ、たっぷりの白いご飯を用意して、この絶品レシピをお試しください。
【平野レミさんのレシピ】ぶりかけの作り方
Course: 常備菜Cuisine: 和食4
servings10
minutes10
minutes254
kcal20
minutesテレビや雑誌で大活躍されている平野レミさんのオリジナルレシピ、「ぶりかけ」の作り方をご紹介します。ぶりの切り身を小さく切り、しょうゆやみりん、砂糖などの定番調味料で甘辛く煮詰めたこの一品は、まさに「ご飯泥棒」と呼ぶにふさわしい最強の常備菜です。
材料
ぶり(切り身) 300g
粉ざんしょう 小さじ1+1/2
【A】
酒 大さじ5
みりん 大さじ5
しょうゆ 大さじ5
砂糖 大さじ1+1/3
作り方
- ぶりは皮と小骨をできるだけ除いて、小さめのそぎ切りにする。
- 鍋に【A】を合わせ、煮立ったら、ぶりを入れて、汁けがなくなるまで6分間ほど煮る。余分な脂は収り除く。
- ポイント
- 煮汁を混ぜ合わせ、砂糖が溶けて煮立ってから、ぶりを入れる。 煮汁を全体にからめながら、保存がきくように汁けがなくなるまでしっかりと煮る。
- 仕上げに粉ざんしょうをふり入れて混ぜ、火を止める。
メモ
- 平野レミさんのレシピ (ぶりかけ)
ぶりかけを美味しく作る3つの極意
煮汁が煮立ってからぶりを加える
このレシピのポイントは、調味料(酒、みりん、しょうゆ、砂糖)を鍋に合わせて火にかけ、しっかりと砂糖が溶けて煮立ってからぶりの切り身を入れることです。煮立っていない冷たい状態の煮汁から魚を入れてしまうと、魚の生臭さが煮汁全体に溶け出してしまい、仕上がりの風味が大きく損なわれてしまいます。
あらかじめ煮汁を沸騰させておくことで、ぶりの表面のタンパク質が素早く凝固し、旨味を中に閉じ込めると同時に臭みの流出を防ぐことができます。また、砂糖を完全に溶かしておくことで、味にムラができず、全体に均一な甘辛い味わいがしっかりと行き渡ります。
汁気がなくなるまでしっかり煮詰める
ぶりの旨味を最大限に引き出すためには、汁気がなくなるまで約6分間、しっかりと煮詰めて全体に煮汁を絡めることが重要です。水分を飛ばすことで味が凝縮され、ご飯のお供に最適な濃厚な味わいに仕上がります。さらに、しっかりと火を通し水分を少なくすることは、保存性を高めるという大きなメリットもあります。
常備菜として長く美味しく楽しむためにも、中途半端に水分を残さず、鍋底の煮汁がほとんどなくなる状態まで丁寧に煮絡めてください。煮ている途中で出てくる余分な脂を丁寧に取り除くことで、冷めても脂っぽくならず、スッキリとした上品な仕上がりになります。
仕上げの粉山椒で風味を引き締める
甘辛く濃厚な味付けのぶりかけにおいて、最後に加える粉山椒が全体の味わいを引き締める決定的な役割を果たします。粉山椒は香りが飛びやすいため、必ず火を止める直前の仕上げのタイミングでふり入れ、サッと混ぜ合わせるのがコツです。
山椒特有の爽やかでピリッとした刺激と華やかな香りが加わることで、こってりとしたぶりの脂や濃いめの味付けの輪郭がはっきりとし、最後まで食べ飽きない深みのある味わいに昇華されます。このひと手間で、ただの甘辛煮ではない、ワンランク上の大人な味わいを持つ絶品のご飯のお供が完成します。
山椒の香りを最大限に活かしましょう。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
甘辛く濃厚な味付けに粉山椒の爽やかなアクセントが効いた「ぶりかけ」は、白いご飯の最高のお供であることはもちろん、お酒のおつまみとしても非常に優秀です。日本酒であれば、魚の旨味を引き立てる純米酒や、山椒のピリッとした刺激に寄り添うキレのある辛口の冷酒が格別の相性を見せます。
ワインを合わせる場合は、果実味の強い赤ワインよりも、軽快で酸味のあるタイプを選ぶのがおすすめです。例えば、フランスのピノ・ノワールや、国産の固有品種であるマスカット・ベーリーAを使用した赤ワインなどは、しょうゆやみりんを使った甘辛い和風の味付けと見事に調和します。
また、白ワインであれば、山椒の柑橘系に似た爽やかな風味と同調するソーヴィニヨン・ブランも意外なほどよく合います。お好みの銘柄とともに、至福のひとときをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
この「ぶりかけ」は、汁気がなくなるまでしっかりと煮詰めているため、常備菜として冷蔵保存に適しています。粗熱が完全に取れたら、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は、冷蔵で約3〜4日程度です。
食べる際は、清潔な箸を使って必要な分だけ取り出すようにし、容器内に雑菌が繁殖しないよう注意してください。冷たいままでも味が馴染んで美味しくいただけますが、電子レンジで軽く温め直すと、ぶりの脂が適度に溶けて出来立てに近い柔らかな食感と香りが復活します。
お弁当のおかずやおにぎりの具材としても大活躍する便利な一品です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
平野レミさん直伝の「ぶりかけ」は、ぶりの切り身を小さく切り、甘辛い煮汁で汁気がなくなるまでしっかりと煮絡めた、究極のご飯のお供です。特別な食材を使わず、スーパーで手に入るぶりの切り身とご家庭にある基本的な調味料だけで、誰もが驚くほど本格的な味わいを作り出すことができます。
煮立たせた煮汁に魚を入れることで臭みを抑え、余分な脂を丁寧に取り除きながら煮詰めることで、魚の旨味だけをぎゅっと凝縮させています。そして、最後に加える粉山椒の爽やかな香りと刺激が、全体の味を見事に引き締めてくれます。
毎日の食卓の力強い味方として、またお酒のおつまみやお弁当の定番おかずとして、一度作れば何度もリピートしたくなる魅力に溢れたレシピです。ぜひご家庭で挑戦し、その美味しさを体感してみてください。
