飛田和緒さんのレシピ「塩まいたけ」をご紹介します。常備菜や調味料代わりとして大活躍する、シンプルながらもまいたけの旨味を最大限に引き出す素晴らしい一品です。材料はまいたけ2パック(200g)と粗塩小さじ1強(6g)のみという、究極に無駄を削ぎ落とした構成になっています。
粗塩の量はまいたけの重量のちょうど3%に計算されており、この絶妙な塩分濃度がきのこ本来の豊かな風味と香りをギュッと閉じ込めます。まいたけは水洗いせずに紙タオルで優しく汚れをはらうことで、特有の良い香りを逃さず、水っぽくなるのを防ぐのが特徴です。
そのままご飯のお供にするのはもちろん、パスタの具材、スープの出汁代わり、炒め物の風味付けなど、和洋中問わず幅広い料理に応用できる万能な保存食となります。毎日の食卓の準備をぐっと楽にしてくれる、飛田和緒さんならではの知恵が詰まった塩まいたけ。
きのこが美味しい季節にたっぷり作って、冷蔵庫に常備しておきたくなる魅力的なレシピです。ぜひこの機会に、ご自宅で手作りしてみてはいかがでしょうか。
【飛田和緒さんのレシピ】塩まいたけの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings5
minutes5
minutes10
kcal10
minutes飛田和緒さんのレシピ「塩まいたけ」をご紹介します。常備菜や調味料代わりとして大活躍する、シンプルながらもまいたけの旨味を最大限に引き出す素晴らしい一品です。材料はまいたけ2パック(200g)と粗塩小さじ1強(6g)のみという、究極に無駄を削ぎ落とした構成になっています。
材料
まいたけ 2パック(200g)
粗塩 小さじ1強(6g)(まいたけの重量の3%。)
作り方
- まいたけは紙タオルで汚れをはらって根元を切り落とし、食べやすい大きさにほぐす。
- 塩きのこ のつくり方 2 ~ 4 と同様につくる。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (塩まいたけ)
塩まいたけを美味しく作る3つの極意
水洗いせず紙タオルで汚れを落とす
まいたけをはじめとするきのこ類は、水に非常に弱い食材です。水で洗ってしまうと、スポンジのように水分を吸い込んでしまい、せっかくの豊かな香りや旨味が水と一緒に流れ出てしまいます。また、仕上がりが水っぽくなり、保存性も低下してしまいます。
このレシピのポイントは、紙タオルを使って優しく表面の汚れをはらい落とすだけに留めることです。根元を切り落とした後は、手で食べやすい大きさにほぐすことで、包丁の金気を移さず、断面が不規則になって塩味がより馴染みやすくなります。香りを最大限に活かすための大切な下準備です。
まいたけの重量に対して3%の塩分を厳守する
このレシピにおいて最も重要なのは、まいたけの重量(200g)に対してきっちり3%にあたる粗塩(6g、小さじ1強)を使用することです。この「3%」という塩分濃度は、保存性を高めるだけでなく、まいたけの内部から水分と旨味を効率よく引き出すための黄金比率です。
塩が少なすぎると保存がきかず傷みやすくなり、多すぎると塩辛くなりすぎて他の料理にアレンジしにくくなります。まいたけのパックによって内容量が微妙に異なる場合があるため、キッチンスケールで正確に重量を計り、その3%の粗塩を計算して加えるのが、いつでも同じ美味しさを再現するコツです。
基本の「塩きのこ」の手順を応用して仕上げる
手順にある通り、下準備をしたまいたけは「塩きのこ」の基本手順(2〜4)と同様の方法で仕上げていきます。一般的に塩きのこは、きのこをサッと加熱して熱いうちに塩と和える、あるいは清潔な保存容器に入れて塩と馴染ませていくことで作られます。
まいたけは加熱されることでさらに旨味成分であるグアニル酸が引き出され、粗塩と合わさることで天然の旨味調味料のような深い味わいに変化します。加熱時間や和えるタイミングなど、基本の塩きのこのセオリーを守ることで、まいたけ特有のシャキシャキとした食感と濃厚なダシを余すところなく堪能できる一品が完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
塩まいたけは、そのままでも素晴らしいおつまみになりますが、お酒と合わせることでさらに豊かな食卓を演出できます。まいたけの持つ土の香りと凝縮された旨味には、軽めの赤ワインや、樽香のあるふくよかな白ワインがよく合います。特におすすめなのが、フランスのブルゴーニュ地方で作られるピノノワールです。
きのこ特有の香り(スーボワ)とピノノワールの熟成香は非常に相性が良く、塩まいたけの旨味を優しく包み込んでくれます。また、白ワインであれば、少しコクのあるシャルドネを選ぶと、まいたけの風味と絶妙にマッチします。日本酒を合わせる場合は、純米酒のぬる燗が最適です。
お米のふくよかな甘みと、塩まいたけのしっかりとした塩気、そしてきのこのダシが口の中で見事に調和し、ついついお酒が進んでしまう最高のペアリングとなります。
保存テクニックと温め直し方
塩まいたけは保存食として非常に優秀です。完成したら、必ず煮沸消毒またはアルコール消毒をした清潔なガラス瓶などの密閉容器に入れて保存してください。冷蔵庫で保存し、取り出す際は必ず清潔な箸やスプーンを使用することで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
保存環境にもよりますが、適切な塩分濃度(3%)で作られ、衛生的に管理されていれば冷蔵庫で約1週間から10日程度は美味しく楽しむことができます。時間が経つにつれて塩がまいたけの奥まで馴染み、よりまろやかで奥深い味わいに変化していく過程も楽しめます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は飛田和緒さんのレシピである「塩まいたけ」の作り方をご紹介しました。まいたけと粗塩だけという最小限の材料で作られるこの一品は、きのこが持つ本来のポテンシャルを最大限に引き出す、まさに魔法のような保存食です。
まいたけの重量に対して3%という緻密に計算された塩分濃度が、絶妙な旨味と保存性を両立させています。水洗いせずに紙タオルで汚れを拭き取るという丁寧な下ごしらえが、豊かな香りを守る秘訣です。
そのまま小鉢として食卓に出すのはもちろん、オムレツに混ぜ込んだり、炊き込みご飯の具にしたり、パスタソースのベースにしたりと、日々の料理の心強い味方になってくれます。作り置きしておけば、忙しい日の献立作りがぐっと楽になるはずです。
ぜひ飛田和緒さんのレシピをお試しいただき、塩まいたけの奥深い美味しさを実感してください。
